【例文付き】「結局」の英語表現とそれぞれのニュアンス

「結局」という表現を英語で伝える際は、状況や文脈に応じていくつかの異なるフレーズが使えます。

ここでは「結局」を示す英語のフレーズとそれぞれのニュアンスを見ていきましょう。

「結局」の英語表現

「結局」の英語表現とそれぞれのニュアンスを以下に示します:

「結局」の英語
  • In the end: 一連の出来事や議論の最後に起こったことを指し、結果的な結論を示します。
  • Ultimately: 最終的な結果や決定を強調し、過程の結果としての結論を指します。
  • After all: 以前の期待や予測とは異なる結果を示す際に用いられる表現です。
  • At the end of the day: 議論や考慮の後の最終的な結論や意見を強調します。
  • When all is said and done: すべての事実や議論を考慮した後の最終的な結果や結論を示します。
  • All things considered: 全ての要因や状況を考慮して得られた結論や結果を指します。
  • As it turned out: 事前の期待や予想とは異なる実際の結果を示す際に使います。
  • In conclusion: 一連の議論や説明の最後に、最終的な結論を提示する際に用いられます。
  • Eventually: ある期間の後に起こった最終的な結果や出来事を指します。

これらの表現は、英語で「結局」という意味を伝えるのに役立ちますが、それぞれ微妙に異なるニュアンスを持つため、文脈に応じて適切に選ぶことが重要です。

In the end

“In the end” は、一連の出来事や過程の後に到達した最終的な結論や結果を指すフレーズです。この表現は、しばしば長い議論や多くの変更の後に起こった結果に焦点を当て、過程を通じて得られた最終的な解決や決断を示します。また、予期せぬ結果や予定されていなかった結論を表す際にも使われることがあります。

以下は “In the end” を使った例文とその日本語訳です:

  1. 例文:“In the end, we decided to cancel the trip due to bad weather.”
    日本語訳: 「結局、悪天候のために旅行を中止することに決めました。」

  2. 例文:“In the end, it turned out that he was right about the issue.”
    日本語訳: 「結局、彼がその問題について正しかったことがわかりました。」

  3. 例文:“We had many candidates, but in the end, we hired the one with the most experience.”
    日本語訳: 「多くの候補者がいましたが、結局、最も経験豊富な人を採用しました。」

Ultimately

“Ultimately” は、最終的な結果や決定を強調する際に使用される表現です。このフレーズは、過程や議論を経て到達した最終的な結論や決断を指し、しばしば長い考慮や多くの変更の後に起こった結果を示します。また、根本的な真実や重要な事実を強調する際にも使われ、話の要点や核心を明らかにするのに役立ちます。

以下は “Ultimately” を使った例文とその日本語訳です:

  1. 例文:“Ultimately, the success of the project depends on the team’s cooperation.”
    日本語訳: 「結局、プロジェクトの成功はチームの協力にかかっています。」

  2. 例文:“He had many options, but ultimately chose to go back to school.”
    日本語訳: 「彼には多くの選択肢がありましたが、結局学校に戻ることを選びました。」

  3. 例文:“Ultimately, our goal is to improve customer satisfaction.”
    日本語訳: 「結局のところ、私たちの目標は顧客満足度を向上させることです。」

After all

“After all” は、以前の状況や期待とは異なる実際の結果を示す際に使用されるフレーズです。この表現は、予測や予想とは対照的な結果が出たことを強調し、しばしば驚きや意外性を含む文脈で使われます。また、何かが起こることが予想されていたにもかかわらず、最終的には別の結果になったことを示すのに役立ちます。

以下は “After all” を使った例文とその日本語訳です:

  1. 例文:“He decided to join us for the trip after all.”
    日本語訳: 「結局、彼は私たちの旅行に参加することにしました。」

  2. 例文:“It looks like we will need an umbrella after all; it’s starting to rain.”
    日本語訳: 「やっぱり傘が必要になりそうだね、雨が降り始めた。」

  3. 例文:“After all the debate, the committee decided not to change the policy.”
    日本語訳: 「長い議論の後、委員会は結局、方針を変更しないことに決めました。」

At the end of the day

“After all” は、以前の状況や期待とは異なる実際の結果を示す際に使用されるフレーズです。この表現は、予測や予想とは対照的な結果が出たことを強調し、しばしば驚きや意外性を含む文脈で使われます。また、何かが起こることが予想されていたにもかかわらず、最終的には別の結果になったことを示すのに役立ちます。

以下は “After all” を使った例文とその日本語訳です:

  1. 例文:“He decided to join us for the trip after all.”
    日本語訳: 「結局、彼は私たちの旅行に参加することにしました。」

  2. 例文:“It looks like we will need an umbrella after all; it’s starting to rain.”
    日本語訳: 「やっぱり傘が必要になりそうだね、雨が降り始めた。」

  3. 例文:“After all the debate, the committee decided not to change the policy.”
    日本語訳: 「長い議論の後、委員会は結局、方針を変更しないことに決めました。」

When all is said and done

“When all is said and done” は、多くの議論や考察を経て、最終的に重要な結論や真実に到達した際に使用されるフレーズです。この表現は、長い過程や複雑な状況の後に最終的な意見や結果がどうであるかを強調するために用いられます。また、多くの異なる見解や出来事があった後の、最も重要な点や核心を示すのに役立ちます。

以下は “When all is said and done” を使った例文とその日本語訳です:

  1. 例文:“When all is said and done, the most important thing in life is to be happy.”
    日本語訳: 「結局のところ、人生で最も大切なことは幸せであることです。」

  2. 例文:“There may be many challenges, but when all is said and done, we’ll have learned a lot from this experience.”
    日本語訳: 「多くの困難があるかもしれませんが、結局のところ、この経験から多くを学ぶことになるでしょう。」

  3. 例文:“When all is said and done, it’s the hard work and persistence that really pay off.”
    日本語訳: 「結局のところ、真に報われるのは努力と持続することです。」

All things considered

“All things considered” は、全ての要因や状況を総合的に考慮した上での結論や見解を示すフレーズです。この表現は、複数の側面や要素が関連する状況において、総合的な判断や意見を伝えるのに適しています。特に、複雑な問題や多面的な事象に対して、総合的な評価や結論を示す際に用いられます。

以下は “All things considered” を使った例文とその日本語訳です:

  1. 例文:“All things considered, moving to a new city seems like the best option for us.”
    日本語訳: 「全てを考慮すると、新しい都市への移住が私たちにとって最良の選択のようです。」

  2. 例文:“All things considered, the project was a success despite some initial difficulties.”
    日本語訳: 「全てを考慮すれば、最初の困難にもかかわらず、プロジェクトは成功でした。」

  3. 例文:“All things considered, she has done an excellent job in managing the team.”
    日本語訳: 「全てを考慮すると、彼女はチームの管理において素晴らしい仕事をしています。」

As it turned out

“As it turned out” は、予期せぬ結果や事前の期待とは異なる実際の結果を強調する際に使用されるフレーズです。この表現は、事前の予測や計画が実際には異なる結果に結びついたことを示し、驚きや予期せぬ展開を伝えるのに適しています。特に、予想外の結果や変化があった場合に使われることが多いです。

以下は “As it turned out” を使った例文とその日本語訳です:

  1. 例文:“As it turned out, the forecast was wrong, and it was a sunny day.”
    日本語訳: 「結局、予報は外れて晴天になりました。」

  2. 例文:“We were worried about the new policy, but as it turned out, it was beneficial for us.”
    日本語訳: 「新しい方針を心配していましたが、結局、それは私たちにとって有益でした。」

  3. 例文:“As it turned out, he was able to solve the problem much quicker than we expected.”
    日本語訳: 「結局、彼は私たちが予想したよりもずっと早く問題を解決することができました。」

In conclusion

“In conclusion” は、議論やプレゼンテーションの最後に用いられ、最終的な結論や要約を示すフレーズです。この表現は、話の終わりに向けて、主要なポイントやメッセージを要約し、聴衆に強く印象付けるために使われます。特に、文章やスピーチで議論の核心を締めくくり、最後に強い印象を残す際に用いられることが多いです。

以下は “In conclusion” を使った例文とその日本語訳です:

  1. 例文:“In conclusion, this study demonstrates the need for further research in this area.”
    日本語訳: 「結論として、この研究はこの分野でのさらなる研究の必要性を示しています。」

  2. 例文:“In conclusion, we should strive to create a more inclusive and diverse workplace.”
    日本語訳: 「結論として、より包括的で多様な職場を作る努力をすべきです。」

  3. 例文:“In conclusion, the evidence clearly supports our hypothesis.”
    日本語訳: 「結論として、証拠は明確に私たちの仮説を支持しています。」

Eventually

“Eventually” は、ある期間や一連の出来事の後に最終的に何かが起こることを示すフレーズです。この表現は、時間が経過するにつれて起こる変化や結果を強調するのに使われ、しばしば長い期待や多くの障害の後に到達した結果を表します。また、予想されていたことが最後に実現する状況を示すのに適しています。

以下は “Eventually” を使った例文とその日本語訳です:

  1. 例文:“Eventually, he was promoted to manager after years of hard work.”
    日本語訳: 「長年の努力の末、彼は最終的にマネージャーに昇進しました。」

  2. 例文:“I kept practicing, and eventually I was able to play the piano well.”
    日本語訳: 「練習を続け、結局はピアノを上手に弾けるようになりました。」

  3. 例文:“They argued for hours, but eventually came to an agreement.”
    日本語訳: 「何時間も議論したが、結局は合意に達しました。」

英語で「結局」を表現する際のポイントと注意点

まず、文脈や状況に応じて様々な表現を選ぶ必要があります。一般的な状況では、「In the end」や「Ultimately」が適していますが、予期せぬ結果を示す場合には「After all」を使用することが一般的です。また、表現のフォーマルさとインフォーマルさも重要な要素です。「In conclusion」はフォーマルな文書やスピーチに適している一方で、「Eventually」はよりカジュアルな会話に合います。さらに、「Eventually」や「In the end」は時間が経過することを含意するため、短期間の状況には適していないことがあります。

また、「結局」を使って結果の意外性を反映したり、最終的な意見や結論を強調したりする場合もあります。「After all」や「As it turned out」は、予期せぬ結果や変化を強調するのに適している一方で、「In conclusion」や「At the end of the day」は、話の要点や結論を明確にするために使われます。

「結局」の英語表現まとめ

「結局」という意味を表現する英語フレーズのまとめは以下の通りです:

まとめ

  • In the end: 長い議論や多くの変更の後に到達した最終的な結論や結果を指します。

  • Ultimately: 最終的な結果や決定を強調し、過程の結果としての結論を指します。

  • After all: 以前の期待や予測とは異なる結果を示す際に用いられる表現です。

  • At the end of the day: 議論や考慮の後の最終的な結論や意見を強調します。

  • When all is said and done: すべての事実や議論を考慮した後の最終的な結果や結論を示します。

  • All things considered: 全ての要因や状況を考慮して得られた結論や結果を指します。

  • As it turned out: 事前の期待や予想とは異なる実際の結果を示す際に使います。

  • In conclusion: 一連の議論や説明の最後に、最終的な結論を提示する際に用いられます。

  • Eventually: ある期間の後に起こった最終的な結果や出来事を指します。

これらのフレーズは、英語で「結局」という意味を伝えるのに役立ちますが、それぞれ微妙に異なるニュアンスを持つため、文脈に応じて適切に選ぶことが重要です。