【例文付き】「うるさい」の英語表現とそれぞれのニュアンス
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日本語の「うるさい」は実は、様々なニュアンスで使用される言葉です。そのため英語で「うるさい」という感覚を伝える際には多様な表現が存在し、それぞれのシチュエーションに応じて使い分けることになります。
ここでは、日本語の「うるさい」に相当する英語のフレーズと、それぞれの表現が持つニュアンスについて解説します。
音や様子が「うるさい」状態を示す英語表現
音や様子が「うるさい」状態を示す英語表現
まずは最もシンプルな、音や様子がうるさい状態を示す英語表現と、それぞれのニュアンスを紹介します。
- Loud: 大きな音量を単純に表現します。
- Noisy: 騒がしい環境や状況を指します。
- Boisterous: 騒々しくてエネルギッシュな様子を示します。
- Clamorous: 大きな声や騒音で要求や抗議を表す場合に使われます。
- Raucous: 乱暴で騒がしい様子を示し、しばしばネガティブな印象を与えます。
- Deafening: 耳をつんざくような、非常に大きな音を指します。
- I can’t hear myself think!: 自分の考えも聞こえないほどうるさいと表現します。
- This noise is unbearable!: この騒音は耐えられないと表現します。
Loud
“Loud” は、音の大きさが強調された状態を示すときに最も一般的に使われる英語表現の1つです。音量が大きくて不快感や邪魔に感じられる状況を表現するのに適しています。例えば、大音量の音楽、テレビ、あるいは外の騒音などです。
“Loud” は、単に音量が大きいことを指摘するだけでなく、それが原因で集中を妨げられる、または不快な状況にあることを伝える場合に用いられます。
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“The music in the club was so loud that I couldn’t hear my own thoughts.”
「クラブの音楽があまりにも大きすぎて、自分の考えが聞こえなかった。」 -
“Please turn down the TV; it’s too loud.”
「テレビの音量を下げてください。うるさすぎます。」 -
“The construction noise outside is really loud and disturbing.”
「外の建設現場の騒音が本当に大きくて邪魔です。」
Noisy
"Noisy"という表現は、周囲の環境が騒がしい状態、具体的には音が多い、または音が不快な程度に高い状況を示すのに用いられます。
例えば、交通の騒音、カフェの喧騒、隣人の騒ぎなどが “noisy” と表現されます。特に集中を妨げる、または静かな環境を求める人にとって不快であるような状況を伝えるのに適しています。
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“Can we find a quieter place? This cafe is too noisy for a meeting.”
「もっと静かな場所を探せますか?このカフェは会議をするにはうるさすぎます。」 -
“I couldn’t sleep last night because the neighbors were very noisy.”「昨夜は隣人が非常に騒がしかったため、眠れませんでした。」
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“The street outside is quite noisy during rush hour.”
「ラッシュアワー中、外の通りはかなり騒がしいです。」
Boisterous
“Boisterous” は活気があって騒がしい様子を示します特に子供や大勢の群衆による賑やかで無秩序な行動を指すことが多いです。
例えば、パーティーやスポーツイベントなどで見られるような、楽しげで盛り上がっているが、同時にやかましい状況を “boisterous” と表現します。
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“The children at the party were very boisterous, running around and shouting.”
「パーティーの子供たちはとても騒がしく、走り回って叫んでいました。」 -
“The crowd at the football game became increasingly boisterous as the match progressed.”
「サッカーの試合中、観客はだんだんと騒がしくなっていきました。」 -
“Our office parties are usually boisterous with lots of laughter and conversation.”
「私たちのオフィスパーティーは通常、笑いや会話で騒がしいものです。」
Clamorous
“Clamorous” は特に大きな声や騒音で要求や抗議を表す状況を指します。群衆や集団が何かを熱心に求めている時に使われることが多く、単に音が大きいというよりは、その音が特定の要求や目的に向けられていることを示します。
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“The crowd became increasingly clamorous, demanding a response from the speaker.”
「群衆はどんどん声を大にして、スピーカーに反応を要求しました。」 -
“The debate turned clamorous as both sides raised their voices in disagreement.”
「両側が不同意で声を上げたため、討論は騒々しくなりました。」 -
“The fans at the concert were clamorous, cheering and shouting for the band.”
「コンサートでのファンたちは騒々しく、バンドに向かって声援を送り叫んでいました。」
Raucous
“Raucous” は騒がしくて少し粗野な様子を示します。大きな音や活気があるが、しばしば不快であると感じられる状況を指すのに用いられます。
特に、バーやコンサートなどの社交的な集まりでのやかましい笑いや話し声、過度の盛り上がりなど、単に音量が大きいことを超え、その騒々しさが乱暴または制御が難しいことを示す際に適しています。
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“The bar was filled with raucous laughter and loud conversations.”
「バーはやかましい笑い声と大声の会話でいっぱいでした。」 -
“Their raucous behavior at the party was a bit too much for some guests.”
「パーティーでの彼らの騒々しい振る舞いは、一部のゲストにとって少し過ぎたものでした。」
Deafening
“Deafening” は非常に大きな音量を示す際に用いられます。文字通り「耳をつんざく」ような極めて強い音を指します。
例えば、大きな爆発音、大規模なイベントでの歓声、雷鳴などが “deafening” と表現されます。
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“The explosion was deafening, leaving a ringing in my ears.”
「その爆発音は耳をつんざくほどで、耳鳴りが残りました。」 -
“The cheers from the stadium were deafening when the team scored a goal.”
「チームがゴールを決めたとき、スタジアムからの歓声は耳をつんざくようでした。」
I can’t hear myself think!
“I can’t hear myself think!” は、周囲がとても騒がしくて集中することができないほどの状態を表現する際に使われるフレーズです。この表現は、騒音による強い不快感や、思考や作業に必要な静けさの欠如を伝えます。
他人に音量を下げるよう求める際や、静かな環境を求める状況で使われることもあります。
比喩的な言い回しで、文字通りには「自分の考えが聞こえない」という意味ですが、実際には周囲があまりにも騒がしいことに対する不満を表しています。
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“The party next door is so loud, I can’t hear myself think!”
「隣のパーティーがうるさすぎて、自分の考えが聞こえないよ!」 -
“With all this noise in the office, I can’t hear myself think. I need a quiet place.”「オフィスのこの騒音では、自分の考えが聞こえない。静かな場所が必要だ。」
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“Please turn down the music, I can’t hear myself think.”
「音楽の音量を下げてください、自分の考えが聞こえません。」
This noise is unbearable!
“This noise is unbearable!” は、周囲の騒音が非常に高く、もはや耐えがたい状態にあることを表現する際に使用されるフレーズです。騒音が強い不快感を引き起こし、日常の活動や作業に悪影響を与えていることを伝えます。
特に、騒音によってストレスや苛立ちが増大している状況で使われます。
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“This noise is unbearable! I can’t focus on my work.”
「この騒音は耐えられない!仕事に集中できないよ。」 -
“Can we close the windows? This noise from the street is unbearable.”
「窓を閉めてもらえますか?通りからのこの騒音は耐えられないです。」
静かにしてほしい時の「うるさい」の英語表現
静かにしてほしい時の「うるさい」の英語表現
次に、相手に静かにして欲しい時に「うるさい」と伝える時に使える英語表現を紹介します。
- Be quiet!: 静かにするよう直接的に命じます。
- Shut it down!: (音を出しているものを)止めるよう強く要求します。
- Can you stop making so much noise?: 騒音を出すのをやめるよう要求します。
Be quiet!
“Be quiet” は、直接的で命令形の表現で、相手に静かにするように求める際に使われます。
言い方はやや強めで、即座に静かになることを要求していることを示します。例えば、図書館、映画館、または集中する必要がある作業中に使われることが多いです。
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“Be quiet! I’m trying to listen to the announcement.”
「静かにして!アナウンスを聞こうとしているんだ。」 -
“Can you be quiet for a moment? I need to concentrate on this problem.”
「少し静かにしてもらえますか?この問題に集中する必要があるんです。」 -
“Everyone, please be quiet. The movie is starting.”
「みんな、静かにしてください。映画が始まります。」
Shut it down!
Shut it downは通常、機械や活動などを停止させることを指します。特に、騒音を引き起こしている機器やイベントなどに使われます。
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“This machine is making too much noise. Shut it down for now.”
「この機械はうるさすぎる。とりあえず、停止してください。」 -
“The party next door is too loud. I wish they would shut it down.”
「隣のパーティーがうるさい。静かにしてほしいな。」
なお、似た表現に"Shut up" がありますが、こちらは人に対して直接的に黙るように要求する言葉です。非常に直接的で攻撃的なニュアンスを持ち、相手に対して話をやめるよう強く命じる場合に使われます。
“Shut up” は侮辱的と受け取られることが多いため、使用する際には注意が必要です。
Can you stop making so much noise?
“Can you stop making so much noise?” は、周囲の騒音に対する直接的な不満を表現する際に用いられるフレーズです。
礼儀正しい表現でありつつも、騒音による影響に対する明確な不満を伝えるために使用されます。
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“Can you stop making so much noise? I’m trying to study here.”
「うるさくしないでくれる?ここで勉強しているんだ。」 -
“Can you stop making so much noise? The baby is sleeping.”
「うるさくしないでくれる?赤ちゃんが寝ているんだよ。」
煩わしさを伝える「うるさい」の英語表現
煩わしさを伝える「うるさい」の英語表現
日本語の「うるさい」は、煩わしい・鬱陶しいという意味でも使用されます。ここでは「煩わしい」というニュアンスの「うるさい」に相当する英語表現を紹介します。
- Annoying: 非常に迷惑であることを示します。
- Bothersome: 面倒または迷惑であることを表します。
- Irritating: イライラさせる状況を示します。
- Pestering: 継続的に悩まされている状況を表します。
- Troublesome: 面倒な状況や行為を指します。
Annoying
“Annoying” は、「うるさい」が「煩わしい」や「迷惑」といった意味で使われる場合に使用できる非常に一般的な表現です。
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“It’s annoying when people don’t respect personal space in crowded places.”
「混雑した場所で個人のスペースを尊重しない人がいると、本当に煩わしい。」 -
“I find it annoying when someone constantly interrupts while I’m speaking.”
「話している最中に誰かが絶えず割り込むのは、本当にうるさくて困る。」
Bothersome
“Bothersome” という表現は、特定の状況や行為が持続的な不快感や迷惑を引き起こすことを指します。この言葉は、一時的な不便を超えた、継続的かつ繰り返される煩わしさを伝える際に用いられます。
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“It’s quite bothersome when the neighbors play loud music late at night.”
「隣人が夜遅くに大音量の音楽をかけるのは、本当に迷惑だ。」 -
“Dealing with these constant interruptions is really bothersome.”
「この絶え間ない邪魔を処理するのは本当に煩わしい。」
Irritating
Irritating" という表現は、特定の状況や行為が継続的な苛立ちや不快感を引き起こすことを指します。
この単語を使うことで、ただ不快であるだけでなく、その状況や行為がストレスや不満を引き起こしていることを明確に伝えることができます。
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“The constant buzzing of the mosquito was really irritating.”
「蚊の絶え間ないブンブンという音が本当にイライラさせる。」 -
“It’s irritating when people talk loudly in the library.”
「図書館で大声で話す人がいると、本当にうるさくてイライラする。」
Pestering
“Pestering” は、継続的でしつこい迷惑行為を指し、特に人からの繰り返しの要求や圧力に関連して使われることが多いです。
単に煩わしいというよりも、その行為が積極的でしつこい迷惑を引き起こしていることを強調します。
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“The constant pesterings from telemarketers are really annoying.”
「テレマーケティングからの絶え間ないしつこい連絡が本当に迷惑です。」 -
“I wish my neighbor would stop pestering me about borrowing tools.”
「隣人に工具を借りることでしつこく言われるのをやめてほしい。」 -
“He kept pestering her for a date, even though she said no.”
「彼女が断ったにもかかわらず、彼はデートに誘うのをしつこく続けた。」
Troublesome
“Troublesome” という表現は、面倒で扱いにくい状況や行為を指します。この言葉は、単に煩わしいという以上に、その状況や行為が継続的な問題や障害を引き起こし、日常生活や作業に悪影響を与えていることを伝えます。
例えば、騒音、技術的な問題、行動の問題などが “troublesome” と表現されることがあります。
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“The troublesome noise from the construction site disrupts my work every day.”
「建設現場からの厄介な騒音が毎日私の仕事を妨げています。」 -
“Dealing with these constant computer glitches is quite troublesome.”
「この絶え間ないコンピューターの不具合に対処するのはかなり厄介です。」
「うるさい」の英語表現まとめ
「うるさい」の英語表現まとめ
以上、「うるさい」を意味する英語や、うるささを止めるように指示する英語表現を解説しました。
まとめ
- Loud: 大きな音量を単純に表現します。
- Noisy: 騒がしい環境や状況を指します。
- Boisterous: 騒々しくてエネルギッシュな様子を示します。
- Clamorous: 大きな声や騒音で要求や抗議を表す場合に使われます。
- Raucous: 乱暴で騒がしい様子を示し、しばしばネガティブな印象を与えます。
- Deafening: 耳をつんざくような、非常に大きな音を指します。
- I can’t hear myself think!: 自分の考えも聞こえないほどうるさいと表現します。
- This noise is unbearable!: この騒音は耐えられないと表現します。
- Be quiet!: 静かにするよう直接的に命じます。
- Shut it down!: (音を出しているものを)止めるよう強く要求します。
- Can you stop making so much noise?: 騒音を出すのをやめるよう要求します。
- Annoying: 非常に迷惑であることを示します。
- Bothersome: 面倒または迷惑であることを表します。
- Irritating: イライラさせる状況を示します。
- Pestering: 継続的に悩まされている状況を表します。
- Troublesome: 面倒な状況や行為を指します。
一口に「うるさい」と言っても様々な用途や意図が存在するので、状況に応じた英語を使い分けられるようにしておきましょう。