「無理しないで」の英語表現と状況別のフレーズ

更新日時 2021/09/01

体調が悪そうな人や仕事を頑張りすぎている人などを見ると、「無理しないで」と声をかけたくなりますね。では、この「無理しないで」は英語でどのように言うのでしょうか?

実は英語には、日本語の「無理しないで」にそのまま当てはまるフレーズがありません。そのため、英語で「無理しないで」の意味を表現する場合は、場面や状況に合ったフレーズを使い分ける必要があります。

この記事では、「無理しないで」が使われる場面を「体調に気をつけるように言う」「頑張りすぎないように言う」「意に反したことをしないように言う」の3つに分け、それぞれにふさわしい英語表現を紹介していきます。

目次
  • 体調に気をつけるように言う

  • 頑張りすぎないように言う

  • 意に反したことをしないように言う

  • 「無理しないで」の英語のまとめ

体調に気をつけるように言う

体調が悪いのを押して頑張ろうとしている人などに対して「無理しないで」と伝える場合は、以下のような表現が使えます。

フレーズとそのニュアンス
  • “Take things easy.” 「気楽にやろう。」
  • “Take care (of yourself).” 「体に気をつけて。」

take things easy は、「気楽にやる」「くつろぐ」という意味で多くの辞書に掲載されているフレーズですが、しばしば「体調を考えて無理をしないように」という意味で使われます。医師や看護師などにもよく使われる表現です。

“I think you need to take things easy for a while.”
「しばらくは無理しない方がいいと思うよ。」

“You should take things easy for a few days until you get better.”
「体調が良くなるまで数日間は無理しないでください。」

take care は、「注意する」「気をつける」という意味の熟語ですが、しばしば “Take care.” または “Take care of yourself.” という形で、「体に気をつけて = 無理しないで」という意味を表します。“Take care.” の方がカジュアルな表現になります。

Take care and get some rest.”
「無理しないで少し休んで。」

Take care of yourself and get the help you need.”
「無理しないで手伝ってもらって。」

頑張りすぎないように言う

仕事や勉強、スポーツなどを頑張りすぎている人に対して「無理しないで」と伝える場合は、次のようなフレーズが使えます。

フレーズとそのニュアンス
  • “Take it easy.” 「気楽にやろう。」
  • “Don’t work too hard.”
    = “Don’t overwork yourself.” 「頑張りすぎないで。」
  • “Don’t push yourself.”
    = “Don’t strain yourself.” 「無理しないで。」
  • “Don’t overdo it.” 「やりすぎないで。」

Take it easy. は、上で紹介した Take things easy. とほぼ同じ意味のフレーズですが、Take things easy. には相手の体調を気遣うニュアンスがあるのに対し、Take it easy. の方は、「そんなに頑張らずに気楽にやろう」といった意味合いになります。

Take it easy. Don’t try to do everything at once.”
「無理しないで。一度に全部やろうとしなくてもいいよ。」

“I’ve been incredibly busy for the past two weeks.”
Take it easy.
「この2週間は目の回るような忙しさだ。」
「無理しないでね。」

Don’t work too hard. は、「頑張りすぎないで」という意味のフレーズで、仕事に限らず、勉強やスポーツなどにも使えます。Don’t overwork yourself. という言い方もあります。

Don’t work too hard. You still have plenty of time.”
「無理しないで。時間はまだたっぷりあるんだから。」

Don’t overwork yourself, or you’ll fall ill.”
「無理しないで。さもないと病気になるよ。」

Don’t push [strain] yourself.Don’t overdo it. は、どちらも Don’t work too hard. と同じ意味で使うことができます。なお、push [strain] oneself は「(肉体的・精神的に)自分を追い込む」「無理をする」という意味の熟語、overdo は「やりすぎる」という意味の動詞です。

"You’re not young anymore. Don’t push [strain] yourself too much.
「もう若くないんだからあまり無理しないで。」

“You should exercise every day, but don’t overdo it.”
「運動は毎日すべきですが、無理はしないでください。」

意に反したことをしないように言う

日本語の「無理をする」には、「嫌いなものを無理して食べる」のように、「自分の意に反したことをする」という意味もあります。そのような状況の人に「無理しないで」と伝える場合は、“You don’t have to ~”(~しなくてもいい)という表現が使えます。

また、“go out of one’s way to ~”(わざわざ~する)というフレーズを使った “You don’t have to go out of your way to ~”(わざわざ~しなくてもいい)という表現も覚えておくと便利です。

“If you don’t like sashimi, you don’t have to eat them.”
「刺身が嫌いなら無理して食べなくてもいいよ。」

“If you’re busy, you don’t have to come.”
「忙しかったら無理して来なくてもいいよ。」

You don’t have to go out of your way to help me.”
「無理して手伝ってくれなくてもいいよ。」

「無理しないで」の英語のまとめ

以上、「無理しないで」に関する英語表現を、「体調に気をつけるように言う」「頑張りすぎないように言う」「意に反したことをしないように言う」の3つの場面に分けて紹介してみました。

今回の記事を参考に、「無理しないで」を意味する英語を上手に使い分けられるようになっていただければと思います。

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