【例文付き】「わかりました」の英語表現とそれぞれのニュアンス
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「わかりました」という表現を英語で伝える際は、状況や文脈に応じていくつかの異なるフレーズが使えます。
ここでは「わかりました」を示す英語のフレーズとそれぞれのニュアンスを見ていきましょう。
「わかりました」の英語表現
「わかりました」の英語表現
以下に「わかりました」の英語表現を日本語で箇条書きし、それぞれのニュアンスを簡潔に説明します:
- I understand : 標準的でフォーマルな理解を示す表現。
- Understood : フォーマルで簡潔、主にプロフェッショナルな環境で使用。
- Got it : カジュアルで、非公式な状況でよく使われる。
- Okay : 日常会話でよく使われるカジュアルな承諾。
- Roger that : やや非公式で、主にタスク指向の文脈(軍事や特定の職場など)で使用。
- Acknowledged : フォーマルでやや非人間的、公式または官僚的な環境でよく使用。
- Makes sense : カジュアルで、理解だけでなく合意や論理的な理解をも示唆。
- I see : 新しい情報を理解したときに使う、中立的でカジュアルな表現。
- Clear : 直接的で要点を得ている、特に明確さが重要な職業的環境で使用。
- I get it : 説明を受けた後の理解を示す、非公式でリラックスした表現。
- All clear : 完全な理解を示し、特に指示や説明を受けた後に使用。
- That’s clear : 「オール・クリア」と似ていて、理解と明確さを確認するために使用。
- I comprehend : よりフォーマルで少し珍しい、深い理解を強調する。
- Point taken : 話し手の主張が理解されたことを示し、議論や討論でよく使用。
- Message received : 非公式で、しばしばユーモラスに情報が理解されたことを示すために使われる。
I understand
「I understand」は、情報や状況が理解できたことを示すために使われる一般的な表現です。このフレーズは、フォーマルなビジネス会話からカジュアルな日常の対話まで幅広く使用されます。相手の意見や説明を聞いた後に「I understand」を使うことで、聞き手がその内容を受け入れて理解したことを示します。ただし、この表現は必ずしも同意を意味するわけではなく、単に情報の理解を確認する際に使われることが多いです。
以下は「I understand」の使用例とその日本語訳です:
- “I understand your concerns, but we need to proceed with the plan.”
「あなたの懸念はわかりますが、計画を進める必要があります。」 - “I understand that you’re busy, so we can reschedule the meeting.”
「あなたが忙しいことは理解していますので、会議を再スケジュールしましょう。」 - “I understand the instructions; I’ll start working on it right away.”
「指示は理解しました。すぐに作業を始めます。」
Understood
「Understood」は、「わかりました」という意味の簡潔でフォーマルな表現です。特に職場や公式な状況でよく使われ、指示や情報をはっきりと理解したことを示します。この言葉は直接的で効率的なコミュニケーションを好む環境に適しており、相手の話を真剣に受け止め、それに従う意志があることを伝えます。ただし、個人的な感情や詳細な反応は含まれていないため、時にはあまりにも簡潔すぎると感じられることもあります。
以下は「Understood」の使用例とその日本語訳です:
- “Understood, I will make sure the report is submitted by the deadline.”
「了解しました。レポートを期限までに提出するようにします。」 - “Understood. We will implement the changes immediately.”
「承知しました。直ちに変更を実施します。」 - “Understood, I will not discuss the confidential information with anyone.”
「了解しました。機密情報を誰とも話しません。」
Got it
「Got it」は非常にカジュアルな「わかりました」の表現で、友人や同僚との会話でよく使われます。この表現は、受け手が情報を理解し、必要な行動を取る準備ができていることを示します。簡潔でありながら、親しみやすさと即座の理解を伝える効果があります。ただし、非公式な性質のため、フォーマルなビジネスの場や上司とのやり取りには適していない場合があります。
以下は「Got it」の使用例とその日本語訳です:
- “Got it, I’ll meet you at the restaurant at 7 PM.”
「わかった、7時にレストランで会おう。」 - “Got it, I’ll make sure to bring the documents to the meeting.”
「了解、会議に書類を持っていくようにするね。」 - “Got it, I’ll email you the details by this afternoon.”
「わかったよ、今日の午後までに詳細をメールするね。」
Okay
「Okay」は非常に一般的で柔軟な表現で、理解、同意、承認、または単なる反応を示すために使用されます。この言葉は非常に広範にわたり、日常会話やビジネスの場面で頻繁に使われます。そのカジュアルな性質にもかかわらず、フォーマルな状況でも適切に使われることがあります。しかし、文脈によっては不明瞭やあいまいさを持つ可能性があるため、明確な意図を伝えるためには追加の文言が必要な場合もあります。
以下は「Okay」の使用例とその日本語訳です:
- “Okay, I’ll call you tomorrow to discuss the details.”
「わかった、明日詳細を話し合うために電話します。」 - “Okay, I understand the changes in the project plan.”
「了解です、プロジェクト計画の変更を理解しました。」 - “Okay, can you please send me the report by this evening?”
「わかった、今晩までにレポートを送ってもらえますか?」
Roger that
「Roger that」は、主に軍事用語として始まり、現在ではより広い範囲で使われるようになった表現です。このフレーズは、情報が受信され、理解されたことを確認する際に使用されます。特に、指示や特定のメッセージをクリアに受け取ったことを示すのに適しています。しばしばタスク指向のコミュニケーションで用いられ、聞き手がメッセージを受け入れ、それに基づいて行動を起こす意向があることを表します。しかし、この表現はやや非公式であり、特に仕事の環境や友人同士の会話で使われることが多いです。
以下は「Roger that」の使用例とその日本語訳です:
- “Roger that, I’ll proceed with the equipment check immediately.”
「了解、すぐに機器のチェックを進めます。」 - “Roger that, I’ll change the meeting time to 3 PM as requested.”
「承知しました、要求通りに会議の時間を午後3時に変更します。」 - “Roger that, I’ll make sure the package is delivered on time.”
「了解しました、パッケージが時間通りに配達されるようにします。」
Acknowledged
「Acknowledged」はフォーマルで公式的な状況に適した「わかりました」の表現です。この言葉は、受信した情報や指示を認識し、理解したことを明確に伝える際に使用されます。しばしばビジネスや軍事的なコンテキストで用いられ、聞き手が受けたメッセージを正式に受理したことを示します。この表現は感情を含まず、単に情報の受領を確認する目的で使われるため、個人的な要素や追加の反応が省略されることが一般的です。
以下は「Acknowledged」の使用例とその日本語訳です:
- “Acknowledged, the team will start working on the project immediately.”
「承知しました、チームはすぐにプロジェクトの作業を開始します。」 - “Acknowledged, I will ensure all protocols are followed during the process.”
「了解しました、プロセス中にすべてのプロトコルが守られるようにします。」 - “Acknowledged, I have received your email and will reply by the end of the day.”
「承知しました、あなたのメールを受け取りました。今日の終わりまでに返信します。」
Makes sense
「Makes sense」は、提供された情報や説明が論理的で理解しやすいことを示すカジュアルな表現です。このフレーズは、受け手が話された内容を単に理解するだけでなく、それが合理的であると感じたときに使われます。しばしば友人や同僚とのリラックスした会話で使用され、理解と同時に同意や承認の意を含むことが多いです。ただし、フォーマルなビジネスの環境では、より公式な表現が好まれる場合もあります。
以下は「Makes sense」の使用例とその日本語訳です:
- “Makes sense, so we’ll focus on increasing our online marketing efforts.”
「理にかなっています。したがって、オンラインマーケティングの取り組みを強化することに焦点を当てます。」 - “That explanation makes sense; now I understand why the project was delayed.”
「その説明は納得できます。これでプロジェクトが遅れた理由がわかりました。」 - “Makes sense to start the meeting earlier to accommodate everyone’s schedule.”
「全員のスケジュールに合わせて、会議を早めに始めるのは合理的です。」
I see
「I see」は、新しい情報や状況に対する理解や認識を示す表現です。このフレーズはカジュアルでありながらも幅広い文脈で使われ、話されたことが聞き手によって受け入れられ、理解されたことを伝えます。感情的な重みは少なく、主に情報の受領や理解を表すために使用されます。特に、予期しない情報や意外な事実に対する反応としてよく使われますが、強い同意や反対の意を表すためにはあまり使われません。
以下は「I see」の使用例とその日本語訳です:
- “I see, so that’s why the event was postponed.”
「なるほど、だからそのイベントは延期されたんですね。」 - “I see, you’ve decided to take a different approach to the project.”
「わかりました、プロジェクトに対して異なるアプローチを取ることに決めたんですね。」 - “I see, you’ll be out of the office next week.”
「理解しました、来週はオフィスを留守にするんですね。」
Clear
「Clear」という表現は、指示や情報が完全に理解され、疑問や曖昧さがないことを示す際に使用されます。この言葉は、特にプロフェッショナルな環境や、明確なコミュニケーションが重視される場面でよく使われます。話し手が提供した情報が完全に伝わったこと、または聞き手がその指示を完璧に把握したことを表すために用いられることが多いです。この表現は、簡潔で直接的な理解を伝えるため、特にタスク指向のコミュニケーションに適しています。
以下は「Clear」の使用例とその日本語訳です:
- “Is everything clear regarding the new procedure?” “Yes, it’s all clear.”<br
「新しい手順について何か不明な点はありますか?」 「いいえ、すべて理解しています。」
- “Make sure the instructions are clear to everyone in the team.”
「チームの全員が指示を明確に理解するようにしてください。」 - “I want to be clear, are you able to meet the deadline?”
「はっきりさせておきたいのですが、期限に間に合わせることはできますか?」
I get it
「I get it」は、話された内容を理解したことを示すカジュアルで親しみやすい表現です。このフレーズは、特に友人や同僚との会話で使われ、説明や情報が頭に入ったことを伝える際に便利です。感情的な要素が含まれることが多く、話し手の視点を理解したり、何かを学んだりしたときに使用されます。ただし、この表現は非公式なため、ビジネスやフォーマルな状況では適切な言い回しを選ぶ必要があります。
以下は「I get it」の使用例とその日本語訳です:
- “I get it, you prefer working remotely rather than in the office.”
「わかりました、あなたはオフィスで働くよりもリモートワークを好むんですね。」 - “I get it now, the process is more complex than I thought.”
「理解しました、思っていたよりもそのプロセスは複雑です。」 - “I get it, you need more time to finish the project.”
「了解しました、プロジェクトを完成させるためにもっと時間が必要なんですね。」
All clear
「All clear」は、全ての疑問や不確かさが解消され、情報や指示が完全に理解されたことを示す表現です。このフレーズは、特に指示や説明が終わった後、何の疑いもなく理解したことを確認する際に使われます。明確さと確信を伝えることに重点を置いており、職場のミーティングや安全チェック、軍事演習などで頻繁に使用されることがあります。この表現は、受け手がすべての詳細を把握し、混乱や曖昧さがない状態であることを明示します。
以下は「All clear」の使用例とその日本語訳です:
- “Is the area all clear for the event?” “Yes, everything has been prepared.”
「イベント用のエリアは全部クリアですか?」 「はい、全て準備ができています。」 - “After the safety inspection, the engineer declared it was all clear.”
「安全検査の後、エンジニアは全てクリアだと宣言しました。」 - “Once the misunderstanding was explained, it was all clear why the delay happened.”
「誤解が説明された後、遅延が発生した理由が全て明らかになりました。」
That’s clear
「That’s clear」は、特定の情報や説明が完全に理解され、明確であることを示す表現です。このフレーズは、話された内容が疑いなく理解されたことを強調し、混乱や不確実性がない状態を表します。しばしば、説明後や指示を受けた後に使われ、聞き手が提供された情報を完全に把握し、その上で進む準備ができていることを伝えます。この表現はビジネスや教育の環境で特に役立ち、クリアなコミュニケーションを重視する場面で頻繁に使用されます。
以下は「That’s clear」の使用例とその日本語訳です:
- “After your explanation, that’s clear why we need to change the strategy.”
「あなたの説明の後、なぜ戦略を変更する必要があるのかがはっきりしました。」 - “That’s clear, I’ll inform the team about the new deadline.”
「理解しました、チームに新しい締め切りについて伝えます。」 - “Once the process was demonstrated, it was all clear how to operate the machine.”
「プロセスが実演された後、機械の操作方法がはっきりわかりました。」
I comprehend
「I comprehend」は、情報や状況を深く理解したことを示す、ややフォーマルで教育的な表現です。このフレーズは、単に表面的な理解を超えて、話された内容の本質や複雑さを完全に把握したことを示す際に使われます。特に、技術的、学術的、または詳細な説明を受けた後に用いられ、聞き手が深い洞察や高度な理解を達成したことを伝えます。しかし、日常会話ではあまり一般的ではなく、より専門的またはフォーマルな環境で使用されることが多いです。
以下は「I comprehend」の使用例とその日本語訳です:
- “I comprehend the complexities involved in this research project.”
「この研究プロジェクトに含まれる複雑さを深く理解しています。」 - “After reviewing the material, I comprehend why this approach is more effective.”
「資料を見直した後、なぜこのアプローチがより効果的なのかを深く理解しました。」 - “I comprehend your concerns about the budget, and I will address them.”
「予算に関するあなたの懸念を理解しました。それに対処します。」
Point taken
「Point taken」は、相手の意見や提案が理解され、考慮されたことを示す表現です。このフレーズは、特に議論や討論の中で使われ、話し手が相手の立場や視点を認識し、それを受け入れたことを示します。この表現は、単に情報を受け入れるだけでなく、相手の意見に価値があると認める意味合いが含まれています。しかし、必ずしも同意することを意味するわけではなく、単に相手のポイントを理解し、それを考慮に入れることを伝えるために用いられます。
以下は「Point taken」の使用例とその日本語訳です:
- “Point taken, we should definitely consider the environmental impact of our project.”
「その点は理解しました。私たちのプロジェクトの環境への影響を確実に考慮すべきです。」 - “Point taken, I’ll be more careful with my words in the future.”
「その指摘を受け入れます。今後は言葉遣いにもっと注意します。」 - “Point taken, but we still need to balance the budget constraints with our goals.”
「その意見は理解しましたが、予算の制約と私たちの目標とのバランスを取る必要があります。」
Message received
「Message received」は、情報や指示が受け取られ、理解されたことをカジュアルに示す表現です。このフレーズは、特に非公式な状況や友人間の会話でよく使われ、話し手が伝えたいことを聞き手が明確に理解したことを伝えます。時にはユーモラスな文脈や軽いトーンで使われることもあり、真剣な合意や深い理解よりも、簡単で直接的なコミュニケーションを目的としています。
以下は「Message received」の使用例とその日本語訳です:
- “Message received, I won’t bring up that topic at the dinner party.”
「メッセージは受け取りました。その話題は夕食会では出さないようにします。」 - “Message received, I’ll make sure to be on time from now on.”
「了解しました、これからは時間通りに来るようにします。」 - “Message received, I’ll avoid using technical jargon in our meetings.”
「伝わりました、会議で専門用語を使わないようにします。」
英語で「わかりました」を表現する際のポイントと注意点
英語で「わかりました」を表現する際のポイントと注意点
英語で「わかりました」を表現する際は使用する状況(ビジネス、カジュアル、教育など)に応じて適切な表現を選びます。例えば、ビジネスの場では「I understand」や「Acknowledged」が適しています。
そして、「わかりました」は単に理解したことを示す場合と、同意する場合があります。このニュアンスの違いを理解することが重要です。
中には、過度にカジュアルな表現の使用を避けることも必要になります。特にフォーマルな状況では、「Got it」や「Okay」のようなカジュアルな表現は適切でないことがあります。
なお不明確な点がある場合は、確認の質問をしてから「わかりました」と応答することが重要です。
「わかりました」の英語表現まとめ
「わかりました」の英語表現まとめ
「わかりました」という日本語表現の英語版には、様々なバリエーションがあり、それぞれ異なるニュアンスや使用状況があります。以下に主要な表現をまとめてみます:
まとめ
- I understand: 標準的でフォーマルな状況での理解を示す。ビジネス会話に適している。
- Understood: 簡潔でフォーマル、プロフェッショナルな環境でよく使われる。
- Got it: カジュアルで親しみやすい、友人や同僚との会話に適している。
- Okay: 一般的で柔軟な表現。日常会話や軽いビジネス会話に使用される。
- Roger that: タスク指向でやや非公式。軍事用語の起源があるが、一般的な会話でも使用される。
- Acknowledged: フォーマルで公式的な状況での理解と受領を示す。
- Makes sense: 説明や理論が合理的であることを示すカジュアルな表現。
- I see: 情報や状況の理解を示す中立的な表現。
- Clear: 指示や情報が完全に理解されたことを示す、ビジネス環境でよく使われる。
- I get it: 情報の理解を示す親しみやすい表現。カジュアルな会話に適している。
- All clear: すべての疑問や不確かさが解消されたことを示す。
- That’s clear: 特定の情報や説明が完全に理解されたことを示す。
- I comprehend: 情報や状況を深く理解したことを示す、フォーマルで教育的な表現。
- Point taken: 相手の意見や提案が理解され、考慮されたことを示す。
- Message received: 情報や指示が受け取られ、理解されたことをカジュアルに示す。
これらの表現は、それぞれ異なる文脈や状況に適しているため、適切な状況で適切な表現を選ぶことが重要です。