暇つぶしで高校数学の問題を作ってみました。
もし暇な方が居たら解いてみてください。(大学生以上であっても、興味があったら解いてみてくれると嬉しいです。)感想くれたらうれしいです。
もし希望があれば採点もします。
(1)25点 (2)25点
数列を以下の様に定義する。ただし、は実数。
(1) 1以上の整数において、常にが成り立つための必要十分条件を書け。
(2) 数列の一般項を求めよ。
ベストアンサー
まず、 で が成り立つことが必要なので、 が必要です。これが十分条件でもあることを数学的帰納法により証明します。
正の整数 に対して、 が成り立ったと仮定します。
この時、 ですので、 が成り立ちます。これと からすべての正の整数 に対して 、特に が成り立ちます。したがって、求める必要十分条件は です。
漸化式を変形すると、 が成り立ちます。この関係式を繰り返し用いることにより、 が偶数の時には が、 が奇数の時には が成り立つことがわかります。
よって、 が偶数の時は、
、 が奇数の時は、
です。
解いていただきありがとうございます。
(1)について、
を用いて示す方法を用意していましたが、帰納法でも全く問題ないと思います。
(2)について
こちらの想定と同じ解答です。もう一つの想定解としては、
を用いて求めに行く方法です。和の個数にさえ注意すれば、計算はこちらの方が楽かも知れません。
もしよろしければ、感想をお聞きしたいです。(例えば、「定期試験くらいの難易度だった」とか、「~~の意味で良い(悪い)問題だった」など)
面白い問題だと思います。ただの漸化式を解くお決まりのパターン問題かと思いきやそうではなかったので。
(1)は確かに私の解法よりそちらの方がきれいな解法ですね。
(2)ははじめ普通に特性方程式を解いて変形しようかなとも思ったんですが、ちょっと計算が面倒そうというか解けなさそうだったのでどうしようかと悩んでいたところ天啓が降りてきて解くことができました。
個人的には地方の少し難しめの国公立ぐらいの難易度だと思います。
感想ありがとうございます。こちらとしては「関関同立・MARCHレベルでのやや易~標準問題」を目指していました。そのように感じてくれていたら嬉しいです。
少し微妙かなと思っているのは、(1)が(2)にダイレクトにつながっていないことです。(1)の解答で 2項の差が定数になると気づいた人には誘導の意味がありますが、今回の様に帰納法で解く人からすると独立した 2問になってしまいます。
また、誘導に乗れた場合は設問が簡単すぎてしまうような気もします。
(そういうものかもしれませんが)
議論が膨らみすぎて恐縮ですが、なにか助言等あればうれしいです。
お時間なければ、無理に対応しなくてOKです。
質問者からのお礼コメント
解いていただきありがとうございました。
コメントも参考になりました。