解決済み

写像の問題を逆像法で解く方法について

問題の概要は、xy2|x|≦y≦2 で定まる領域をDとし、点P(x,y)がD内を動くとき点Q(x+y,x2y)(x+y,x^{2}-y)が動きうる範囲Wを図示せよ、と言うものです。



私は、

変換後の点を(X,Y)として


xy{X+Y=x2+xXx+yyxyxy2\exists x \exists y \begin{cases}X+Y=x^2+x\\X=x+y \\y≧x \\y≧-x \\y≦2 \end{cases}

∃yを処理して


    x{X+Y=x2+xXxxXxxXx2\iff \exists x \begin{cases}X+Y=x^2+x\\X-x≧x \\X-x≧-x \\X-x≦2 \end{cases}

ここで、一旦xについて解いて

x1±1+4X+4Y2x=\dfrac{-1\pm\sqrt{1+4X+4Y}}{2}

二次方程式が実数解を持つ条件として判別式D=1-4(-X-Y)≧0


これらより

    x{x1±1+4X+4Y2XxxXxxXx2\iff \exists x \begin{cases}x=\dfrac{-1\pm\sqrt{1+4X+4Y}}{2}\\X-x≧x \\X-x≧-x \\X-x≦2 \end{cases}


∃xを処理して

    {14(XY)0X2(1+1+4X+4Y2)X0X2+1+1+4X+4Y2{14(XY)0X2(11+4X+4Y2)X0X2+11+4X+4Y2\iff \begin{cases}1-4(-X-Y)≧0 \\X≧ 2 ( \dfrac{-1+\sqrt{1+4X+4Y}}{2})\\X≧0 \\X≦2 +\dfrac{-1+\sqrt{1+4X+4Y}}{2}\end{cases} ∨ \begin{cases}1-4(-X-Y)≧0 \\X≧ 2 ( \dfrac{-1-\sqrt{1+4X+4Y}}{2})\\X≧0 \\X≦2 +\dfrac{-1-\sqrt{1+4X+4Y}}{2}\end{cases}


この後、前者の方は同値変形を繰り返して、

    {X32YX24Y+2YX24X2YX14\iff \begin{cases}X≧\dfrac{3}{2} \\Y≧X^{2}-4Y+2 \\Y≦\dfrac{X^{2}}{4}-\dfrac{X}{2} \\Y ≧-X-\dfrac{1}{4}\end{cases}

となって、xが3/2以上の領域は正しく図示できたのですが、後者の


{14(XY)0X2(11+4X+4Y2)X0X2+11+4X+4Y2\begin{cases}1-4(-X-Y)≧0 \\X≧ 2 ( \dfrac{-1-\sqrt{1+4X+4Y}}{2})\\X≧0 \\X≦2 +\dfrac{-1-\sqrt{1+4X+4Y}}{2}\end{cases}

の同値変形がなぜか上手くいかず、


{0X32Y(X2)22YX14 Y14(x1)214{0X32Y(X2)22YX14 \begin{cases}0≦X≦\dfrac{3}{2}\\Y≦(X-2)^{2}-2 \\Y ≧-X-\dfrac{1}{4} \\Y≧\dfrac{1}{4}(x-1)^{2}-\dfrac{1}{4}\end{cases} ∨ \begin{cases}0≦X≦\dfrac{3}{2}\\Y≦(X-2)^{2}-2 \\Y ≧-X-\dfrac{1}{4}\end{cases}


上の様になって

0<x<3/2の領域が上手く求まりません。


途中の無理不等式の辺りでミスをしているのか、どこかに論理の誤りがあると思うのですが、自分で見つけられず。。問題点を指摘して頂けないでしょうか。

ベストアンサー

ベストアンサー

詳しく見ていませんが、おそらく変形は合っています

{0X32Y(X2)22YX14Y14(X1)214{0X32Y(X2)22YX14\begin{cases}0 \leqq X \leqq \dfrac{3}{2} \\Y \leqq (X-2)^2-2 \\Y \geqq -X-\dfrac{1}{4} \\Y \geqq \dfrac{1}{4}(X-1)^2-\dfrac{1}{4} \\\end{cases}∨\begin{cases}0 \leqq X \leqq \dfrac{3}{2} \\Y \leqq (X-2)^2-2 \\Y \geqq -X-\dfrac{1}{4} \\\end{cases}

左側の条件式は右側の条件式にY14(X1)214Y \geqq \dfrac{1}{4}(X-1)^2-\dfrac{1}{4}の条件を付け加えたものになっています。

なので、左側の条件式は右側の条件式に包含されます。

この二つを「または」で結んでいるので、より大きい方が残って

{0X32Y(X2)22YX14\begin{cases}0 \leqq X \leqq \dfrac{3}{2} \\Y \leqq (X-2)^2-2 \\Y \geqq -X-\dfrac{1}{4} \\\end{cases}

になります。

返信(8件)

以前も回答いただき有難うございます。仰る通り∨の処理を見落としていました。。


ただ、それでも順像法で解くと(模範解答ではこちらのみ記述が有りました。)、0X320≦X≦\dfrac{3}{2}のとき、Yのとりうる範囲は

X14Ymax{X24X+2,X24X2}-X-\dfrac{1}{4}≦Y≦max\lbrace X^2-4X+2,\dfrac{X^{2}}{4}-\dfrac{X}{2}\rbrace

となっているので、

逆像法で解いても

0X320≦X≦\dfrac{3}{2}では

{0X32YX14 Y14(X1)214{0X32Y(X2)22YX14 \begin{cases}0≦X≦\dfrac{3}{2}\\Y ≧-X-\dfrac{1}{4} \\Y≦\dfrac{1}{4}(X-1)^{2}-\dfrac{1}{4}\end{cases} ∨ \begin{cases}0≦X≦\dfrac{3}{2}\\Y≦(X-2)^{2}-2 \\Y ≧-X-\dfrac{1}{4}\end{cases} …★

(返信欄の文字数制限がある様なので分割します)


(続きです)

が出てくるはずなのですが、(ご指摘頂いた∨の部分を修正すると★の右の方は出てきました。)

何回やっても

{14(XY)0X2(1+1+4X+4Y2)X0X2+1+1+4X+4Y2{14(XY)0X2(11+4X+4Y2)X0X2+11+4X+4Y2\begin{cases}1-4(-X-Y)≧0 \\X≧ 2 ( \dfrac{-1+\sqrt{1+4X+4Y}}{2})\\X≧0 \\X≦2 +\dfrac{-1+\sqrt{1+4X+4Y}}{2}\end{cases} ∨ \begin{cases}1-4(-X-Y)≧0 \\X≧ 2 ( \dfrac{-1-\sqrt{1+4X+4Y}}{2})\\X≧0 \\X≦2 +\dfrac{-1-\sqrt{1+4X+4Y}}{2}\end{cases}

から★の左が導けず、、どこか根本で間違っているのでしょうか?


何度もお手数をおかけし恐縮なのですが、アドバイス頂ければ幸いです。

なるほどそうでしたか、、、


よく見てみると、xxを消去した後の条件式の左側にある、

X2+1+1+4X+4Y2X \leqq 2+\dfrac{-1+ \sqrt{1+4X+4Y}}{2}

の処理が足りていませんね


この式からX32X \geqq \dfrac{3}{2}の条件を出して0X320 \leqq X \leqq \dfrac{3}{2}の可能性が消えていますが、この式は0X320 \leqq X \leqq \dfrac{3}{2}で恒真となります。よって、左側の条件式からでてくる

Y14(X1)214Y \leqq \dfrac{1}{4}(X-1)^2-\dfrac{1}{4}

がそのまま0X320 \leqq X \leqq \dfrac{3}{2}にも適用される、という感じです。

左条件の恒真から0≦X≦3/2部分を導く事は全く気付きませんでした。。有難う御座います。

ご指摘頂いた"恒真"に注意して右条件の同値変形を再確認したのですが、

{1+4X+4Y01+4X+4Y1XX01+4X+4Y32X\begin{cases}1+4X+4Y≧0 \\\sqrt{1+4X+4Y}≧-1-X…◆\\X≧0 \\\sqrt{1+4X+4Y}≦3-2X\end{cases}


{1+4X+4Y01+4X+4Y(1X)2X0032XYX24X+2{1+4X+4Y01X0X0032XYX24X+2{0X32Y(X2)22YX14⇔\begin{cases}1+4X+4Y≧0 \\\sqrt{1+4X+4Y}≧(-1-X)^{2}\\X≧0 \\0≦3-2X\\Y≦X^{2}-4X+2\end{cases}∨\begin{cases}1+4X+4Y≧0 \\-1-X≦0\\X≧0 \\0≦3-2X\\Y≦X^{2}-4X+2\end{cases}⇔…⇔\begin{cases}0≦X≦\dfrac{3}{2}\\Y≦(X-2)^{2}-2 \\Y ≧-X-\dfrac{1}{4}\end{cases}

(続きます)



◆も同様にx≧0の下で恒真だと考え、◆をx≧3/2の場合に反映させる必要がある様に思えるのですが、この考え方は正しいでしょうか?またその場合はどの様に同値変形すれば良いでしょうか。


度々お手数をおかけし申し訳無いです。。残りの疑問はこの点だけに絞る事が出来ましたので、ご教授頂ければ大変有難いです。

簡単に同値変形の全体像を書きます。

左側の条件式は整理すると、

{X01+4X+4Y0X+11+4X+4Y2X31+4X+4Y ...\begin{cases}X \geqq 0 \\1+4X+4Y \geqq 0 \\X+1 \geqq \sqrt{1+4X+4Y} \\ 2X-3 \leqq \sqrt{1+4X+4Y} ...①\end{cases}

①を32X\dfrac{3}{2} \leqq X及び0X320 \leqq X \leqq \dfrac{3}{2}に場合分けし、正負に注意して変形すると最終的には

{32X1+4X+4Y0YX24X2YX24X+2{0X321+4X+4Y0YX24X2\begin{cases}\dfrac{3}{2}\leqq X\\1+4X+4Y\geqq0\\Y\leqq\dfrac{X^2}{4}-\dfrac{X}{2}\\ Y\geqq X^2-4X+2\end{cases}∨\begin{cases}0\leqq X\leqq\dfrac{3}{2}\\1+4X+4Y\geqq0\\Y\leqq\dfrac{X^2}{4}-\dfrac{X}{2}\end{cases}

となります。

続きに右側の条件式を書きます。

(続き)

{X01+4X+4Y0X11+4X+4Y32X1+4X+4Y ...\begin{cases}X \geqq 0 \\1+4X+4Y \geqq 0 \\-X-1 \leqq \sqrt{1+4X+4Y} \\ 3-2X \geqq \sqrt{1+4X+4Y} ...②\end{cases}

②を①と同様に場合分けをして変形していくと、

{0X321+4X+4Y0YX24X+2偽∨\begin{cases}0\leqq X\leqq\dfrac{3}{2}\\1+4X+4Y\geqq0\\Y\leqq X^2-4X+2\end{cases}

②のX32X\geqq\dfrac{3}{2}で偽となる理由は、

3X23X-2が負となるので、3X21+4X+4Y3X-2\geqq\sqrt{1+4X+4Y}が成り立たないからです。

やっと理解できました!逆像法での解法がどこにも載っておらず、一人で試行錯誤して上手くいかなかったので大変助かりました。本当に有難うございます。

質問者からのお礼コメント

質問者からのお礼コメント

理解できました。何度も返信頂いてお手数をおかけしました。本当に有難う御座います。

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