先ずは状況を整理して見ましょう。
問題文より、
a3=1
k=1∑8ak=−10
が分かりますね。
さて、この問題のポイントは何でしょうか?
この問題のポイントはanが等差数列だと分かって居ると言うことです。
anは等差数列なので初項をα、公差をdと置くと、an=α+(n−1)dと表せますね。
これを使うと、
第三項は
a3=α+(3−1)d=α+2d、
初項から第八項までの和は
k=1∑8ak=k=1∑8{α+(k−1)d}=21⋅8⋅{α+(α+7d)}=21⋅8⋅(2α+7d)=8α+28d
(総和計算のところでは等差数列の和が21⋅項数⋅(初項+第n項)で表されることを使いました。いちいち分配法則を使って計算する必要がないのでお勧めですよ。)
これと先程問題文から読み取ったことを組み合わせると、
α+2d=1
8α+28d=−10
この連立方程式を解くとα=4,d=−23が得られるので、初項は4、公差は−23だと分かります。