数学の質問です。
教科書に、
とする。
1 の近くで常にならば
(以下略)(挟み撃ちの原理に就いて書かれて居ました)
とあったのですが、「の近くで」と言うのはどう言う意味でしょうか?どの位近ければ良いのでしょうか?今まで、数学は厳密なものだと思って居たので、この様な曖昧な書き方に結構衝撃を受けて居ます、、、
回答宜しくお願いします。
教科書に、
「の近くで」を「十分大きいで」と読み替えると、の時にも成り立つ。
とも書いてあったのですが、↑の質問と同じ様に「十分大きいで」とはどの位が大きければ良いのでしょうか?
何か、色々混乱して来ました、、、
ベストアンサー
削除済みユーザー
「十分近くで〜が成り立つ」のような主張は “存在性” に関する主張です。存在性だけ主張して,「どれくらい近くなければならないか」という具体的情報については何も述べません。
厳密に定義するなら,「 の十分近くで が成り立つ」とは次のことを意味します:
「定数 が存在し,区間 上の任意の点 において が成り立つ」
を成立させるために が具体的にどれくらい小さくあるべきかは分かりません。が,ともかくも,ある正の幅をもつ区間 上では必ず が成り立つことを主張します。
同様に「十分大きな に対して が成り立つ」も,ある定数の存在について主張します:
「定数 が存在し,区間 上の任意の点 において が成り立つ」
こちらも がどれくらい大きくあるべきかは分かりませんが,ある半直線 上では必ず が成り立つことを主張します。
極限の議論などをするときは, や の具体値はどうでもよく,ただそれの存在することだけが大事な場合がよくあります。「十分近くで」や「十分大きな」といえば, や のような変数を一々もち出さずに済むので,簡便です。余計な具体性を排して議論するための便利な言い回しといえます。
回答ありがとうございます。
「極限の議論などをするときは,具体値はどうでもよく,ただそれの存在することだけが大事な場合がよくあります。「十分近くで」や「十分大きな」といえば,変数を一々もち出さずに済むので,簡便です。余計な具体性を排して議論するための便利な言い回しといえます。」
→初めて知りました!そう言う意味だったのですね。
重箱の隅を突く様な質問で申し訳ないのですが、なぜ数学では「近い」と言う言葉を採用したのでしょうか?「近い」と言うのは人それぞれ違う感覚を持って居ますよね?kagomekagomeさんの理屈は分かったのですが、数学で「近い」と言う言葉を採用したのが不思議です、、、他の変数を持ち出さないながらも、その存在性を表せる他の言葉を採用すれば良かったのでは?と思います。
削除済みユーザー
「 は に近い」と言うと「いや,大して近くない」という異論も出てくるかも知れません。しかし,「区間 上の点よりも 上の点の方が に近い」と言えば,だれも反論しないと思います。
「十分近くで」など言うときの「近い」は後者の意味での「近い」です。
後者の「近い」は,抽象的に定義された数学的概念なので,日常的場面で使う「近い」とは少しギャップを感じますが,しいてこの概念へ日本語を当てるならやはり「近い」という言葉が採用されるかな,と思います。
質問者からのお礼コメント
ありがとうございます!