関数の極限 不定形について
なぜだけは不定型で、
(は実数)は不定型ではないのですか?
ベストアンサー
結論から言うと、 は不定形で は不能形(おそらく正式な数学用語ではない)です。詳しく見ていきましょう。
1次方程式 の解は、 でした(あえて という条件は付けないでおきます)。
という数が存在すると仮定して、 とします。
この は、方程式 の解とみなせます。
この方程式の解は、すべての実数です。つまり、 は一つの値に定まっていないから不定です。
続いて、 でない実数 があって、 という数が存在すると仮定して、 とします。
この は、方程式 の解とみなせます。
この方程式の解は、ありません。つまり、 は存在しないということになります。存在しないということは、0で割ることができないということなので不能です。
極限を求めるときも、計算の都合上 が不定形だからそれを解消して~、という形で求めていきますが、実際に という値が存在するわけではありません。
分母も分子も限りなく0に近づくとき、この分数はどの値に近づくかを求めているということです。
高校数学の範疇では曖昧な表現になっていますが、少しイメージは掴めたでしょうか。健闘を祈ります。
質問者からのお礼コメント
ありがとうございました!