2010年京都大学理系第5問の整数問題です。
サイトやら参考書やらを漁ってみましたが、全て同じ解法をとっていて、面白くありません。
自分は最初、 と見て二項定理からなんとかいこうとしましたが、実力不足なのか複雑すぎるのか、うまく論証できず今モヤモヤ中です。
ちなみに模範回答は全て、(1)を帰納法で、(2)は と置いてやっています。
自分の解法でうまく論証できれば一番簡単な解法だと思います。
自分の正しいかどうかわからない回答もはっつけておきます。
整数が得意な方お願いします🤲🤲🤲


ベストアンサー

削除済みユーザー
整数 に含まれる素因数 の重複度を -進付値といい, と書きます。
例.,,
問題 (1) は の -進付値を評価する問題です。
問題 (2) は の -進付値を評価する部分が本題です。
整数 の -進付値を評価するには次のようにします。
1. を因数分解,
2. の対数的ふるまい()によって積を和に変換,
3.項をそれぞれ適切な法(-進付値を考えているのだから当然 のべき乗を法にとる)のもとで評価。
以下の解答例ではこの手順にしたがいます。
(1)
を因数分解して,
ここで であるから,.したがって,
(2)
とおく.
ここで であるから,.したがって,
仮定より であるから,
は で単調増加,かつ であるから, においてこの不等式は成り立たない.すなわち または .
どう論証してもこのくらいの複雑さにはなると思います。
しいて二項展開で議論する場合は次のように展開します。
これは の -進表示,ただし各桁がキャリーオーバーした -進表示になっています。キャリーオーバーを上位の桁へ移してみると下位の桁にちょうど 個の が並ぶことが証明できます。議論の中核は二項係数 の -進付値を評価することです。
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そのほかの回答(1件)
この回答でも悪くないと思うけど、いくつか添削
(1)最後ののところはもう少し計算過程を分かりやすくした方がいい。一つ前の式の最後の項は確かにの倍数だが、他の項はどうかが一目で分かりにくい。
(2)「がで割り切れることが必要」のあと
必要→必要と並べるよりはこっちの方がいいかな
「また、このときが必要」→「つまりを満たすを求めればよい」
グラフは文字じゃないので、きちんと「グラフより」などと書く方がいい
「(グラフ)よりが必要」→「グラフよりであるから、」
最後の検算のところは、べつに逆をとっているわけではないので
「逆にこの時~なので証明終り」→「のとき~、のとき…だから確かに正しい(証明終り)」
個人的な考えだから参考程度にして欲しい。
回答ありがとうございます。自分の回答の不安な点として、(2)の「これが で割り切れるなら、 はそれで割り切れる」の部分で、mが小さい時や、特に、この-4mが二項定理の他の項で打ち消されて0になる場合があると困るんです。打ち消されるならこの4mは何の倍数であってもいいということになるかと思うので。どう思いますか?採点者ってこういうところまでちゃんと採点してるんですかね、、、
必要の連呼しがちだったので助かります、ありがとうございます。
そのあたりはしっかり見てなかったですね…。
(1)利用すればで割れること使えばいいかと思ってたので。
ひとまずが偶数だから見れば大丈夫そうですね。