【例文付き】「どういたしまして」の英語表現とそれぞれのニュアンス
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「どういたしまして」という表現を英語で伝える際は、状況や文脈に応じていくつかの異なるフレーズが使えます。
ここでは「どういたしまして」を示す英語のフレーズとそれぞれのニュアンスを見ていきましょう。
「どういたしまして」の英語表現
「どういたしまして」の英語表現
「どういたしまして」の英語表現とそのニュアンスは以下のようになります:
- You’re welcome: 最も一般的で基本的な表現。親切な応答として使われます。
- No problem: カジュアルでフレンドリーな表現。助けが負担ではなかったことを示す。
- Not at all: 何かのお礼をされた時に、それが全く苦にならなかったことを表す。
- Don’t mention it: 助けを与えたことは大したことではないという意味。
- My pleasure: 援助をすることが喜びだったことを表す。
- Anytime: いつでも助ける用意があることを示すフレンドリーな表現。
- Happy to help: 助けることが嬉しかったことを示す。
- Sure thing: 非常にカジュアルで、要求やお礼に対する肯定的な応答。
- It was nothing: 行った行為が大したことではなかったと謙遜する表現。
- Glad to be of assistance: 助けが役に立ったことを喜び、誠実さを示す表現。
これらの表現は、文脈や話し手の感情、関係性によって使い分けられます。
You’re welcome
“You’re welcome” は、英語圏で広く使われる一般的な表現で、感謝の返答として用いられます。このフレーズは、相手の「ありがとう」という言葉に対し、礼儀正しく応答する際に使われることが多いです。また、何かをしてもらった後の感謝の意を示す際にも用いられます。このフレーズは、対話における礼儀を守るため、または相手の感謝を受け入れるために使われることが一般的です。
以下は “You’re welcome” の例文とそれぞれの日本語訳です:
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例文: “Thank you for helping me with my homework.” / “You’re welcome, glad I could help.”
日本語訳: 「宿題を手伝ってくれてありがとう。」 / 「どういたしまして、助けられて嬉しいよ。」 -
例文: “I really appreciate your support.” / “You’re welcome, always happy to support you.”
日本語訳: 「あなたのサポートに本当に感謝しています。」 / 「どういたしまして、いつもあなたを支えるのは嬉しいことです。」 -
例文: “Thanks for the gift, it was very thoughtful!” / “You’re welcome, I’m glad you liked it.”
日本語訳: 「プレゼントありがとう、とても心がこもっていたよ!」 / 「どういたしまして、気に入ってくれてうれしいです。」
No problem
“No problem” は、カジュアルな状況でよく使用される表現で、「どういたしまして」という意味を持ちます。このフレーズは、相手への感謝やお礼を受けた際に、行った行為が苦ではなかったこと、または問題ではなかったことを示すために用いられます。特に若者や友人同士の会話でよく使われ、肩の力を抜いた対応を伝えるのに適しています。フレンドリーでリラックスした雰囲気を醸し出すために使われることが多いです。
以下は “No problem” の例文とそれぞれの日本語訳です:
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例文: “Thanks for picking me up from the station.” / “No problem, it was on my way.”
日本語訳: 「駅まで迎えに来てくれてありがとう。」 / 「問題ないよ、私の行く道だったから。」 -
例文: “I appreciate you helping me with the project.” / “No problem, glad to help.”
日本語訳: 「プロジェクトを手伝ってくれて感謝しています。」 / 「いいんだよ、手伝えてうれしいよ。」 -
例文: “Sorry to bother you with this request.” / “No problem, I’m happy to assist.”
日本語訳: 「このお願いで迷惑をかけてごめんなさい。」 / 「全然問題ないよ、手伝えて嬉しいよ。」
Not at all
“Not at all” は、英語で「全く、まったく」という意味を持ち、「どういたしまして」の表現として使用されることがあります。このフレーズは、相手のお礼や感謝に対して、行った行為やサービスが全く苦ではなかったこと、または何の問題もなかったことを示す際に用いられます。特にフォーマルな場面や丁寧な対応が求められる状況で適しており、謙虚さや控えめな態度を表現する際に役立ちます。
以下は “Not at all” の例文とそれぞれの日本語訳です:
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例文: “Thank you so much for your help today.” / “Not at all, it was my pleasure.”
日本語訳: 「今日は本当に助かりました、ありがとう。」 / 「全く、こちらこそ喜んで手伝いました。」 -
例文: “I’m sorry to have taken up so much of your time.” / “Not at all, I’m glad to be of assistance.”
日本語訳: 「あなたの時間をたくさん取ってしまって申し訳ありません。」 / 「全然問題ありません、お手伝いできて嬉しいです。」 -
例文: “I hope I’m not bothering you with these questions.” / “Not at all, I’m happy to answer them.”
日本語訳: 「これらの質問で迷惑をかけていないことを願います。」 / 「全く、それらに答えるのが嬉しいです。」
Don’t mention it
“Don’t mention it” は、「どういたしまして」と同様のニュアンスを持つ英語表現で、相手の感謝やお礼に対して謙虚かつ親しみやすい応答を示す際に用います。このフレーズは、行ったことが特別な努力や苦労を伴わなかったことを暗示し、相手の感謝を軽く受け流すような印象を与えます。フォーマルからカジュアルな場面まで幅広く使用でき、自分の行為をさりげなく控えめに扱うことで、相手にリラックスした気持ちを与えることができます。
以下は “Don’t mention it” の例文とそれぞれの日本語訳です:
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例文: “Thank you for driving me home.” / “Don’t mention it, it was no trouble at all.”
日本語訳: 「家まで送ってくれてありがとう。」 / 「いいんだよ、全く苦にならないから。」 -
例文: “I really appreciate your help with the move.” / “Don’t mention it, I was happy to help.”
日本語訳: 「引っ越しの手伝いをしてくれて本当に感謝しています。」 / 「気にしないで、手伝えてうれしいよ。」 -
例文: “Thanks for looking after my cat while I was away.” / “Don’t mention it, she was a delight to have around.”
日本語訳: 「留守中に私の猫の世話をしてくれてありがとう。」 / 「気にしないで、彼女と一緒にいるのは楽しかったよ。」
My pleasure
“My pleasure” は、「どういたしまして」という意味を持つ英語の表現で、自分がしたことに対して喜びや満足を感じていることを示します。このフレーズは、相手へのサービスや援助が自分にとっても楽しい経験であったことを伝える際に使われます。特に、相手が感謝を示す場面で用いられ、行動が単なる義務や努力ではなく、自分にとっても有意義だったことを強調します。フォーマルな状況でもカジュアルな状況でも適しており、親切な姿勢と共感を表現するのに役立ちます。
以下は “My pleasure” の例文とそれぞれの日本語訳です:
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例文: “Thank you for your assistance today.” / “My pleasure, I’m glad I could be of help.”
日本語訳: 「今日はお手伝いいただきありがとうございます。」 / 「こちらこそ、お役に立てて嬉しいです。」 -
例文: “I really appreciate you taking the time to teach me.” / “My pleasure, I enjoy sharing my knowledge.”
日本語訳: 「時間を割いて教えてくれて本当に感謝しています。」 / 「どういたしまして、私も知識を共有するのが好きですから。」 -
例文: “Thanks for hosting the dinner party, it was wonderful.” / “My pleasure, I’m happy everyone enjoyed it.”
日本語訳: 「ディナーパーティーを開いてくれてありがとう、素晴らしかったです。」 / 「どういたしまして、みんなが楽しんでくれて嬉しいです。」
Anytime
“Anytime” は、「いつでも」という意味で、相手の感謝やお礼に対して「どういたしまして」と応答する際に使われる表現です。このフレーズは、将来も同様の援助やサポートを喜んで提供する意思があることを示します。特に、友人や親しい関係で用いられることが多く、親切や援助がいつでも可能であることを強調する際に効果的です。また、カジュアルな状況で使うことが多く、フレンドリーで気軽な雰囲気を作り出すのに役立ちます。
以下は “Anytime” の例文とそれぞれの日本語訳です:
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例文: “Thanks for your help with the project.” / “Anytime, I’m always here to support you.”
日本語訳: 「プロジェクトでの助けに感謝します。」 / 「いつでもどういたしまして、いつでもサポートするよ。」 -
例文: “I really appreciate you listening to my problems.” / “Anytime, I’m always happy to lend an ear.”
日本語訳: 「私の悩みを聞いてくれて本当に感謝しています。」 / 「いつでもどういたしまして、いつでも喜んで耳を傾けますよ。」 -
例文: “Thank you for picking me up tonight.” / “Anytime, just give me a call whenever you need.”
日本語訳: 「今夜、迎えに来てくれてありがとう。」 / 「いつでもどういたしまして、必要な時はいつでも電話してね。」
Happy to help
“Happy to help” は、「手伝えてうれしい」という意味を持ち、自分が提供した支援やサービスに対して満足感を示す際に用いられる表現です。このフレーズは、相手の感謝に対して、自分もその行為を喜んで行ったことを伝えるために使われます。特に、相手を支援することが自己の喜びであるというポジティブな態度を示す場合に適しています。この表現は、カジュアルな状況でもフォーマルな状況でも使われ、親切な姿勢と協力的な精神を強調します。
以下は “Happy to help” の例文とそれぞれの日本語訳です:
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例文: “Thank you for your advice, it was really helpful.” / “Happy to help, feel free to ask anytime.”
日本語訳: 「あなたのアドバイス、本当に役立ちました。ありがとう。」 / 「手伝えてうれしいよ、いつでも聞いてね。」 -
例文: “I appreciate you taking the time to explain this to me.” / “Happy to help, I know it can be confusing.”
日本語訳: 「これを説明してくれる時間を取ってくれて感謝しています。」 / 「手伝えてうれしいよ、混乱しやすいことだと思うから。」 -
例文: “Thanks for fixing my computer, you saved my day!” / “Happy to help, glad your computer is working again.”
日本語訳: 「私のコンピュータを修理してくれてありがとう、本当に助かったよ!」 / 「手伝えてうれしいよ、コンピュータがまた動いてよかったね。」
Sure thing
“Sure thing” は、非常にカジュアルで自信に満ちた表現で、相手の感謝や要求に対する肯定的な応答として用います。「どういたしまして」と同じように使われ、行動やサポートが問題なかったこと、または喜んで行ったことを示します。このフレーズは特に友人間や親しい関係での会話に適しており、リラックスした雰囲気や安心感を与える効果があります。明るく前向きな態度を伝えるために使われることが多いです。
以下は “Sure thing” の例文とそれぞれの日本語訳です:
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例文: “Could you help me with this report?” / “Sure thing, I’d be happy to help.”
日本語訳: 「このレポートを手伝ってくれる?」 / 「もちろん、喜んで手伝うよ。」 -
例文: “Thanks for agreeing to feed my cat while I’m away.” / “Sure thing, no worries.”
日本語訳: 「留守中に私の猫の世話をしてくれることに同意してくれてありがとう。」 / 「もちろん、心配いらないよ。」 -
例文: “I appreciate you covering my shift last minute.” / “Sure thing, glad I could help out.”
日本語訳: 「ギリギリで私のシフトをカバーしてくれて感謝するよ。」 / 「もちろん、助けられてうれしいよ。」
It was nothing
“It was nothing” は、自分の行ったことを謙遜して表現する際に使われるフレーズで、「どういたしまして」という意味合いがあります。この表現は、相手の感謝を受けても、自分がしたことは大したことではないという印象を与えるために用います。特に、自分の行動や努力を控えめに表現したいときや、相手に対して気楽な気持ちを伝えたい場合に適しています。このフレーズは、相手の感謝に対して礼儀正しく、かつ謙虚な態度を示すために使われることが多いです。
以下は “It was nothing” の例文とそれぞれの日本語訳です:
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例文: “Thank you for helping me move my furniture.” / “It was nothing, happy to help.”
日本語訳: 「家具を動かすのを手伝ってくれてありがとう。」 / 「大したことないよ、喜んで手伝うよ。」 -
例文: “I really appreciate you staying late to finish the project.” / “It was nothing, I wanted to make sure it was done right.”
日本語訳: 「プロジェクトを仕上げるために遅くまで残ってくれて本当に感謝しています。」 / 「何でもないよ、ちゃんと完成させたかったからね。」 -
例文: “Thanks for giving me a ride to the airport.” / “It was nothing, I was heading that way anyway.”
日本語訳: 「空港まで乗せてくれてありがとう。」 / 「何でもないよ、どうせその方向に行くところだったから。」
Glad to be of assistance
「どういたしまして」と同じニュアンスを持ちます。このフレーズは、自分が提供したサポートや援助に対して満足感を示し、相手に対して親切を尽くすことが自分にとっても喜びであることを伝えるために使われます。特に、ビジネスの場面やフォーマルな状況で好まれる表現で、礼儀正しさと協力的な姿勢を強調します。
以下は “Glad to be of assistance” の例文とそれぞれの日本語訳です:
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例文: “Thank you for your help with the presentation.” / “Glad to be of assistance, I hope it goes well.”
日本語訳: 「プレゼンテーションの手伝いをありがとう。」 / 「お手伝いできてうれしいです、上手くいくといいですね。」 -
例文: “I really appreciate your guidance on this project.” / “Glad to be of assistance, always here to help.”
日本語訳: 「このプロジェクトでのあなたの指導に本当に感謝しています。」 / 「お手伝いできてうれしいです、いつでもお手伝いします。」 -
例文: “Thanks for sorting out this issue for us.” / “Glad to be of assistance, let me know if there’s anything else you need.”
日本語訳: 「この問題を解決してくれてありがとう。」 / 「お手伝いできてうれしいです、他に必要なことがあれば教えてください。」
英語で「どういたしまして」を表現する際のポイントと注意点
英語で「どういたしまして」を表現する際のポイントと注意点
まず、文脈を考慮し、カジュアルな状況では「No problem」や「Sure thing」のようなリラックスした表現を、ビジネスやフォーマルな場では「You’re welcome」や「My pleasure」のようにより正式な表現が適しています。相手との関係性によっても言葉選びが異なり、親しい友人や家族にはカジュアルな表現を、上司や目上の人には敬意を表す言葉を選ぶことが重要です。
さらに、異なる表現には微妙なニュアンスがあり、それを理解して使い分けることが大切です。声のトーンや表情も感謝の表現に影響を与えるため、暖かく、親しみやすい態度を示すことがコミュニケーションの一部です。最後に、適度な自信を持って応答することが大切で、謙遜しすぎないように注意しましょう。
「どういたしまして」の英語表現まとめ
「どういたしまして」の英語表現まとめ
「どういたしまして」を英語で表現する際によく使われるフレーズをまとめると以下のようになります:
まとめ
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You’re welcome - 一般的で正式な表現。どんな状況にも適しており、礼儀正しい応答です。
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No problem - よりカジュアルな状況で使われ、行ったことが負担でなかったことを示します。
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Not at all - 特に英国英語でよく使われ、何かをしたことが全く苦ではなかったことを表します。
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Don’t mention it - 行ったことを軽く受け流し、謙虚な印象を与える表現です。
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My pleasure - 自分が行ったことに喜びを感じていることを示します。フォーマルな状況にも適しています。
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Anytime - いつでも再び助ける用意があることを示すフレンドリーな表現です。
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Happy to help - 援助をすることが自分にとっても嬉しいことであることを示します。
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Sure thing - 非常にカジュアルで、肯定的かつ自信に満ちた応答を示します。
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It was nothing - 行ったことが大したことではなかったという謙遜を表す表現です。
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Glad to be of assistance - 援助やサポートを提供することが自分にとっても喜びであることを示す、礼儀正しい表現です。
これらの表現は、相手との関係や状況に応じて選ぶことが重要です。よりフォーマルな状況では「You’re welcome」や「My pleasure」が適している一方で、カジュアルな状況や友人との会話では「No problem」や「Sure thing」などが自然に感じられます。