【例文付き】「寒い」の英語表現とそれぞれのニュアンス

「寒い」という表現を英語で伝える際は、状況や文脈に応じていくつかの異なるフレーズが使えます。

ここでは「寒い」を示す英語のフレーズとそれぞれのニュアンスを見ていきましょう。

「寒い」の英語表現

「寒い」という日本語の表現に相当する英語のフレーズとそれぞれのニュアンスは以下の通りです:

「寒い」の英語
  • “It’s cold.”

基本的で直接的な表現。気温が低いことを単純に示します。

  • “It’s chilly.”

軽く寒い、肌寒い状態を表します。非常に寒いというよりは、涼しい程度を示すことが多いです。

  • “It’s freezing.”

非常に寒い状態を表す強調された表現。極端な寒さを示唆します。

  • “It’s frosty.”

寒さにより霜が降りるような状況を示します。冷たく、凛とした寒さを表現する場合に使われます。

  • “It’s nippy.”

かなり冷え込むが、極端に寒いわけではない状態を表すカジュアルな表現。

  • “I’m shivering.”

寒さのために体が震える状態を表す。個人的な感覚や反応を示します。

  • “I’m freezing.”

個人が感じる強い寒さを表現する際に使います。非常に寒いことを強調する言い方です。

  • “It’s icy.”

寒さが極端で、文字通り氷点下のような状態、またはそのように感じられる状況を表します。

  • “It’s brisk.”

気温が低く、活発な感じの寒さを表す表現。しばしば清涼感を伴います。

  • “It’s a bit nippy.”

寒いが耐えられないほどではない状態を表す、緩やかな表現。

これらの表現は、寒さの度合いやその状況に応じて使い分けられます。

It’s cold.

「It’s cold.」は、気温が低いことを単純に表現する基本的なフレーズです。この表現は一般的で、特定の温度を指定せずに寒さを示します。日常的な会話や気象状況の説明によく使用され、寒い日や冷たい環境を表す際に適しています。

以下に「It’s cold.」の例文とその日本語訳を示します:

  1. 例文: “It’s cold today; you should wear a jacket.”
    日本語訳: 「今日は寒いですね。ジャケットを着た方がいいですよ。」

  2. 例文: “It’s cold outside; make sure to keep the windows closed.”
    日本語訳: 「外は寒いです。窓を閉めておくようにしてください。」

  3. 例文: “When I woke up this morning, it was really cold in the room.”
    日本語訳: 「今朝起きた時、部屋が本当に寒かったです。」

It’s chilly.

「It’s chilly.」は、気温が低いが極端に寒いわけではない状態を表す表現です。このフレーズは、肌寒い程度の寒さを示し、秋の初めや春の終わりのような季節、または夕方や早朝の涼しい時間によく使用されます。軽いジャケットやセーターが必要な程度の寒さを表す際に適しています。

以下に「It’s chilly.」の例文とその日本語訳を示します:

  1. 例文: “It’s chilly this morning; I should have brought a sweater.”
    日本語訳: 「今朝は肌寒いですね。セーターを持ってくるべきでした。」

  2. 例文: “It’s chilly outside, perfect weather for a walk.”
    日本語訳: 「外は肌寒いですね、散歩には最適な天気です。」

  3. 例文: “It gets chilly in the evenings, so bring some warm clothes.”
    日本語訳: 「夜になると肌寒くなりますから、暖かい服を持ってきてください。」

It’s freezing.

「It’s freezing.」は、非常に低い気温や極端な寒さを表す表現です。このフレーズは文字通りの氷点下の状態を示すこともあれば、単に非常に寒いと感じる状況を強調するために使われることもあります。寒波や冬の厳しい天候、または冷房が効きすぎた部屋など、非常に寒い状態を伝える際に適しています。

以下に「It’s freezing.」の例文とその日本語訳を示します:

  1. 例文: “It’s freezing outside; make sure you bundle up.”
    日本語訳: 「外は凍えるように寒いです。暖かく着込むようにしてください。」

  2. 例文: “When I got up this morning, it was freezing in the house.”
    日本語訳: 「今朝起きた時、家の中が凍るように寒かったです。」

  3. 例文: “It’s freezing in this office; can we turn down the air conditioning?”
    日本語訳: 「このオフィスは寒すぎます。エアコンを下げてもらえますか?」

It’s frosty.

「It’s frosty.」は、寒さが霜が降りる程度にまで達していることを表す表現です。このフレーズは、特に気温が氷点下に近づいたり、霜が形成されるほど寒い朝や夜に使われます。霜が降りた草地や窓ガラスなど、寒さが具体的な形で現れる状況に適しています。

以下に「It’s frosty.」の例文とその日本語訳を示します:

  1. 例文: “It’s frosty this morning; the grass is all white.”
    日本語訳: 「今朝は霜が降っています。草がすべて白くなっています。」

  2. 例文: “Be careful on the roads; it’s frosty and they might be slippery.”
    日本語訳: 「道路で気をつけてください。霜が降っていて、滑りやすくなっているかもしれません。」

  3. 例文: “I could see my breath in the air this morning; it’s really frosty.”
    日本語訳: 「今朝は息が空中に見えました。本当に霜が降っています。」

It’s nippy.

「It’s nippy.」は、比較的軽い寒さ、つまり肌寒さを表すカジュアルな英語表現です。このフレーズは、非常に寒いわけではないが、肌に感じる涼しさを指して使われます。秋の朝や春の夕方のように、軽いジャケットやセーターが必要な程度の寒さを表すのに適しています。

以下に「It’s nippy.」の例文とその日本語訳を示します:

  1. 例文: “It’s nippy outside, so you might want to wear a scarf.”
    日本語訳: 「外は肌寒いですから、スカーフを巻くといいでしょう。」

  2. 例文: “It’s getting nippy in the evenings now that autumn is here.”
    日本語訳: 「秋が来たので、夕方は肌寒くなっています。」

  3. 例文: “I didn’t expect it to be so nippy this morning; I should have worn a thicker coat.”
    日本語訳: 「今朝、こんなに肌寒いとは思わなかったので、もっと厚手のコートを着るべきでした。」

I’m shivering.

「I’m shivering.」は、寒さのために体が震える状態を表す直接的な表現です。このフレーズは個人が感じている寒さの強度を示し、通常、非常に寒い環境や低温に直面している場合に使われます。寒さが体的な反応を引き起こしていることを強調し、体温を保つための無意識の震えを伝えるのに適しています。

以下に「I’m shivering.」の例文とその日本語訳を示します:

  1. 例文: “I’m shivering; can we turn up the heat?”
    日本語訳: 「震えています。暖房を強くしてもらえますか?」

  2. 例文: “I forgot my jacket and now I’m shivering in the cold.”
    日本語訳: 「ジャケットを忘れて、今寒さで震えています。」v

  3. 例文: “As soon as I stepped outside, I started shivering. It’s really cold!”
    日本語訳: 「外に出た途端に震え始めました。本当に寒いです!」

I’m freezing.

「I’m freezing.」は、非常に強い寒さを感じている状態を表す表現です。このフレーズは、個人が極端な寒さに直面しているか、非常に寒く感じていることを強調する際に使用されます。文字通りの凍えるような寒さを感じている場合や、非常に寒い環境にいる場合に適した表現です。

以下に「I’m freezing.」の例文とその日本語訳を示します:

  1. 例文: “I’m freezing. Do you mind if I close the window?”
    日本語訳: 「凍えそうです。窓を閉めてもいいですか?」

  2. 例文: “We’ve been outside for hours, and I’m freezing!”
    日本語訳: 「何時間も外にいて、もう凍えそうです!」

  3. 例文: “I’m freezing; I didn’t expect it to be this cold today.”
    日本語訳: 「寒くて凍えそうです。今日こんなに寒いとは思わなかったです。」

It’s icy.

「It’s icy.」は、非常に寒い状態、特に氷点下のような低温や氷が張るような状況を表す表現です。このフレーズは、氷や霜が形成されるほどの寒さ、またはそのように感じる状況を指し、滑りやすい道路条件や極端な冷たさを伝える際に特に適しています。

以下に「It’s icy.」の例文とその日本語訳を示します:

  1. 例文: “Be careful when you walk outside; it’s icy and slippery.”
    日本語訳: 「外を歩くときは気をつけてください。氷が張っていて滑りやすいです。」

  2. 例文: “It’s icy today, so the roads are dangerous. Drive carefully.”
    日本語訳: 「今日は氷点下で、道路が危険です。運転には注意してください。」

  3. 例文: “The lake is completely frozen; it’s icy enough to skate on.”
    日本語訳: 「湖は完全に凍っています。スケートができるほど氷が張っています。」

It’s brisk.

「It’s brisk.」は、寒さがあるものの爽やかで活動的な感じを伴う状況を表す表現です。このフレーズは、寒いが清々しく、外での活動に適しているような気候を示します。秋の明け方や春の夕方など、空気が冷たいが元気づけられるような気候のときに使われることが多いです。

以下に「It’s brisk.」の例文とその日本語訳を示します:

  1. 例文: “It’s brisk this morning, perfect for a jog.”
    日本語訳: 「今朝は空気が冷たくて気持ちいいです、ジョギングには最適です。」

  2. 例文: “The weather is brisk today, so it’s nice for a walk.”
    日本語訳: 「今日は肌寒いけど爽やかな天気ですね、散歩には良いですね。」

  3. 例文: “I love this brisk autumn weather; it’s so refreshing.”
    日本語訳: 「この涼しい秋の天気が大好きです。とてもさわやかですね。」

It’s a bit nippy.

「It’s a bit nippy.」は、軽く肌寒い程度の寒さを表す表現です。このフレーズは、寒さが若干感じられるものの、非常に寒いわけではない状況を指します。秋の朝や春の夜など、軽いジャケットやセーターを必要とする程度の涼しい気温に適しています。

以下に「It’s a bit nippy.」の例文とその日本語訳を示します:

  1. 例文: “It’s a bit nippy outside, so you might want to bring a light jacket.”
    日本語訳: 「外は少し肌寒いですから、軽いジャケットを持って行った方がいいかもしれません。」

  2. 例文: “I noticed it’s a bit nippy this evening; the seasons must be changing.”
    日本語訳: 「今晩は少し肌寒いことに気づきました。季節が変わってきているんでしょうね。」

  3. 例文: “It’s a bit nippy in the shade, even though the sun is warm.”
    日本語訳: 「日差しは暖かいですが、日陰は少し肌寒いですね。」

英語で「寒い」を表現する際のポイントと注意点

まず、文脈を適切に理解し、寒さの度合いや状況に合わせた表現を選ぶことが重要です。例えば、「It’s cold」は一般的な寒さを指し、「It’s freezing」は極端な寒さを示します。また、個人の感覚を表す表現と客観的な状況を示す表現があり、「I’m freezing」や「I’m shivering」は個人の感覚を伝えるのに対し、「It’s cold」や「It’s chilly」は客観的な状況を示します。

注意として、カジュアルな会話では「It’s nippy」や「It’s a bit chilly」といった軽い表現が使われることがあり、寒さを強調したい場合は「It’s really cold」や「It’s extremely cold」といった表現を利用します。比喩的な表現や誇張表現は楽しい雰囲気を生み出すことができますが、適切な状況で使用することが大切です。

「寒い」の英語表現まとめ

「寒い」という感覚や状況を英語で表現する際に使える様々なフレーズをまとめると、以下のようになります:

まとめ

  • “It’s cold.”

一般的な寒さを表す基本的な表現。

  • “It’s chilly.”

肌寒い、涼しい程度の寒さを示す表現。

  • “It’s freezing.”

非常に寒い、極端な寒さを強調する表現。

  • “It’s frosty.”

寒さが霜を作る程度であることを示す表現。

  • “It’s nippy.”

かなり寒いが極端ではない、肌寒さを示すカジュアルな表現。

  • “I’m shivering.”

個人が寒さで震えている状態を表す表現。

  • “I’m freezing.”

個人が強い寒さを感じていることを示す表現。

  • “It’s icy.”

氷点下のような寒さ、または非常に冷たく感じる状況を表す表現。

  • “It’s brisk.”

涼しくて活動的な感じの寒さを表す表現。

  • “It’s a bit nippy.”

やや肌寒いが耐えられないほどではない状態を示す表現。

これらの表現は、寒さの度合いやその状況に応じて使い分けられ、英語でのコミュニケーションに役立ちます。