【例文付き】「仲が良い」の英語表現とそれぞれのニュアンス

「仲が良い」という日本語表現を英語で表現すると、いくつかの異なるフレーズがあります。それぞれの表現には微妙に異なるニュアンスがあります

ここでは「仲が良い」を表す様々な英語とそのニュアンスを紹介します。

「仲が良い」の英語表現

「仲が良い」の英語
  • Close friends - 一般的に親密な友情を示す。
  • Get along well - 友好的な関係を持っていることを示す。
  • On good terms - 互いに好意的な関係にあることを示す。
  • Thick as thieves - 非常に親密で、しばしば秘密を共有することを示す。
  • Bosom buddies - 非常に親しい友情を意味し、しばしば長い期間にわたる関係を指す。
  • Inseparable - いつも一緒にいるほど親密な関係を表す。
  • Best friends - 最も親密な友情のレベルを示す。
  • Like peas in a pod - 非常によく似ていて、常に一緒にいることを示す。
  • Amicable - 友好的で平和的な関係を指す。
  • Buddies - カジュアルながら親密な友情を表す。

これらの表現は、日常会話や文学、映画など様々な文脈で使われています。それぞれの表現が持つ独特のニュアンスによって、使われる場面が異なります。

Close friends

「Close friends」というフレーズは、非常に親密な友情を示します。この表現は、深い理解と信頼を共有している友人同士を指し、しばしば長期にわたる関係を暗示します。また、互いの個人的な生活や秘密を共有することも含まれることが多いです。これは、単なる知人や普通の友人以上の強い絆を持つ人々を指します。

以下に「Close friends」の使用例とその日本語訳を3つ挙げます。

  1. 英語: “John and Mary have been close friends since childhood; they share everything with each other.”
    日本語: “ジョンとメアリーは幼少期からの親友で、お互いに全てを共有している。”

  2. 英語: “Even though they live miles apart now, they still remain close friends and keep in touch regularly.”
    日本語: “彼らは現在何マイルも離れて住んでいるが、今でも親友のままで、定期的に連絡を取り合っている。”

  3. 英語: “Their friendship is special; they are not just friends, they are close friends who understand each other’s unspoken words.”
    日本語: “彼らの友情は特別だ。彼らはただの友人ではなく、お互いの言葉にしない想いを理解する親友なのだ。”

Get along well

「Get along well」は、人々が平和的かつ友好的な関係を持っていることを示すフレーズです。この表現は、大きな争いや葛藤がなく、互いに楽しく、快適に過ごしている様子を伝えます。必ずしも深い親密さや長期にわたる友情を意味するわけではなく、同僚、クラスメート、近隣住民など、さまざまな関係において使われます。

以下に「Get along well」の使用例とその日本語訳を3つ挙げます。

  1. 英語: “Sarah and Emily didn’t know each other before the project, but they get along well and work effectively together.”
    日本語: “サラとエミリーはプロジェクト前は互いを知らなかったが、二人はうまくやっており、効果的に協力している。”

  2. 英語: “Despite their different backgrounds, the team members get along well, creating a positive work environment.”
    日本語: “異なるバックグラウンドを持つチームメンバーだが、彼らは仲良くやっていて、ポジティブな職場環境を作り出している。”

  3. 英語: “It’s nice to see the new neighbors get along well with everyone in the community.”
    日本語: “新しい隣人がコミュニティの皆と仲良くやっているのを見るのはいいことだ。”

On good terms

「On good terms」というフレーズは、人々が健全で友好的な関係にあることを示します。この表現は通常、争いや不和がなく、互いに敬意を払い合っている状態を意味します。特に、過去に問題があった関係が改善された場合や、ビジネスや専門的な文脈で使われることが多いです。

以下に「On good terms」の使用例とその日本語訳を3つ挙げます。

  1. 英語: “After a brief misunderstanding, they talked it out and are now on good terms again.”
    日本語: “短い誤解の後、彼らは話し合い、今ではまた良い関係に戻っている。”

  2. 英語: “Even after the divorce, they remained on good terms for the sake of their children.”
    日本語: “離婚後も、子供たちのために良い関係を保っている。”

  3. 英語: “It’s important for neighboring countries to be on good terms for regional stability.”
    日本語: “地域の安定のためには、隣国同士が良い関係にあることが重要だ。”

Thick as thieves

「Thick as thieves」という表現は、非常に親密で、しばしば秘密を共有するような深い関係を指します。このフレーズは、人々が非常に近い絆を持ち、何でも互いに話せるほどの信頼関係にあることを暗示します。しばしば、長期にわたる友情や、互いに深く理解し合っている関係を表現するのに用いられます。

以下に「Thick as thieves」の使用例とその日本語訳を3つ挙げます。

  1. 英語: “Lisa and Jenny have been thick as thieves since they were in kindergarten.”
    日本語: “リサとジェニーは幼稚園の頃から非常に親密な友達だ。”

  2. 英語: “They are always together; they’re thick as thieves, sharing every adventure.”
    日本語: “彼らはいつも一緒だ。どんな冒険も共有するほど、非常に親しい友人だ。”

  3. 英語: “Despite going to different colleges, they remained thick as thieves, keeping each other’s secrets and supporting one another.”
    日本語: “異なる大学に行っても、彼らは変わらず親密な関係を保ち、お互いの秘密を守り、支え合っていた。”

Bosom buddies

「Bosom buddies」という表現は、非常に親密な友情、特に長期にわたる深い絆を持つ友人関係を指します。このフレーズは、互いに深い信頼と理解を共有し、人生の喜びや困難を共に乗り越えてきたような関係を表現します。しばしば古くからの友人や、ほぼ兄弟姉妹のような関係の人々に使われる表現です。

以下に「Bosom buddies」の使用例とその日本語訳を3つ挙げます。

  1. 英語: “Mike and Alex have been bosom buddies since high school, always supporting each other through thick and thin.”
    日本語: “マイクとアレックスは高校時代からの親友で、いつも困難な時も楽しい時も互いを支え合っている。”

  2. 英語: “They grew up together and are bosom buddies, knowing each other’s families just as well as their own.”
    日本語: “彼らは一緒に育ち、親友となり、お互いの家族を自分の家族のようによく知っている。”

  3. 英語: “Even though they don’t see each other often, they remain bosom buddies, always picking up right where they left off.”
    日本語: “頻繁に会うわけではないが、彼らはいつも親友のままで、会えば前回の続きから話を始める。”

Inseparable

「Inseparable」という表現は、非常に親密で、常に一緒にいるような関係を指します。このフレーズは、二人の人々が互いに非常に強い絆を持ち、ほとんど常に一緒にいることを示唆しています。これは単なる親友以上の関係を示し、しばしば互いに深い理解を持ち、共に多くの時間を過ごす人々を指します。

以下に「Inseparable」の使用例とその日本語訳を3つ挙げます。

  1. 英語: “Ever since they met, Tom and Jerry have been inseparable, doing everything together.”
    日本語: “出会って以来、トムとジェリーはいつも一緒で、何でも一緒にやっている。”

  2. 英語: “The twins are inseparable; they have similar interests and spend most of their time together.”
    日本語: “その双子は切っても切れない関係で、趣味が似ていて、ほとんどの時間を一緒に過ごしている。”

  3. 英語: “Although they have different careers, the sisters are inseparable, sharing all their joys and sorrows.”
    日本語: “職業は異なるが、その姉妹は離れがたい関係で、喜びも悲しみもすべてを共有している。”

Best friends

「Best friends」というフレーズは、最も親密な友情のレベルを示します。この表現は、深い信頼関係、強い絆、そして共有された経験に基づく関係を指します。最高の友人(ベストフレンド)とは、互いに何でも話せる人、困難な時に支え合う人、そして人生の重要な瞬間を共に過ごす人を意味します。

以下に「Best friends」の使用例とその日本語訳を3つ挙げます。

  1. 英語: “Anna and Beth have been best friends since they were in elementary school, sharing every milestone together.”
    日本語: “アンナとベスは小学校の時からの親友で、人生の大切な節目を一緒に過ごしてきた。”

  2. 英語: “Even though they have different interests, they are best friends and respect each other’s choices.”
    日本語: “趣味が異なるけれども、彼らは親友でお互いの選択を尊重している。”

  3. 英語: “They became best friends in college and have been inseparable ever since, always supporting each other.”
    日本語: “彼らは大学で親友になり、それ以来ずっと離れることなく、いつもお互いを支え合っている。”

Like peas in a pod

「Like peas in a pod」という表現は、二人の人々が非常によく似ており、しばしば一緒にいることを示します。このフレーズは、外見だけでなく性格や興味も含めて、非常に似通っている関係を表します。これは、互いに非常に親しいというよりも、共通点が多く、まるで双子のような関係を示唆します。

以下に「Like peas in a pod」の使用例とその日本語訳を3つ挙げます。

  1. 英語: “The two friends are like peas in a pod, always seen together and sharing similar interests.”
    日本語: “その二人の友人は非常に似ており、いつも一緒にいて、趣味も似ている。”

  2. 英語: “They might not be related, but they are like peas in a pod, with the same sense of humor and style.”
    日本語: “血縁関係はないかもしれないが、彼らは性格やスタイルが非常に似ており、まるでエンドウ豆のようだ。”

  3. 英語: “Whenever you see one, the other isn’t far behind; they’re like peas in a pod.”
    日本語: “一方を見かけたら、もう一方もすぐ近くにいる。彼らは非常に似た関係だ。”

Amicable

「Amicable」というフレーズは、友好的で平和的な関係を示します。この表現は、特に以前は対立や問題があった場合に、現在は和解して互いに友好的な状態にあることを意味することが多いです。ビジネス、家族、または個人的な関係で使われ、争いや不和がない穏やかな関係を指します。

以下に「Amicable」の使用例とその日本語訳を3つ挙げます。

  1. 英語: “Despite the disagreement, the two companies reached an amicable settlement.”
    日本語: “意見の相違があったが、その二つの会社は友好的な解決に達した。”

  2. 英語: “They decided to end their marriage, but they did so in an amicable manner, remaining friends.”
    日本語: “彼らは結婚生活を終わらせることにしたが、友好的な方法で行い、友人のままでいることにした。”

  3. 英語: “After years of rivalry, the two athletes now have an amicable relationship and respect each other’s talents.”
    日本語: “長年の競争の後、その二人のアスリートは今では友好的な関係にあり、互いの才能を尊重している。”

Buddies

「Buddies」の「仲が良い」のニュアンスは、単なる友達以上に、一緒に楽しい時間を過ごすことや、信頼し合っていることを強調します。この言葉は、友情や親交を大切にしている人々との関係を表現するのに使われます。「Buddies」と言えば、お互いが助け合い、楽しい瞬間を共有する、特別な友情があることを示唆しています。

  1. 英語: “I’m going to the movies with my buddies tonight.”
    日本語: 今晩、映画を友達と見に行くんだ。

  2. 英語: “We’ve been buddies since kindergarten.”
    日本語: 幼稚園の頃から仲が良い友達だよ。

  3. 英語: “Even though we live far apart now, we’re still buddies at heart.”
    日本語: 今は遠くに住んでいるけど、心では仲が良い友達だよ。

英語で「仲が良い」を表現する際のポイントと注意点

「仲が良い」の英語表現を選ぶ際には、関係の種類(友人、家族、同僚など)と状況(カジュアル、フォーマル、ビジネスなど)を考慮することが重要です。「Close friends」や「Best friends」のようなフレーズは、非常に深い友情を示します。「Get along well」や「On good terms」のような表現は、友好的だが必ずしも深い関係を意味しない場合があります。

特にビジネスやフォーマルな状況では、関係の性質を誤解されないように注意することが重要です。「Bosom buddies」や「Thick as thieves」は非常に親密な関係を示すため、カジュアルな状況に適していますが、ビジネスの状況では不適切な場合があります。

「仲が良い」の英語表現まとめ

「仲が良い」を英語で表現する際の主なフレーズとそのニュアンスを以下にまとめます。

まとめ

  • Close friends - 非常に親密な友情を示し、深い信頼と共有された経験に基づく関係。
  • Get along well - 友好的な関係を示し、大きな争いや葛藤がない平和な関係。
  • On good terms - 健全で友好的な関係、特に過去の対立後の和解や良好な関係。
  • Thick as thieves - 非常に親密で、秘密を共有するほどの深い絆。
  • Bosom buddies - 長期にわたる深い友情、しばしば古くからの友人。
  • Inseparable - 常に一緒にいるほど親密な関係、分かちがたい絆。
  • Best friends - 最も親密な友情のレベル、お互いに何でも話せる関係。
  • Like peas in a pod - 非常に似ており、しばしば一緒にいる関係、共通点が多い。
  • Amicable - 友好的で平和的な関係、ビジネスやフォーマルな文脈でも使用。
  • Buddies - カジュアルながら親密な友情を表す。