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回答(1件)
仮説検定の手順は下記の通りです。
1. 統計的に正しいか否かを判断したい仮説(対立仮説)を立てる。
2. 対立仮説を否定する仮説(帰無仮説)を立てる。
3. 基準となる確率を定める。
4. 帰無仮説の元で得られたデータが起こる確率(p)を求める。
5. pが基準となる確率より小さい場合,帰無仮説を棄却し,対立仮説が妥当であると判断する。pが基準となる確率より大きい場合,帰無仮説は棄却されない。
今回の問題では,次のようになります。
1. 正しいか否かを判断したい仮説(対立仮説)は「改良後のケーキは改良前よりおいしい」です。
2. 対立仮説を否定する仮説(帰無仮説)は「改良前のケーキと改良後のケーキのおいしさに差はない」となります。
3. 基準となる確率は5%です。
4. 帰無仮説の元で30人中20人以上が「改良後がおいしい」と回答する確率(p)は,公正なコインを30回投げて表が20回以上出る確率と同じなので,表の内容からその確率(p)は 4 + 2 + 1 + 1 / 200 = 7 / 200 = 3.5% となります。
5. 3.5%は5%より小さいので,帰無仮説を棄却し,「改良後のケーキは改良前よりおいしい」という仮説が妥当であると判断します。