否定の慣用表現まとめ|英語の否定表現を否定語を含まないパターンまで一覧化し例文付きで解説

更新日時 2021/11/11

英語には否定を表す表現や語が多く存在します。

ここでは否定の意味を持つ慣用表現について例文や使い方と共に解説します。

否定の基本的な内容についてはこちらの記事でそれぞれ解説しています。

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目次
  • 否定語を用いた慣用表現 20選

  • 否定語を使わず否定の意味を示す慣用表現 12選

  • 【大学受験英語対策】練習問題

否定語を用いた慣用表現 20選

not be long before

(1) It will not be long before your dream comes true.
君の夢が実現する日もまもなくだろう(そう遠くないだろう)。

not be long before〉で、「〜はまもなく・そう遠くない」という意味になります。

「〜が起きるまでの時間が長くない」という直訳的な表現をわかりやすい日本語に直すと上のようになります。

cannot help doing / cannot but do

(2) I couldn’t help crying when I haer the story.
私はその話を聞いて思わず泣いてしまった。

(3) He cannot but laugh.
彼は笑わずにはいられなかった。

cannot help doing [cannot but do]〉で、「〜せざるをえない、思わず〜してしまう」という意味になります。

cannot help の後は動名詞、cannot but の後は動詞の原形であるところに注意する必要があります。

cannot ~ too …

(4) You cannot be too careful when you are traveling alone.
ひとりで旅するときはいくら用心しても用心し過ぎることはない。

cannot ~ too …〉で、「いくら~してもしすぎることはない」という意味になります。too の後に入るのは形容詞または副詞です。

no longer / not any longer

(5) You are no longer children.
君たちはもはや子供ではない。

(6) We don’t have money any longer.
私たちにはもはやお金がない。

no longer 〜 [not 〜 any longer]〉で、「もはや〜ではない」という意味になります。

「これ以上長くは〜ではない」という意味から、「今はもはやそうではない」という意味になっています。

there is no doing

(7) There is no telling exactly what will happen tomorrow.
明日起こることを正確に言うことはできない。

there is no doing〉で、「〜することはできない」という意味になります。

書き換えとして〈it is impossible to do〉や〈no one can do〉などを使うことができます。

there is no way

(8) There is no way it snows in the desert.
砂漠に雪が降るなんてありえない。

there is no way〉で、「〜なんてありえない」という意味になります。

No way. だけでも日本語の「まじか!」「ありえない!」のような意味で会話などで使われます。

nothing but

(9) I can speak nothing but Japanese.
私は日本語しか話すことができない。

nothing but 〜〉で、「〜だけ、ばかり」という意味になります。

but には「〜以外」という意味があり、nothing but で「〜以外なにもない = 〜だけ」という意味になっています

have nothing to do with 〜

(10) I have nothing to do with the matter.
私はその件と何も関係がない。

have nothing to do with 〜〉で、「〜とは関係がない」という意味になります。

逆に「関係がある」と言いたいときには〈have something to do with 〜〉という表現もできます。

have no choice but to do

(11) He had no choice but to study English.
彼は英語を勉強するしかなかった。

have no choice but to do〉で、「〜するしかない」という意味になります。

直訳すると「〜する他に選択肢がない」となり言い換えると「〜するしか無い」という意味になっています。

by no means / not 〜 by any means

(12) The organization was by no means perfect.
その組織は決して完璧ではなかった。

(13) The organization was not perfect by any means.
その組織は決して完璧ではなかった。

by no means / not 〜 by any means〉で、「決して〜ない」という意味になります。

「手段」という意味の means から、「手段が全くない → 決して〜ない」と発展したと考えられています。

in no way / not 〜 in any way

(14) I’m in no way to blame.
私は決して悪くない。

(15) I’m not to blame in any way .
私は決して悪くない。

in no way / not 〜 in any way〉で、「決して〜ない」という意味になります。

「方法」という意味の way から、「方法が全くない → 決して〜ない」と発展したと考えられています。

never fail to do

(16) He never fails to submit his homework on time.
彼は必ず宿題を時間通りに提出する。

never fail to do〉で、「必ず〜する」という意味になります。

fail to だけで「失敗する」という否定の意味になりますが、それを never でさらに否定しているため「決して失敗しない = 必ず〜する」という意味になっています。

no sooner 〜 than … / hardly 〜 when …

(17) The concert had hardly [scarcely] started when [before] she arrived.
彼女が到着するとすぐにそのコンサートが始まった。

(18) No sooner had he found his mother than he burst into tears.
彼は母を見つけるやいなや、堰を切ったように泣き出した。

no sooner 〜 than … / hardly 〜 when …〉で、「〜するとすぐに…する」という意味になります。

こちらの構文は理解が難しいため、こちらの「準否定語」の記事で画像つきで詳しく解説しています。

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not 〜 until …

(19) We don’t understand how important it is until we lose it.
= It is not until we lose something that we understand how important it is.【強調構文】
私達は失って初めてその大切さを理解する。

not 〜 until …〉で、「…して初めて~する」という意味になります。

「…するまで」という until が使われていて「…するまで~しない」という直訳的な意味から「…して初めて~する」の意味になっています。

強調構文の形で使われることも多く、注意が必要です。

not in the least

(20) I’m not in the least happy.
私は少しも幸せではない。

not in the least〉で、「少しも・まったく〜ない」という意味になります。

同様の意味の表現として 〈not at all〉 などがあります。

not to mention

(21) He has been to Kumamoto, not to mention Fukuoka.
彼は福岡は言うまでもなく、熊本へも行ったことがあります。

not to mention〉で、「言うまでもない」という意味になります。

not to mention の後ろには例文のように名詞を置くことも可能ですが、文章を置いて文全体を「言うまでもなく、」とすることもできます。

not a+名詞

(22) There is not a cloud in the sky.
空には雲ひとつない。

not a+名詞〉で、「ただひとつの〜もない」という意味になります。

文法上正しいとは限らないですが、イメージとしては「ひとつの」という a に not がかかっていて「ひとつすらない」と考えると理解しやすいです。

no+名詞 whatever

(23) we have no plans whatever.
私たちは計画がまったくなにもない。

no+名詞 whatever〉で、「全く〜ない」という意味になります。

whatever なしでも文章として通じますが、これをつけることで「全くない」と強調することができます。

never … without 〜 ing

(24) He never leaves home without carrying his cell phone.
彼は家を出るとき必ず携帯電話を持っていく。

never ~ without doing〉は、「…すれば必ず〜する」という意味になります。

二重否定の形で直訳すると「〜することなしには…しない」であり、そこから「…すれば必ず〜する」という肯定的な表現になっています。

never ~ in all one’s life

(25) I’ve never been late in all my life.
私は一度も遅刻をしたことがない

never ~ in all one’s life〉は、「一度も〜ない」という意味になります。

all がなくても意味は通じますが all があることでより「一度も」というのが強調されています。

否定語を使わず否定の意味を示す慣用表現 12選

anything but

(26) She is anything but a fool.
彼女は決して愚か者ではない。

anything but 〜〉 で、「決して〜ではない」という意味になります。

意味としては、never などと同様の意味になります。

fail to do

(27) I failed to arrive in time.
私は時間内に着くことができなかった。

fail to do〉で、「〜できない」という意味になります。

fail は「失敗する」という名詞で「〜に失敗する = 〜できない」という意味になっています。

far from

(28) She is far from a liar.
彼女は少しも嘘つきではない。

far from 〜〉で、「少しも〜ではない」という意味になります。

far の持つ「離れている」の意味から 〈far from 〜〉で「〜からかけ離れている = 少しも〜ではない」という意味になっています。

anything but や never などと書き換えることができます。

free from

(29) No one is free from weakness.
弱点のないひとはいない。

free form 〜〉で、「〜がない」という意味になります。

直訳すると「〜から解放された、〜に束縛されない」という意味になりますが、それが転じて「〜がない」となっています。そのため、「〜」にはマイナスの意味の内容が置かれます

in vain

(30) Police searched in vain for the missing girl.
警察は行方不明の少女を捜索したが無駄だった。

in vain〉で、「無駄に、効果なく」という意味になります。

形容詞の vain 自体の意味は「うぬぼれた、虚栄心の強い」などであり 〈in vain〉 で「虚栄 = 現実でないこと → 無駄」という意味になっていると考えられます。

書き換えとして fluitless(成果のない) などがあります。

beyond

(31) The civilization was beyond our understanding.
その文明は我々には理解できなかった。

beyond 〜〉で、「〜できない」という意味にも使われます。

前置詞 beyond の基本の意味は「〜の向こうに」でありそこから転じて「〜できる範疇の向こうにある(を越えている) = 〜できない」という意味になっています。

above

(32) He is above telling lies.
彼は嘘をつくような人ではない。

above 〜〉で、「〜ではない」という意味にも使われます。

前置詞 above の基本の意味は「〜より上の方に」でありそこから転じて「〜の範囲の上である(を越えている) = 〜ではない」という意味になっています。

the last+名詞 to do

(33) He is the last person to break his words.
彼は決して約束を破らない。

the last+名詞 to do〉で、「決して〜しない」という意味になります。

直訳すると「最後に〜する…」となりますが、これは「最後に〜する = 最も〜しそうにない → 決して〜しない」というようになっています。

too 〜 to do

(34) This soup is too hot to drink.
このスープは熱すぎて飲むことができない。

too 〜 to do〉で、「あまりに〜なので…できない」という意味になります。

直訳すると「…するには〜すぎる」となり、これでも訳としては十分ですがよりわかりやすい日本語にすると上のような訳になります。

prevent (+名詞) from

(35) The rain prevented the game from starting.
雨が試合が始まるのを妨げた。

prevent (+名詞) from 〜〉で、「(…が)〜するのを妨げる」という意味になります。

remain to be 〜

(36) It remains to be seen whether you are right or wrong.
あなたが正しいか間違っているかはまだわからない。

remains to be 〜〉で、「まだ〜されていない」という意味になります。

be yet to do

(37) The real war is yet to come.
本当の戦いはまだこれからだ。

be yet to do〉で、「まだ〜していない」という意味になります。

【大学受験英語対策】練習問題

練習問題で定着度を確認しましょう。

練習問題

問1 次の文章を日本語に訳しなさい。

(1) There is no telling if he will show up.

(2) I am far from shy.

(3) He had no sooner arrived than he took a shower.

(4) It won’t be long before he can speak English.

(5) She is the last person to trust.

解答

問1

(1) 彼が現れるかどうかわからない。

(2) 私は少しもシャイではない。

(3) 彼は到着するやいなやシャワーを浴びた。

(4) 彼が英語を話せるようになるのももうすぐだろう。

(5) 彼女は決して信頼できない人間だ。

どの表現も、もとの単語や直訳的な意味とつなげて覚えることで理解がしやすいよね。

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