【例文付き】「なるようになる」の英語表現とそれぞれのニュアンス
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「なるようになる」という表現を英語で伝える際は、状況や文脈に応じていくつかの異なるフレーズが使えます。
ここでは「なるようになる」を示す英語のフレーズとそれぞれのニュアンスを見ていきましょう。
「なるようになる」の英語表現
「なるようになる」の英語表現
「なるようになる」という意味の英語表現とそのニュアンスを以下に示します:
- What will be, will be: 物事が自然の流れに任せることを受け入れる古典的な表現です。
- Things will work out in the end: 最終的には全てがうまくいくという楽観的な見方を示します。
- It is what it is: 物事をそのままの状態で受け入れることを表します。
- Que sera, sera: 「何が起こるかは起こる」という意味のスペイン語起源のフレーズで、未来の不確実性を受け入れる態度を示します。
- Let things take their own course: 物事を自然に進展させ、過度に干渉しないことを意味します。
- Everything will fall into place: 最終的にはすべてが正しい位置に収まるという楽観的な見通しを表します。
- Time will tell: 時間が経つにつれて、物事がどのように展開するかが明らかになるという意味です。
- Go with the flow: 流れに身を任せ、物事に対して柔軟に対応することを示します。
- Life goes on: どんな状況でも人生は続くという、前向きな姿勢を表します。
これらの表現は、未来の不確実性や困難に対して積極的な態度をとることを示しており、状況に応じて適切に使い分けることが重要です。
What will be, will be
“What will be, will be” は、未来の出来事は予測や制御を超えているという受け入れの姿勢を示す表現です。このフレーズは、不確実性や不可避な事柄に対して心配し過ぎず、物事が自然に進行することを受け入れるという意味を含みます。人生の不確かさを受け入れ、何が起こるかは時の運という楽観的な見方を促します。
以下は “What will be, will be” を使った例文とその日本語訳です:
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例文:“I’m not sure if I’ll get the job, but what will be, will be.”
日本語訳: 「その仕事がもらえるかどうか分からないけど、なるようになるさ。」 -
例文:“We can plan all we want, but in the end, what will be, will be.”
日本語訳: 「私たちはできるだけ計画を立てるけど、結局のところ、なるようになるんだ。」 -
例文:“She worries a lot about the future, but I always tell her what will be, will be.”
日本語訳: 「彼女は未来のことをたくさん心配しているけれど、私はいつも「なるようになる」と言って励ますよ。」
Things will work out in the end
“Things will work out in the end” は、最終的には物事がうまくいくという楽観的な見方を示す表現です。このフレーズは、困難や不確実な状況に直面しているときに、希望や安心感を与えるために使われます。問題や挑戦があっても、時間が経つにつれて、事態は好転するという信念を表します。
以下は “Things will work out in the end” を使った例文とその日本語訳です:
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例文:“No matter how hard it seems now, things will work out in the end.”
日本語訳: 「今はどんなに大変に感じても、結局はうまくいくよ。」 -
例文:“Even though we’re facing difficulties, I believe things will work out in the end.”
日本語訳: 「困難に直面しているけれど、結局はうまくいくと信じています。」 -
例文:“She was worried about her exams, but I assured her that things will work out in the end.”
日本語訳: 「彼女は試験のことで心配していたけど、結局うまくいくから大丈夫だって励ましたよ。」
It is what it is
“It is what it is” は、現状をそのまま受け入れるという意味のフレーズです。この表現は、状況が変更できないか、あるいはすでに起こったことに対する無力感を示す際に使われます。このフレーズには、状況に対する抵抗をやめて、事実をそのまま受け入れるという姿勢が含まれています。
以下は “It is what it is” を使った例文とその日本語訳です:
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例文:“I can’t change the past, so it is what it is.”
日本語訳: 「過去は変えられないから、それはそれで仕方がない。」 -
例文:“We tried our best, but the outcome wasn’t what we hoped. It is what it is.”
日本語訳: 「私たちは最善を尽くしたけど、結果は望んだものではなかった。それはそれで受け入れるしかない。」 -
例文:“Sometimes you just have to accept the situation. It is what it is.”
日本語訳: 「時には状況をそのまま受け入れるしかない。それはそれで仕方がない。」
Que sera, sera
“Que sera, sera”(ケセラセラ)は、「何が起こるかは起こる」という意味のスペイン語起源のフレーズで、未来の不確実性や運命を受け入れる態度を示します。この表現は、特に将来に対する不安や心配に直面した際に、起こることは自分のコントロールを超えているという事実を受け入れる心の準備を表します。
以下は “Que sera, sera” を使った例文とその日本語訳です:
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例文:“I’m not sure what the future holds for us, but que sera, sera.”
日本語訳: 「私たちの未来がどうなるかは分からないけれど、何が起こるかは起こる。」 -
例文:“She wondered if she would ever find true love, but que sera, sera.”
日本語訳: 「彼女は自分が本当の愛を見つけられるかどうか疑問に思っていたが、何が起こるかは起こる。」 -
例文:“As for our plans, we’ll do our best and then que sera, sera.”
日本語訳: 「私たちの計画に関しては、最善を尽くして、あとは何が起こるかは起こる。」
Let things take their own course
“Let things take their own course” は、物事を自然に進展させ、過度に干渉しないことを意味するフレーズです。この表現は、状況をコントロールしようとするのではなく、事態が自然に展開するのを待つという姿勢を示します。しばしば、過剰な心配や計画を避け、物事が自然に進むのを見守る際に用いられます。
以下は “Let things take their own course” を使った例文とその日本語訳です:
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例文:“Instead of worrying about the outcome, I decided to let things take their own course.”
日本語訳: 「結果について心配するのではなく、物事が自然に進むのを待つことにしました。」 -
例文:“We can’t control everything, sometimes it’s better to just let things take their own course.”
日本語訳: 「全てをコントロールすることはできないから、時には物事が自然に進むのを見守る方が良い。」 -
例文:“He was anxious about the project, but he learned to let things take their own course.”
日本語訳: 「彼はプロジェクトについて不安だったが、物事が自然に進むのを待つことを学んだ。」
Everything will fall into place
“Everything will fall into place” は、最終的にはすべてが正しい位置に収まり、うまくいくという楽観的な見通しを表す表現です。このフレーズは、現在の困難や不確実性にもかかわらず、最終的に物事が順調に進むという信頼や希望を示します。計画や努力が最終的には報われるという意味合いが含まれています。
以下は “Everything will fall into place” を使った例文とその日本語訳です:
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例文:“Don’t worry about the details now; everything will fall into place eventually.”
日本語訳: 「今は細かいことを心配しないで。最終的には全てがうまくいくよ。」 -
例文:“She was stressed about her career path, but I assured her that everything will fall into place.”
日本語訳: 「彼女は自分のキャリアについてストレスを感じていたけど、最終的には全てが上手く行くと彼女を励ました。」 -
例文:“As long as we keep working hard, everything will fall into place.”
日本語訳: 「私たちが一生懸命働き続ける限り、最終的には全てが良い方向に進む。」
Time will tell
“Time will tell” は、時間が経つにつれて物事がどのように展開するかが明らかになるという意味のフレーズです。この表現は、現時点で結果や展開が不確実な場合に使われ、未来がどのようになるかを見守るべきだという態度を示します。特に、予測が困難な状況や長期にわたる問題に対して使用され、時間が解決策や答えをもたらすという考えを表します。
以下は “Time will tell” を使った例文とその日本語訳です:
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例文:“Will this new strategy be successful? Time will tell.”
日本語訳: 「この新しい戦略が成功するかどうか?時間がそれを教えてくれる。」 -
例文:“I’m not sure if we made the right decision, but time will tell.”
日本語訳: 「正しい決定をしたかどうかは分からないけど、時間が経てばわかる。」 -
例文:“They just started their relationship. Time will tell how it goes.”
日本語訳: 「彼らは付き合い始めたばかり。どうなるかは時間が経てばわかる。」
Go with the flow
“Go with the flow” という表現は、「状況に合わせて対応する」、「物事をそのままに任せる」という意味です。計画や予期せぬ変更に固執せず、状況に柔軟に対応し、流れに身を任せることを表現します。このフレーズは、リラックスして現状を受け入れる、または予期せぬ事態にストレスを感じないで柔軟に対応することを意味することが多いです。
以下は"Go with the flow"を使った例文とその日本語訳です:
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例文: “When you’re traveling, sometimes you have to go with the flow and adapt to unexpected situations.”
日本語訳: 「旅行中は、時に流れに身を任せて予期せぬ状況に適応しなければならないことがあります。」 -
例文: “I don’t have a fixed plan for this weekend, I’m just going to go with the flow.”
日本語訳: 「この週末は特に決まった予定はないので、なるようになるで過ごすつもりです。」 -
例文: “In such a dynamic environment, it’s often better to go with the flow rather than trying to control everything.”
日本語訳: 「このような動的な環境では、すべてをコントロールしようとするよりも、流れに身を任せる方がよくあります。」
Life goes on
“Life goes on” という表現は、「人生は続いていく」や「どんなことがあっても人生は前に進む」という意味です。困難や挫折に直面しても、時間は止まらず、人生は常に前進することを表現します。このフレーズは、どんな状況でも諦めずに前を向いて進むことの重要性や、変化や進歩が避けられない人生の自然な流れであることを示唆しています。
以下は"Life goes on"を使った例文とその日本語訳です。
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例文: “Even after the loss of her job, she realized that life goes on and started looking for new opportunities.”
日本語訳: 「仕事を失った後でも、彼女は人生は続いていくことを理解し、新しい機会を探し始めました。」 -
例文: “Despite the challenges, we must remember that life goes on and we have to adapt.”
日本語訳: 「困難にもかかわらず、人生は前に進むので、私たちは適応しなければならないことを忘れてはいけません。」 -
例文: “After the breakup, it was hard to move on, but life goes on and I’m slowly getting better.”
日本語訳: 「別れた後、前に進むのは大変でしたが、人生は続いていくので、徐々に回復しています。」
英語で「なるようになる」を表現する際のポイントと注意点
英語で「なるようになる」を表現する際のポイントと注意点
まず、話している状況や文脈に合わせて適切なフレーズを選ぶことが重要です。たとえば、「Things will work out in the end」は比較的楽観的なシナリオに適しており、未来に対する希望や自信を示します。一方で、「It is what it is」という表現は、避けられない状況や受け入れが必要な場合に用いられ、現実を受け入れる態度を反映しています。
さらに、「なるようになる」という表現は楽観的なニュアンスを含むことが多いため、楽観と現実主義のバランスを取ることが重要です。状況に応じて、楽観的すぎると感じられないように配慮する必要があります。また、特に英語が第二言語の人に対しては、簡潔で明確な表現を心がけることが効果的です。
「なるようになる」の英語表現まとめ
「なるようになる」の英語表現まとめ
「なるようになる」という意味の英語表現のまとめは以下の通りです:
まとめ
- What will be, will be: 事が起こるのは運命であり、コントロールを超えていることを受け入れる表現です。
- Things will work out in the end: 最終的には全てがうまくいくという楽観的な見方を示します。
- It is what it is: 現状をそのまま受け入れることを意味します。
- Que sera, sera: 未来の不確実性を受け入れるスペイン語起源のフレーズです。
- Let things take their own course: 物事を自然に進展させ、過度に干渉しないことを意味します。
- Everything will fall into place: 最終的にはすべてが正しい位置に収まるという楽観的な見通しを表します。
- Time will tell: 時間が経つにつれて、物事がどのように展開するかが明らかになるという意味です。
- Go with the flow: 流れに身を任せ、物事に対して柔軟に対応することを示します。
- Life goes on: どんな状況でも人生は続くという、前向きな姿勢を表します。
これらの表現は、「なるようになる」という感覚を伝えるのに役立ちますが、それぞれ異なるニュアンスを持つため、状況に応じて適切に選ぶことが重要です。