※ [ ]は対応関係を表す。
訳は
「その人は,車の運転が下手なことを決して認めないのと同様に,ユーモアのセンスがないことを何としても認めないだろう。」
Not by any means would he admit to [not] having a sense of humor, [any more than] he would ever admit to being a bad driver.
速読英熟語にはこのように表記されていました。私は少し疑問に思いました。まず,理由を言います。than 以降の部分は比較対象として表されます。この対応関係だとおかしく感じます。than 以降は文です。だとすれば,比較する部分は,any more than より前と後の文だと思います。でも,ここでは,admit to の目的語の部分にnotがあり,これだと文と文の比較ではなく語句と文の比較になると思います。なので,私は下記なら納得できると思います。
[Not by any means] would he admit to not having a sense of humor, [any more than] he would ever admit to being a bad driver.
比較の対応関係とクジラ構文の特徴で補足説明があれば,教えて頂けると嬉しいです。
解説お願いします。
ベストアンサー
クジラ構文は,not A any more than B と表記されますので,A とB に対応関係があるように見えますが,実は A と B に対応関係はありません。
be動詞の文(例文①)であれば A の部分には補語が来ますし,一般動詞の文(例文②)であれば A の部分には動詞句が来ます。一方,B の部分には必ず節が来ます。
①A whale is not a fish any more than a horse is.
馬が魚でないのと同様,クジラは魚でない。
②I cannot leave her any more than I can fly to the moon.
私が月に飛んで行けないのと同様,私は彼女と別れられない。
さて,速読英熟語の英文ですが,倒置になっていますので,通常の語順に直してから A と B に当たる部分を [ ] で囲ってみます。
→ He would not [admit to not having a sense of humor by any means], any more than [he would ever admit to being a bad driver].
この文は一般動詞の文なので,A の部分には動詞句が来ています。
元の倒置の文に戻すと,次のようになります。
Not [by any means] would he [admit to not having a sense of humor], any more than [he would ever admit to being a bad driver].
ここでは,Not by any means が文頭に来ることによって,A に当たる部分が2つに分かれています。
なお,速読英熟語では,熟語の not A any more than B を示す際に,Not by any means の Not ではなく,間違って not having の not を選んでしまっています。@kitchen555さんが疑問に思ったのも当然だと思います。
Z会でも間違うことがあるんですね。
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そのほかの回答(1件)
he would not admit to not having a sense of humorby any means , any more than he would ever admit to being a bad driver.
です。倒置が起きているので、文頭のnotは関係ありません
質問者からのお礼コメント
大変助かりました。
疑問が解消されました。