【例文付き】「それから」の英語表現とそれぞれのニュアンス

「それから」という表現を英語で伝える際は、状況や文脈に応じていくつかの異なるフレーズが使えます。

ここでは「それから」を示す英語のフレーズとそれぞれのニュアンスを見ていきましょう。

「それから」の英語表現

「それから」という日本語のフレーズを英語で表現する際に使用できる様々な表現とそれぞれのニュアンスを以下に示します:

「それから」の英語
  • And then: 一連の出来事や手順の次のステップを示すときに使われます。
  • After that: 何かが起こった後の次の行動や出来事を指します。
  • Subsequently: よりフォーマルな文脈で、前の出来事に続いて起こることを示すときに使用されます。
  • Following that: 何かの後に続く次の段階や出来事を表す表現です。
  • Next: 次に起こることや行うべきことを簡潔に示す際に用いられます。
  • Furthermore: 追加の情報や詳細を提供する際に使われ、話を広げる効果があります。
  • Moreover: 追加情報を提供し、前に述べた点を強化する際に用います。
  • Then: 一連の出来事の中で次に起こることを示す際に使われます。
  • Besides that: 他の点に加えて、更に別の情報や詳細を加えるときに用います。

これらの表現は、文脈や話の流れに応じて使い分けられ、話題の移行や追加情報の提供に役立ちます。

And then

「And then」という表現は、一連の出来事や説明の中で次に起こることを示す際に用いられます。このフレーズは、話の流れを自然に繋げるために使われ、特に物語や手順を説明する際に効果的です。話題が変わるというよりは、既に述べた事柄の後に続く出来事や情報を紹介する際に適しています。

以下に「And then」を使用した3つの例文とその日本語訳を示します:

  1. 例文:“First, I went to the store, and then I visited my friend.”
    日本語訳:「まず、店に行って、それから友達を訪ねました。」
  2. 例文:“He said hello, and then he introduced himself.”
    日本語訳:「彼は挨拶をして、それから自己紹介をしました。」
  3. 例文:“Add the flour to the mixture, and then stir it well.”
    日本語訳:「混ぜ物に小麦粉を加えて、それからよくかき混ぜます。」

After that

「After that」は、特定の出来事や行動の後に続く次のステップや出来事を指す際に用いられる表現です。このフレーズは、時間的な流れや因果関係を示すときに特に効果的で、物語の進行や手順の説明において前の行動に直接続く次の行動を指します。

以下に「After that」を使用した3つの例文とその日本語訳を示します:

  1. 例文:“We watched a movie, and after that, we went out for dinner.”
    日本語訳:「映画を見た後、それから夕食に出かけました。」

  2. 例文:“I finished my homework, and after that, I called my friend.”
    日本語訳:「宿題を終えた後、それから友達に電話しました。」

  3. 例文"The meeting ended early, and after that, everyone went back to their desks."
    日本語訳:「会議が早く終わり、その後、皆自分のデスクに戻りました。」

Subsequently

「Subsequently」は、ある出来事が起こった後に続く出来事や行動を示すために使用される、比較的フォーマルな表現です。この言葉は、時間的な順序を強調し、特に公式の報告、学術的な文書、または詳細な物語の中で前の出来事に続く事柄を述べる際に適しています。

以下に「Subsequently」を使用した3つの例文とその日本語訳を示します:

  1. 例文:“The company launched a new product, and subsequently, sales increased significantly.”
    日本語訳:「会社は新製品を発売し、その後、売上が大幅に増加しました。」
  2. 例文:“He completed his degree, and subsequently, he started his own business.”
    日本語訳:「彼は学位を取得し、その後、自分のビジネスを始めました。」
  3. 例文:“The research was conducted over a year, and subsequently, the results were published in a scientific journal.”
    日本語訳:「1年にわたって研究が行われ、その後、結果が科学雑誌に掲載されました。」

Following that

「Following that」は、何かが起こった後に続く次の出来事や段階を指す時に使われる表現です。このフレーズは、特定の出来事の後に何が起きたかを説明する際に用いられ、時間的な連続性や因果関係を示すのに適しています。特に物語の語りや、手順の説明、イベントの順序を述べる際に有用です。

以下に「Following that」を使用した3つの例文とその日本語訳を示します:

  1. 例文:“The speaker gave an introduction, and following that, the main presentation began.”
    日本語訳:「講演者が導入部分を話した後、それに続いて本編のプレゼンテーションが始まりました。」
  2. 例文:“We had a team meeting in the morning, and following that, we worked on the project updates.”
    日本語訳:「朝にチームミーティングを行い、それに続いてプロジェクトの更新作業に取り掛かりました。」
  3. 例文:“She explained the problem to the group, and following that, a discussion was held to find a solution.”
    日本語訳:「彼女がグループに問題を説明した後、それに続いて解決策を見つけるための議論が行われました。」

Next

「Next」は、何かの後に直接続く次の出来事やステップを指す際に使用される簡潔で直接的な表現です。このフレーズは、手順やプロセス、物語の中で次に起こることを示す際に特に適しており、明確な順序を伝えるのに有効です。

以下に「Next」を使用した3つの例文とその日本語訳を示します:

  1. 例文:“First, add water to the bowl. Next, mix in the flour.”
    日本語訳:「まず、ボウルに水を加えます。次に、小麦粉を混ぜます。」
  2. 例文:“We listened to the manager’s speech. Next, we started the team-building activity.”
    日本語訳:「私たちはマネージャーのスピーチを聞きました。その次に、チームビルディングの活動を始めました。」
  3. 例文:“Complete the registration form first. Next, submit it to the office.”
    日本語訳:「まず登録フォームに記入してください。それから、それを事務所に提出してください。」

Furthermore

「Furthermore」は、既に述べた事項に加えてさらに情報や論点を追加する際に用いられる表現です。このフレーズは、特に議論や説明を強化するために使われ、既存の点を補足または強調します。特に、文章やスピーチで複数の関連する事実や理由を列挙する際に効果的です。

以下に「Furthermore」を使用した3つの例文とその日本語訳を示します:

  1. 例文:“The plan is practical and cost-effective. Furthermore, it is environmentally friendly.”
    日本語訳:「その計画は実用的でコスト効率が高いです。さらに、環境に優しいです。」
  2. 例文:“He is an excellent player. Furthermore, he is a great team leader.”
    日本語訳:「彼は優れた選手です。さらに、素晴らしいチームリーダーでもあります。」
  3. 例文:“This software saves time. Furthermore, it’s easy to use.”
    日本語訳:「このソフトウェアは時間の節約になります。さらに、使いやすいです。」

Moreover

「Moreover」は、既に述べた点に加えてさらに重要な情報や理由を提供する際に用いられる表現です。このフレーズは、特に論点を強化したり、追加の強力な根拠や例を提示したりする場合に効果的です。文章やプレゼンテーションで、既に提示した事実や意見をさらに支持するために使われます。

以下に「Moreover」を使用した3つの例文とその日本語訳を示します:

  1. 例文:“The project will benefit the community. Moreover, it will create new jobs.”
    日本語訳:「そのプロジェクトは地域社会に利益をもたらします。さらに、新しい雇用を創出します。」
  2. 例文:“He is a talented musician. Moreover, he composes his own music.”
    日本語訳:「彼は才能のあるミュージシャンです。さらに、自分自身で音楽を作曲もします。」
  3. 例文:“This car is not only economical but also environmentally friendly. Moreover, it offers advanced safety features.”
    日本語訳:「この車は経済的であるだけでなく、環境にも優しいです。さらに、先進的な安全機能を備えています。」

Then

「Then」は、時間的な順序や因果関係を示す際に使用される一般的な表現です。このフレーズは、一連の出来事や手順の中で次に起こることを指す際に特に効果的で、物語の進行、手順の説明、または論理的な引き続きを示すのに使われます。

以下に「Then」を使用した3つの例文とその日本語訳を示します:

  1. 例文:“I went to the grocery store, and then I stopped by the post office.”
    日本語訳:「私は食料品店に行き、それから郵便局に立ち寄りました。」
  2. 例文:“Mix the ingredients in a bowl. Then, pour the mixture into a baking pan.”
    日本語訳:「ボウルで材料を混ぜます。それから、その混ぜ物を焼き型に流し込みます。」
  3. 例文:“She completed her homework; then she watched her favorite TV show.”
    日本語訳:「彼女は宿題を終えた後、お気に入りのテレビ番組を見ました。」

Besides that

「Besides that」は、既に述べた事項に加えて、追加の情報や別の点を導入する際に使用される表現です。このフレーズは、既存の議論や説明にさらなる要素を加えるとき、または別の視点を提示するときに役立ちます。主に、話の内容を広げたり、他の重要な情報を提供したりする際に適しています。

以下に「Besides that」を使用した3つの例文とその日本語訳を示します:

  1. 例文:“The hotel offers great service. Besides that, the location is perfect.”
    日本語訳:「そのホテルは素晴らしいサービスを提供します。その上、ロケーションも完璧です。」
  2. 例文:“He’s a talented musician. Besides that, he’s also a skilled composer.”
    日本語訳:「彼は才能のあるミュージシャンです。それに加えて、熟練した作曲家でもあります。」
  3. 例文:“I need to finish my report by tonight. Besides that, I have to prepare for tomorrow’s meeting.”
    日本語訳:「今夜中にレポートを仕上げる必要があります。それに加えて、明日の会議の準備もしなければなりません。」

英語で「それから」を表現する際のポイントと注意点

この表現は、物語を語る場合や、時間の経過を示す際には「And then」や「Next」が適しています。これらの表現は、事象が順序立てて起こったことを示すのに役立ちます。一方で、追加の情報を提供する場合や、既に述べた内容にさらなる詳細や説明を加える場合には「Furthermore」や「Moreover」といった表現が適しています。これらの言葉は、話の流れの中で新しい点を導入する際に使用され、論理的なつながりを示すのに役立ちます。

また、「それから」の使用は、話の流れや論理の進行を明確にするためにも重要です。適切な接続詞や表現を選ぶことで、聞き手が話の流れを追いやすくなります。さらに、「それから」は時間的な順序や手順の進行を示す際にも使われることが多いため、提示する情報の順序が正しいことを確認することが大切です。

「それから」の英語表現まとめ

「それから」という日本語のフレーズを英語で表現する際には、様々なフレーズが使えます。これらの表現は、文脈や話の流れに応じて選ばれ、物語の進行、手順の説明、追加情報の提供などに役立ちます。以下に主な表現とその用途をまとめます:

まとめ

  • And then: 一連の出来事や手順の中で次に起こることを指すときに使われます。
  • After that: 何かが起こった後に続く次の行動や出来事を指します。
  • Subsequently: よりフォーマルな文脈で、前の出来事に続いて起こることを示します。
  • Following that: 何かの後に続く次の段階や出来事を表します。
  • Next: 次に起こることや行うべきことを簡潔に示します。
  • Furthermore: 追加の情報や詳細を提供する際に使われます。
  • Moreover: 追加情報を提供し、前に述べた点を強化します。
  • Then: 一連の出来事の中で次に起こることを示します。
  • Besides that: 他の点に加えて、更に別の情報や詳細を加えるときに使います。

これらの表現を理解し、適切に使用することで、英語で「それから」というニュアンスを効果的に伝えることができます。