高校物理の円運動について質問です。
小球が半径rの円軌道を離れずに回るのに必要な高さは5r/2であるという証明で、球が最高点にあるときに垂直抗力が0以上であれば良いという説明がされますが、それはどうしてでしょうか。
Cでの垂直抗力が0以上でも、CD間で落ちることはないのでしょうか。
そのCD間で垂直抗力が必ず働く(=円軌道に接触している)というのはなぜ言えるのでしょうか。
例えば、CD間で小球が円軌道から離れ、放物落下をするということは起こり得ませんか?

ベストアンサー

質問の内容を履き違えていたようです。申し訳ありません。(先程の回答は削除させて頂きました。)
結論から言えば、最高点以降は小球の速さが大きくなる一方だから大丈夫、ということになります。
今、小球に乗って動く観測者から見た場合を考えてみましょう。当然、これは非慣性系ですから、慣性力が乗ることになります。今回は円運動による慣性力が乗ることになり、これを「遠心力」と呼びます。
重力による円運動への寄与(つまり、重力の球の中心に向かう成分)をとすると、観測者から見た力のつり合いの式は
と書けます。なお、これをに直すと
となります。このが0にならない条件を探ればいいわけですね。
ところで、円軌道中で最も速さが遅くなる点は最高点です。(これは、例えばエネルギー保存則などから理解できると思います。)
また、は最高点で最大になります。(図を書いてみると分かりやすいと思います。)
つまり、最高点において「遠心力」は最小であり、「」は最大なので、は最小になってしまいます。
したがって、
『最高点でならば、円軌道中のあらゆる点でが満たされる』
という結論を得ることが出来ます。
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そのほかの回答(1件)
名無しユーザー
この回答は削除されました。
質問者からのお礼コメント
なるほど!遠心力は強くなり、重力の中心方向への寄与は小さくなるので、垂直抗力は増加し続けるということですね。
とても分かりやすかったです。ありがとうございました!