古文についての質問です。
"よろづを忘れて急ぎ上りなんとするは、"の「なん」が完了+推量にならない理由が分かりません。上にある「上り」は四段活用では無いのでしょうか?これが名詞であり助詞である場合、どう見分けたのか。また、「eの結びは省略されている。補うに最も適切なものを答えよ」という問題も分からないため、教えて頂きたいです🙇♀️
ベストアンサー
まず「よろづを忘れて…」の方を答えます。
「なむ(なん)」には、主に4つの使い方があります。
①強意・確述の助動詞「ぬ」の未然形 + 推量の助動詞「む(ん)」の終止形・連体形
②強意の係助詞
③他に対する願望の助動詞
④ナ変動詞の未然形活用語尾「な」 + 推量の助動詞「む(ん)」の終止形・連体形
これは覚えて、この中のどれかであるという考え方をします。
今回、明らかにナ変動詞ではないので④は✕。
③については、接続が未然形ですが、「急ぎ上り」は連用形となっているため✕。
②の場合は、取り除いても文意が通じることが特徴(あくまで強意であるから)ですが、今回は「なむ(ん)」を取り除くと「急ぎ上りとするは、」となり、ちょっと何を言っているかわからないので✕。
∴消去法より①の「強意・確述の助動詞「ぬ」の未然形 + 推量の助動詞「む(ん)」の終止形・連体形」になるのではないでしょうか。
次に、eについてですが、全文が載っていないと思われる(写真が途中できれている)ので、ちょっと私にはわかりかねますが、この見える範囲から推測するとしたら、「や」があるので、疑問の係り結びではないかと思います。ゆえに、何かしらの動詞や動詞+助動詞の、連体形ではないでしょうか。
このような回答しかできず、実力不足ですみません。
以上です。何かわからないこと、間違っていることがあれば遠慮なく返信してくださいね。頑張って!