解決済み

京大の確率が全然解けません。nがらみの問題がほとんどなのですが、どういうふうに着手すれば良いのかもわからないですし、nが3とか4とか5とかで実験してみるんですけど、それでもわからないんです。どうしたらよいでしょうか。確率のできる人はどのように考えて答えに行き着くのでしょう。

例えば下のような問題です。

ベストアンサー

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とりあえず問題の操作がどのようなものかを数式に直すことを考えたらいいのでは。


初期位置をxx,表が出たときの位置をf(x)(x)、裏が出たときの位置をg(x)g(x)とする。

表が出たとき点0に関して対称の点より、

x+f(x)=0f(x)=xx+f(x)=0\longrightarrow f(x)=-x


裏が出たとき点1に関して対照より、

x+g(x)=2g(x)=2xx+g(x)=2\longrightarrow g(x)=2-x


よって、

{ff(x)=f(x)=x (表・表)gf(x)=g(x)=x+2 (表・裏)fg(x)=f(2x)=x2 (裏・表)gg(x)=g(2x)=x (裏・裏)\begin{cases}f\circ f(x)=f(-x)=x\ (\text{表・表})\\g\circ f(x)=g(-x)=x+2\ (\text{表・裏})\\f\circ g(x)=f(2-x)=x-2\ (\text{裏・表})\\g\circ g(x)=g(2-x)=x\ (\text{裏・裏})\end{cases}

である。


このことから、

1.(表・表)もしくは(裏・裏)のとき元に戻る。

2.(表・裏)のとき正の方向に2動く。

3.(裏・表)のとき負の方向に2動く。

ことが分かる。


(1)上記の変化の仕方から、(表・表)もしくは(裏・裏)のとき元の位置に戻るので、求める確率は

1212+1212=12\dfrac{1}{2}\cdot\dfrac{1}{2}+\dfrac{1}{2}\cdot\dfrac{1}{2}=\dfrac{1}{2}


(2)初期位置が0であるので、硬貨を2回投げる操作を1セットとすれば、上記の変化の仕方から「(表・裏)が(1)(n-1)回、(表・表)もしくは(裏・裏)が1回」のとき、座標222n-2の位置となる。


(表・裏)が(1)(n-1)回かつ(表・表)が1回となる場合の数はnn通り、

(表・裏)が(1)(n-1)回かつ(裏・裏)が1回となる場合の数はnn通りなので、

求める確率は

n+n22n=2n22n=n(12)2n1\dfrac{n+n}{2^{2n}}=\dfrac{2n}{2^{2n}}=n\left(\dfrac{1}{2}\right)^{2n-1}

である。

返信(5件)

凄すぎるんですけど、これって何分ぐらい考えましたか?(計算除いて方針をたてるのに)

最初に(2)の2n2n回ってのを見て、「あぁ偶数回じゃないと出せないんだなぁ」と考えてからf,gf,gの組み合わせを作ったので、5分くらいでしょうか?

正直言って、簡単ですか?ちょっと、泣きそうで関数の問題に今逃げてるんですけど、この問題もそんなにすらすら解けるのか、知りたいです。

こんなの、初見で解ける人いないと思ってます。

なんとなくはわかります。実際に計算してみないと分からないですが、

番号nnのカードの下に入れ続けたら、n1n-1回終了時に番号nnが一番上に来ますよね?だから、1回だけは番号nnよりも上に戻してもいいはずです。

あとは全事象がnnn^nですよね。


みてすぐわかるのはそれくらいですね。


後はやっぱり積み重ねですよ。たぶん自分が高校生の時に見たって解けたとは思えません。

それ、この問題の核心です。

質問者からのお礼コメント

質問者からのお礼コメント

なんとかコツを掴めるよう、沢山経験を積みます。参考になりました。

ありがとうございました。

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