【例文付き】「欲しい」の英語表現とそれぞれのニュアンス
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「欲しい」という表現を英語で伝える際は、状況や文脈に応じていくつかの異なるフレーズが使えます。
ここでは「欲しい」を示す英語のフレーズとそれぞれのニュアンスを見ていきましょう。
- “I want…”
直接的で基本的な欲求を表す表現。何か具体的なものを望むときに使用します。
- “I would like…”
より礼儀正しく、やや控えめな欲求を表現する。フォーマルな状況に適しています。
- “I desire…”
強い欲求や熱望を示す、少しフォーマルな表現。強い感情や深い欲求を伝える際に使われます。
- “I’m interested in…”
興味や好奇心を示す表現。具体的な欲求よりも関心の度合いを示します。
- “I’m keen on…”
強い関心や熱心な欲求を表す。特定の趣味や活動への興味を示す際に使われることが多いです。
- “I wish for…”
より抽象的な欲求や願いを表現する。現実的でないか、達成が難しい願望に使われることがあります。
- “I crave…”
強烈な欲求や切望を示す。通常は食べ物、感情、体験など、強く求めるものに対して使われます。
- “I’m longing for…”
深い憧れや強い欲求を表す。情緒的なニュアンスが強く、遠く離れた人や昔の記憶への憧れに用いられることもあります。
これらの表現は、話し手の欲しいものの性質や状況、または表現の強さに応じて使い分けることができます。
I want…
“I want…” は、直接的で基本的な欲求を表現する英語のフレーズです。この表現は、話し手が何かを具体的に求めていることを明確に示します。日常会話で広く使用され、物質的なものから抽象的な概念まで、あらゆる種類の欲望を示すのに適しています。ただし、場合によっては少し強引に聞こえる可能性もあるため、文脈に応じた使用が重要です。
以下に “I want…” を用いた例文とその日本語訳を3つ示します。
- 例文: “I want a new computer.”
日本語訳: 「新しいコンピューターが欲しい。」 - 例文: “I want to go on vacation this summer.”
日本語訳: 「今年の夏は休暇に行きたい。」 - 例文: “I want your opinion on this matter.”
日本語訳: 「この件についてあなたの意見が聞きたい。」
これらの例文では、「I want…」は具体的な物や行動、さらには他者の意見など、様々な形の欲求を表しています。このフレーズは、話し手の明確な欲望や要求を伝える際に効果的です。
I would like…
“I would like…” は、欲求や望みを表現する際の礼儀正しく、やや控えめなフレーズです。この表現は、直接的な「I want…」よりも婉曲的で、フォーマルな状況や相手に対する敬意を示す際に適しています。依頼や要求をするときに使用すると、より丁寧で柔らかな印象を与えることができます。
以下に “I would like…” を用いた例文とその日本語訳を3つ示します。
- 例文: “I would like a cup of coffee, please.”
日本語訳: 「コーヒーを一杯いただけますか、お願いします。」 - 例文: “I would like to discuss this issue further.”
日本語訳: 「この問題についてさらに話し合いたいです。」 - 例文: “I would like your assistance with this project.”
日本語訳: 「このプロジェクトであなたの助けをいただきたいです。」
これらの例文では、「I would like…」は、物や行動、他者の助力など、さまざまな要求を丁寧に表現しています。このフレーズは、話し手の要望を礼儀正しく、かつ優しく伝える際に効果的です。
I desire…
“I desire…” は、強い欲求や熱望を表現する際に使用される、ややフォーマルなフレーズです。この表現は、単に何かを望む以上に、深い情熱や切望を含んでいることを示します。通常、強い感情や深い関心を伴う願望や目標に対して用いられることが多いです。文学的または非常にフォーマルな文脈でよく見られます。
以下に “I desire…” を用いた例文とその日本語訳を3つ示します。
- 例文: “I desire to make a significant impact in my field.”
日本語訳: 「私は自分の分野で大きな影響を与えたいと強く望んでいます。」 - 例文: “I desire a deeper understanding of this subject.”
日本語訳: 「この主題についてもっと深く理解したいと切望しています。」 - 例文: “I desire your company on this journey.”
日本語訳: 「この旅にあなたと共にいたいと強く願っています。」
これらの例文では、「I desire…」は、何かを深く理解したいという願望や、重要な目標を達成したいという熱望、あるいは人との深い絆を求める強い願いを表しています。このフレーズは、話し手の内面的な情熱や強い意志を伝えるのに適しています。
I’m interested in…
“I’m interested in…” は、何かに対する興味や関心を表現する際に用いられるフレーズです。この表現は、具体的な物や行動を強く求めるというよりは、あるトピックや活動に対する好奇心や関心を穏やかに示します。教育的、専門的、趣味などの様々なコンテキストで使用され、話し手の好奇心や学びたいという意欲を表現するのに適しています。
以下に “I’m interested in…” を用いた例文とその日本語訳を3つ示します。
- 例文: “I’m interested in learning Japanese.”
日本語訳: 「日本語を学ぶことに興味があります。」 - 例文: “I’m interested in your new project.”
日本語訳: 「あなたの新しいプロジェクトに興味があります。」 - 例文: “I’m interested in exploring new technologies.”
日本語訳: 「新しい技術を探求することに興味があります。」
これらの例文では、「I’m interested in…」は、学びたい言語、注目しているプロジェクト、探究したい技術など、様々な分野に対する興味や関心を示しています。このフレーズは、話し手が何かについてもっと知りたいという好奇心を表現するのに適しています。
I’m keen on…
“I’m keen on…” は、何かに対する強い関心や熱意を表現する際に用いられるフレーズです。この表現は、単に興味があるという以上に、特定の活動やトピックへの熱心な取り組みや情熱を示します。趣味、スポーツ、専門分野など、個人の強い関心がある分野に対して使われることが多いです。
以下に “I’m keen on…” を用いた例文とその日本語訳を3つ示します。
- 例文: "I’m keen on photography."
日本語訳: 「写真撮影に非常に興味があります。」 - 例文: “I’m keen on studying environmental science.”
日本語訳: 「環境科学の勉強に熱心です。」 - 例文: “I’m keen on playing soccer on weekends.”
日本語訳: 「週末はサッカーをするのが大好きです。」
これらの例文では、「I’m keen on…」は、写真撮影、環境科学の勉強、週末のサッカーなど、個人の熱心な趣味や関心を表しています。このフレーズは、特定の分野に対する強い熱意や情熱を伝えるのに適しています。
I wish for…
“I wish for…” は、より抽象的な欲求や願望を表現するためのフレーズです。この表現は、通常、現実的ではないか達成が困難な願いや夢に使われ、深い願望や切実な希望を伝える際に用いられます。また、理想的な状況や遠い未来の目標に対する希望を示すのにも使われます。
以下に “I wish for…” を用いた例文とその日本語訳を3つ示します。
- 例文: “I wish for world peace.”
日本語訳: 「世界平和を願っています。」 - 例文: “I wish for a chance to travel around the world.”
日本語訳: 「世界中を旅する機会を願っています。」 - 例文: “I wish for happiness and health for my family.”
日本語訳: 「家族の幸福と健康を願っています。」
これらの例文では、「I wish for…」は、世界平和、世界を旅する機会、家族の幸福と健康など、大きな願いや深い願望を表しています。このフレーズは、理想的な状況や達成が難しい目標に対する強い希望を伝えるのに適しています
I crave…
“I crave…” は、非常に強い欲求や切望を表現する際に用いられるフレーズです。この表現は、単なる興味や好奇心を超えて、強烈な渇望や必要性を伝えるのに適しています。通常、食べ物、感情、特定の体験など、非常に強く求められるものに対して使われます。“I crave…” は、話し手が何かを深く、切実に欲していることを示し、強い感情的な重みを持っています。
以下に “I crave…” を用いた例文とその日本語訳を3つ示します。
- 例文: “I crave a slice of New York-style pizza.”
日本語訳: 「ニューヨークスタイルのピザを強く食べたいです。」 - 例文: “I crave adventure and excitement.”
日本語訳: 「冒険と興奮を強く求めています。」 - 例文: “I crave meaningful connections with others.”
日本語訳: 「他人との意味のあるつながりを切望しています。」
これらの例文では、「I crave…」は、特定の食べ物、刺激的な体験、深い人間関係など、非常に強い欲求や願望を表しています。このフレーズは、話し手の内面的な強い感情や深い渇望を伝えるのに適しています。
I’m longing for…
“I’m longing for…” は、深い憧れや強い欲求を表現する際に使用されるフレーズです。この表現は、単なる好奇心や興味を超えて、心からの切実な願望や強い感情を伝えるのに適しています。しばしば、達成が困難な願いや、時間や距離によって離れているものへの深い憧れを示す際に用いられます。
以下に “I’m longing for…” を用いた例文とその日本語訳を3つ示します。
- 例文: “I’m longing for the days when we can travel freely again.”
日本語訳: 「自由に旅行できる日々を心から待ち望んでいます。」 - 例文: “I’m longing for a true sense of peace and tranquility.”
日本語訳: 「本当の平和と静けさを切望しています。」 - 例文: “I’m longing for the time when we can all be together again.”
日本語訳: 「私たち全員が再び一緒にいられる時を心から望んでいます。」
これらの例文では、「I’m longing for…」は、自由な旅行の日々、平和と静けさ、大切な人たちとの再会など、深く強い願望や憧れを表しています。このフレーズは、話し手の内面的な感情や深い思いを伝えるのに適しています。
英語で「欲しい」を表現する際のポイントと注意点
英語で「欲しい」を表現する際のポイントと注意点
まず、文脈に適した表現を選びます。 「欲しい」を表すさまざまなフレーズがありますが、それぞれにニュアンスが異なります。例えば、“I want…” は直接的で強い欲求を示しますが、“I would like…” はより礼儀正しく優しい表現です。また、特にビジネスやフォーマルな状況では、“I would like…” や “I’m interested in…” のような表現が適しています。そして、“I’m longing for…” や “I crave…” は非常に強い感情を表すので、適切な状況で使用しましょう。
注意点として、過度な直接性を避ける必要があります。 特にフォーマルな状況や初対面の相手に対しては、“I want…” のような直接的な表現は避けた方が良い場合があります。また、文化的差異にも注意しましょう。 英語圏の国々でも、表現の好みには文化的な違いがあります。例えば、アメリカでは直接的な表現が一般的ですが、イギリスではより控えめな表現が好まれることがあります。
「欲しい」の英語表現
「欲しい」の英語表現
「欲しい」という感情や欲求を英語で表現する際に使用される主なフレーズを以下にまとめます。これらの表現は、話し手の感情の強さや状況の正式度に応じて使い分けることができます。
まとめ
- “I want…”
直接的で強い欲求を示す基本的な表現です。日常会話でよく使われます。
- “I would like…”
より礼儀正しく、控えめな欲求を表します。フォーマルな状況や丁寧な依頼に適しています。
- “I desire…”
強い欲望や熱望を示す、ややフォーマルな表現です。情熱的なニュアンスを持ちます。
- “I’m interested in…”
興味や関心を示す表現で、具体的な欲求よりは好奇心を表します。
- “I’m keen on…”
強い関心や熱意を示すフレーズです。特定の趣味や活動への情熱を表現するのに適しています。
- “I wish for…”
抽象的な願望や欲求を表します。通常、現実的でないか、達成が難しいことに使われます。
- “I crave…”
強い渇望や切望を示します。食べ物や体験など、強く求めるものに対して使用されます。
- “I’m longing for…”
深い憧れや強い欲求を示す表現です。遠く離れた人や過去の記憶への強い想いを表すのに使われることがあります。
これらの表現は、話し手の感情の程度や状況に応じて選択し、適切に使い分けることが大切です。