【例文付き】「承知いたしました」の英語表現とそれぞれのニュアンス

「承知いたしました」というフレーズは情報の理解や受け入れ、または指示への従う意思を示す際に頻繁に使用されます。

英語には、この「承知いたしました」に相当する様々なフレーズがあり、それぞれのシーンやニュアンスに応じて選択することができます。

「承知いたしました」の英語表現

「承知いたしました」という日本語の表現に相当する英語のフレーズはいくつかあります。それぞれが異なる文脈やニュアンスを持ちます。

「承知いたしました」の英語
  • Understood: 直接的で、受けた情報や指示を理解したことを示します。
  • Acknowledged: ややフォーマルな表現で、情報や指示を受け取ったことを確認しています。
  • I see: よりカジュアルで、情報を受け入れ理解したことを示します。
  • Got it: 非公式な状況で使われ、情報や指示を理解したことを簡潔に伝えます。
  • I understand: 理解していることを明示し、より柔らかい印象を与えます。
  • I am aware: 事実や情報に対する認識と理解を示すフォーマルな表現です。
  • Roger that: 通信や軍事的な文脈で使われ、指示や命令を受け取ったことを確認する表現です。
  • Noted: 相手のメッセージや指示を受け入れ、メモを取ったことを示す簡潔な表現です。
  • Certainly: 確認や同意を示すフォーマルな表現で、相手の要求に対する肯定的な返答を示します。
  • You have my word: 約束や合意を強調し、誠実な意向を示す表現です。

これらの表現は、ビジネスや日常生活のさまざまな状況で使われ、指示や情報を受け取り、それに応じて行動する意思を示す際に便利です。

Understood

“Understood” は、情報や指示を受け取り、それを理解したことを簡潔に表現する英語のフレーズです。この表現は、直接的で、話者が明確に指示や情報を理解し、それに従う意志があることを示します。ビジネスの文脈や正式な状況でよく使用され、効率的かつクリアなコミュニケーションを促します。

以下に「Understood」を使った3つの例文とその日本語訳を示します。

  1. “Make sure to complete the report by Friday.” “Understood, I will ensure it’s done on time.”
    日本語訳:「金曜日までにレポートを完成させてください。」「承知しました、時間通りに終わらせます。」

  2. “This project requires extra attention to detail.” “Understood, I’ll be meticulous.”
    日本語訳:「このプロジェクトは細部への注意が必要です。」「了解しました、細心の注意を払います。」

  3. “We need to change our strategy to meet the new objectives.” “Understood, I’ll adjust our plans accordingly.”
    日本語訳:「新しい目標を達成するために戦略を変更する必要があります。」「承知しました、それに応じて計画を調整します。」

Acknowledged

“Acknowledged” は、情報や指示を受け取ったことを公式に確認する際に使われる英語のフレーズです。この表現は、受け取った情報や指示に対する理解と受け入れを示しつつ、ややフォーマルなニュアンスを持ちます。ビジネスの文脈で特によく使われ、書面や電子メールでのコミュニケーション、または公式の場での応答に適しています。

以下に「Acknowledged」を使った3つの例文とその日本語訳を示します。

  1. “Your report on the project has been received and is being reviewed.” “Acknowledged, thank you for the update.”
    日本語訳:「あなたのプロジェクトに関する報告書を受領し、現在検討中です。」「承知しました、更新情報をありがとうございます。」

  2. “We will be implementing a new policy starting next month.” “Acknowledged, we will prepare accordingly.”
    日本語訳:「来月から新しい方針を実施します。」「了解しました、それに応じて準備します。」

  3. “The meeting time has been changed to 3 PM.” “Acknowledged, I will adjust my schedule.”
    日本語訳:「会議の時間が午後3時に変更されました。」「承知しました、スケジュールを調整します。」

I see

“I see” は、情報を受け入れて理解したことを示す英語表現で、よりカジュアルなコミュニケーションで一般的に使用されます。このフレーズは、話し手が新しい情報を受け取ったことを認識し、その内容を理解したことを示す際に便利です。フォーマルな「Acknowledged」や「Understood」とは異なり、日常的な会話や友人間の対話でよく使われます。

以下に「I see」を使った3つの例文とその日本語訳を示します。

  1. “The store will be closed tomorrow due to maintenance.” “I see, I’ll come back another day then.”
    日本語訳:「店は明日、メンテナンスのため閉店します。」「なるほど、では別の日に来ます。」

  2. “We’ve decided to move the meeting to next week.” “I see, I’ll note that in my calendar.”
    日本語訳:「会議を来週に移動することに決めました。」「わかりました、私のカレンダーにメモしておきます。」

  3. “It turns out the problem was with the software, not the hardware.” “I see, that explains the malfunction.”
    日本語訳:「問題はハードウェアではなくソフトウェアにあったことがわかりました。」「なるほど、それで不具合の原因が説明できますね。」

Got it

“Got it” は、情報や指示を理解したことを示す際に使われる非公式な英語表現です。このフレーズは日常会話やカジュアルな文脈でよく用いられ、話者が与えられた情報や指示を受け取り、理解したことを簡潔に伝えるのに適しています。“Got it” は、軽快で直接的な応答を提供し、正式な「Acknowledged」や「Understood」よりもカジュアルなニュアンスを持ちます。

以下に「Got it」を使った3つの例文とその日本語訳を示します。

  1. “Remember to submit the report by 5 PM today.” "Got it, I’m almost done with it.“maintenance.” “I see, I’ll come back another day then.”
    日本語訳:「今日の午後5時までにレポートを提出することを忘れないでください。」「わかった、もうほとんど終わっているよ。」

  2. “Don’t forget to turn off the lights when you leave.” "Got it, I won’t forget.“maintenance.” “I see, I’ll come back another day then.”
    日本語訳:「出かけるときは電気を消すのを忘れないでください。」「了解、忘れないよ。」

  3. “The meeting has been moved to the conference room on the second floor.” "Got it, I’ll head there now.“maintenance.” “I see, I’ll come back another day then.”
    日本語訳:「会議は2階の会議室に移動されました。」「わかった、今すぐそちらに向かいます。」

I understand

“I understand” は、受け取った情報や状況を理解したことを表す英語のフレーズで、柔らかく、共感的なニュアンスを持ちます。この表現は、話し手が相手の立場や指示を認識し、それに対する理解を示していることを伝えるのに適しています。ビジネスの文脈でも日常会話でも使用でき、相手に対する敬意や理解の姿勢を示すのに役立ちます。

以下に「I understand」を使った3つの例文とその日本語訳を示します。

  1. “We need to postpone our meeting due to unforeseen circumstances.” “I understand, let’s reschedule for a later date.”
    日本語訳:「予期せぬ事態のため、私たちの会議を延期する必要があります。」「理解しました、後日に改めてスケジュールを組みましょう。」

  2. “This task can be quite challenging for beginners.” “I understand, but I’m ready to give it my best.”
    日本語訳:「このタスクは初心者にとってかなり難しいかもしれません。」「わかりましたが、全力を尽くす準備はできています。」

  3. “I’m sorry, but I have to cancel our plans for tonight.” “I understand, I hope everything is okay.”
    日本語訳:「申し訳ありませんが、今夜の予定をキャンセルしなければなりません。」「了解です、何事もなければいいのですが。」

I am aware

“I am aware” は、特定の情報や事実を認識し、理解していることを示す表現です。これを使用することで、話者が相手の伝えた情報や状況に対して認識し、適切に対応する用意があることを示します。

“I am aware” は、フォーマルな文脈や公式なコミュニケーションで使用されることが一般的で、相手のメッセージを確認し、相手に対して自分の認識や理解を伝えるのに使います。

以下に「I am aware」を使った3つの例文とその日本語訳を示します。

  1. “I am aware of the new company policy regarding remote work.”
    日本語訳:「リモートワークに関する新しい会社の方針を承知しています。」

  2. “I am aware that the project deadline has been extended.”
    日本語訳:「プロジェクトの締切が延期されたことを承知しています。」

  3. “I am aware that there have been some concerns raised about the product’s quality.”
    日本語訳:「製品の品質についていくつかの懸念が提起されたことを承知しています。」

Roger that

“Roger that” は、受け取った指示や情報を確認し、従う意思を示す表現です。ニュアンスとしては、指示に従い、相手に信頼性を示す意志を表すものであり、特に軍事や航空交通管制などで使用されます。

以下に「Roger that」を使った2つの例文とその日本語訳を示します。

  1. “Turn left to heading 270.” “Roger that.”
    日本語訳:「左に向けて270度に進路を変更してください。」「承知しました。」

  2. “We need to secure the perimeter.” “Roger that, we’ll establish a perimeter defense.”
    日本語訳:「周囲を確保する必要があります。」「承知しました、周囲の防御を確立します。」

Noted

“Noted” は、受け取った指示や情報を確認し、了解したことを示す簡潔な表現です。通常、フォーマルな文脈や公式のコミュニケーションで使用され、相手に対して受け取り確認と協力の意思を伝えます。

以下に「Noted」を使った2つの例文とその日本語訳を示します。

  1. “Please make sure to send the report by the end of the day.” “Noted.”
    日本語訳:「今日中にレポートを送ってください。」「承知しました。」

  2. “Ensure that safety procedures are followed at all times.” “Noted, we’ll prioritize safety.”
    日本語訳:「常に安全手順が守られるようにしてください。」「承知しました、安全を優先します。」

Certainly

“Certainly” は、相手の要求や質問に対して肯定的な返答を示し、了解と協力の意思を表す表現です。ニュアンスとしては、確認と同意を強調するもので、礼儀正しく、信頼性のある返答として使われます。相手の要求に対して積極的な姿勢を示し、協力を約束する表現として “Certainly” は広く用いられています。

以下に「Certainly」を使った2つの例文とその日本語訳を示します。

  1. “Can you help me with this task?” “Certainly, I’d be happy to assist.”
    日本語訳:「 この仕事を手伝ってくれますか?」「承知しました、喜んでお手伝いします。」

  2. “May I have a glass of water, please?” “Certainly, I’ll bring that right away.”
    日本語訳:「水を一杯いただけますか?」「承知しました、すぐお持ちします。」

You have my word

“You have my word” は、誓約や約束を強調し、相手に対して信頼性と誠実さを示す表現です。相手に対して、自分の言葉を守り、信じられることを約束します。

この表現は非常に強力で信頼性のあるコミュニケーション手段であり、相手に安心感を提供するために使われます。

以下に「You have my word」を使った2つの例文とその日本語訳を示します。

  1. “Can you make sure the project is completed on time?” “You have my word, I’ll ensure it’s done on schedule.”
    日本語訳:「プロジェクトが予定通りに完成するように確認できますか?」「承知しました、期日通りに完了させるようにします。」

  2. “Will you keep our conversation confidential?” “Of course, you have my word, I won’t share it with anyone.”
    日本語訳:「私たちの会話を秘密にしてくれますか?」「もちろん、私の言葉を信じてください、誰にも教えません。」

英語で「承知しました」を表現する際のポイントと注意点

英語での応答は、話している状況や文脈に合わせて選ぶ必要があります。例えば、ビジネスの環境では「Understood」や「Acknowledged」が適していますが、カジュアルな状況では「Got it」や「I see」が適切です。

また、言葉だけでなく、話す際のトーンや態度も重要です。特に口頭で伝える場合は、声のトーンやイントネーションが相手に対する姿勢を表すことになります。

「承知しました」の英語表現まとめ

「承知しました」という日本語の表現に相当する英語のフレーズには、様々なバリエーションがあります。それぞれのフレーズは状況や文脈に応じて選ぶことができます:

まとめ

  • Understood: 情報や指示を受け取り、それを理解したことを直接的に示します。
  • Acknowledged: 情報や指示を受け取ったことをフォーマルに確認します。
  • I see: 情報を受け入れ理解したことをよりカジュアルに示します。
  • Got it: 非公式な状況で、情報や指示を理解したことを簡潔に伝えます。
  • I understand: 理解していることを明示し、共感的なニュアンスを含みます。
  • I am aware: 事実や情報に対する認識と理解を示すフォーマルな表現です。
  • Roger that: 通信や軍事的な文脈で使われ、指示や命令を受け取ったことを確認する表現です。
  • Noted: 相手のメッセージや指示を受け入れ、メモを取ったことを示す簡潔な表現です。
  • Certainly: 確認や同意を示すフォーマルな表現で、相手の要求に対する肯定的な返答を示します。
  • You have my word: 約束や合意を強調し、誠実な意向を示す表現です。

これらの表現は、ビジネスの場面からカジュアルな日常会話に至るまで、様々な状況で「承知しました」という意味を伝えるのに適しています。適切な表現を選ぶことで、相手に対する理解と敬意を効果的に示すことができます。