独立分詞構文とは|分詞構文との違い・主語の置き方・beingの省略などを徹底解説

更新日時 2021/09/01

英語を学習していくと、分詞という概念を知ることになります。その内の一つに独立分詞構文というものがあります。

今回はそんな独立分詞構文について、単なる分詞構文との違いや使い方を解説していきます。

目次
  • 独立分詞構文とは

  • 独立分詞構文の用法

  • 慣用表現

  • 【大学受験英語対策】練習問題

独立分詞構文とは

独立分詞構文とは、分詞の意味上の主語と文の主語が一致していない分詞構文のことです。

以下の例文を参考に、単なる分詞構文との違いを見ていきましょう。

(1)Waiting at the station, I met Tom.
駅で待っていると、私はトムに会った。

(2)It being Sunday, the park was very crowded.
日曜日なので、その公園はとても混雑していた。

(1)が分詞構文です。駅で待っているのも、トムに会ったのも、どちらも「私」という同一人物です。

(2)が独立分詞構文です。カンマより後ろの部分である主節の主語が「その公園」だったのに対し、独立分詞構文の箇所は曜日を表すitが意味上の主語となります。

なお独立分詞構文は、分詞構文よりもさらにかたい表現で、口語で使われることはほぼありません。

独立分詞構文の用法

次に、独立分詞構文の使い方について見ていきましょう。

基本的な使い方

(3)I feel thirsty because it is very hot today.
今日はとても暑いので、私は喉が乾く。

上の文を分詞構文に書き換えることを考えます。

まずbecause前後の部分を確認すると、前半の主語が私なのに対し、後半の主語がitになっていて、2文の主語が一致していないことがわかります。

ここで登場するのが独立分詞構文です。because以下を分詞構文に書き換えますが、この時主語は残した上で動詞を分詞(今回は現在分詞なのでbeing)に書き換えます。

以下の文が完成形です。単なる分詞構文とは異なり文頭に主語が置かれています。

(4)It being very hot today, I feel thirsty.
今日はとても暑いので、私は喉が乾く。

付帯状況のwith

主節で表していることと同じタイミングで起きていることを補足的に説明する時、with +(代)名詞+分詞 の形が使われます。

大抵の場合で分詞の意味上の主語と文の主語が一致していないので、これも独立分詞構文の一種と見なせます。

(5)I got out of the car with the engine runnning.
私は車のエンジンをかけたまま車から出た。

(6)Some people sleep with their arms folded.
腕を組みながら眠る人もいる。

消えるbeing

独立分詞構文ではしばしば、beingが省略されています。

(7)The class (being) over, I got home.
授業が終わったので、私は家に戻った。

there is~の分詞構文

there is ~の文を分詞構文にする場合、there being もしくは there having been となります。

ちなみにこれはかなりかためな表現になります。

(8)There being no bus, we had to walk.
バスがなかったので、私たちは歩かなければいけなかった。

慣用表現

(9)Generally speaking, Japanese people are shy.
一般に日本人は恥ずかしがり屋だ。

(10)Speaking of children, how old is your son?
子供といえば、息子さんはおいくつですか?

上記のように、分詞の意味上の主語を書かない慣用表現があります。

この他にも多くの慣用表現があります。以下に表で列挙します。

慣用表現 意味
generally speaking 一般に
frankly speaking 率直に言って
strictly speaking 厳密に言えば
speaking of A Aといえば
judging from A Aから判断すると
all things considered あらゆる点を考慮すると
taking A into consideration Aを考慮に入れると
considering〜 〜を考慮すると
seeing〜 〜を考えれば
given〜 もし〜なら
providing [provided] S V もしSがVするなら
weather permitting 天気がよければ

【大学受験英語対策】練習問題

練習問題で定着度を確認しましょう。

練習問題

問1 以下の英文を分詞構文を使って書き換えよ。
The barber shop was closed because it was Monday.

問2 次の英語の文章を和訳しなさい。
Judging from the look of the sky, we’ll have a rain this evening.

解答

問1
It being Monday, the barber shop was closed.
(説明)
この文章を和訳すると「月曜日なので、その床屋はしまっていた」となります。床屋がしまっていた理由を、because以下が説明しているので、この部分を分詞構文に書き換えます。ただし今回は節ごとに主語が違うので、独立分詞構文にする必要があります。従属節の主語itを残した上で、動詞を分詞(今回は現在分詞なのでbeing)に書き換えましょう。

問2
空模様から判断すると、夕方雨が降るだろう。
(説明)
judging from は慣用表現で、「〇〇から判断すると」という意味です。

「独立分詞構文」というラベリングは受験英語特有のものですよね。割り切って学習するのもいいですが、たまにはネイティブ目線で考えるのもありかもしれません。調べるとどうやら主語の部分に主格ではなく目的格を用いることもあるようです。

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