計量テンソル
計量テンソル
計量テンソル
の取りうる値の範囲を とし, を という記号とします。なる変換を施すとき( とは特殊相対論では慣性系,一般相対論では局所慣性系とよばれる系における座標のことです。いまは基準の座標と思えば良いです), 計量テンソルを と定義します。
計量テンソルがテンソルであることは内積を定義したのちに示します。定義から,計量テンソルは対称です。つまり,
ベクトルの大きさ
ベクトルの大きさ
一般になる変換を施すとき, という式により,はスカラーであるとわかるので,これをもって反変ベクトルの大きさを定義することにします。
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内積の定義
内積の定義
もスカラーであることを証明します。
証明
反変ベクトル に対して, という新たな反変ベクトルを考える。このベクトルの大きさを考える。 はベクトルの大きさで一定であるから, も一定でなければならない。これにより題意は示された。
よって,これをもって2つの反変ベクトルの内積を定義します。
計量テンソルはテンソルである
計量テンソルはテンソルである