(i) 速度は y′(t), 加速度は y′′(t) で与えられます.(これは速度, 加速度の定義によるものです.) これを計算すると
vy(t)=y′(t)=2g(1−e−21t)ay(t)=y′′(t)=ge−21t
となることがわかります. (この (i) は微分に関する公式を用います. 後の (ii), (iii) についても数学の知識を要します.)
(ii) は (i) で計算した vy のグラフを書いてください. vy(0)=0, vy(20)=2g(1−e−10) で, vy は単調増加なので, 問題の設定のとおり横軸を t, 縦軸を vy として, 0≤t≤20 の範囲で (0,0) と (20,2g(1−e−10)) を通る右上がりのグラフを書いておけば十分だと思います.
(iii) 普通に極限を求めて t→∞limvy(t)=2gです. これにより, 十分長い時間がたった後は, 物体はほぼ一定の速さ 2gm/s で水中に沈んでいくと解釈できます.
(iv) 運動方程式を用いて f が f=□vy のように vy の定数倍で書けることを示してください. 物体の質量は 1kg (したがって図の m=1), 働く力は図にある通り正の方向に重力 1⋅g=g が, 負の方向に抵抗力 f が働いていますから, 運動方程式(ma=F)を考えると
1⋅ay(t)=g−f
となります. したがって
f=g−ay(t)=g−ge−21t=g(1−e−21t)=21vy(t)
であることがわかります. これで f が vy に比例することがわかりました.
質問者からのお礼コメント
ほんとにありがとうございます!
全然分からなかったのですごい助かりました!