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干渉縞はCD上に乗って見えるんですか??

スクリーンに写しているわけではないようなので、どこで反射して観測者の目に届いてるのか分かりません。懐中電灯→CD→目までの光の経路を教えてください。

ベストアンサー

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CDの干渉縞は、CD上に直接見えるのではなく、CDから反射した光が観測者の目に届くことで観察されます。光の経路は以下のようになります。

①懐中電灯(光源)からCDに向かって光が照射されます。

②CDの表面にある微細な溝(トラック)で光が反射します。

CDの表面には、データを記録するための微細な溝(ピットとランド)が規則的に並んでおり、これが回折格子として機能します。光がこれらの溝に当たると、回折と干渉が起こり、特定の方向で光が強め合います。この結果、虹色の干渉模様が形成されます

③反射した光は干渉を起こし、特定の角度で強め合います。

④干渉によって強められた光が観測者の目に届きます。

このとき、観測者はCD上に直接干渉縞を見ているように感じますが、実際にはCDから反射した光が目に届いている状態です。

この過程で、CDの表面全体が回折格子として機能し、円形の干渉パターンを生成します。観測者が目線や角度を変えると、異なる色や模様が見えるようになります。

CDは円形であり、その溝も同心円状に配置されているため、干渉縞も円形になります。白色光の場合、波長ごとに回折角度が異なるため、虹色の模様として観察されます。

CDを斜めに傾けることで、異なる角度から反射された干渉光を見ることができます。より鮮明な観察には暗い環境で行うと効果的です。また、「CD虹見箱」のような装置を使えばスクリーン上に投影して観察することも可能です。

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