高校 生物基礎 体内環境の維持 自律神経系 の質問です。
交感神経が働くときは、交感神経に接続しているすべての組織や器官に対して、「一斉に」働くのでしょうか。
それとも、「選択的に」働くのでしょうか。「選択的に」とは、心臓に対して働くが、胃や小腸に対しては働かない、というようなことです。
ベストアンサー
交感神経と副交感神経はいつも,どちらか一方ではなく,同時に,しかもシーソーにように拮抗しあって働いています。つまり,どちらか一方のスイッチが入っているのではなく,常に両方ともスイッチは入りっぱなしです。状況によって,それぞれのボリュームが上がったり下がったりするので,交感神経が優位な器官と副交感神経が優位な器官が同時に存在することもありえます。
ありがとうございます。
「交感神経が優位な器官と副交感神経が優位な器官が同時に存在する」ということですね。
すなわち、「器官」ごとに「シーソー」があるのですね。
「心臓に対するシーソー」が交感神経側に傾いている(優位)時に、「同時に」「小腸に対するシーソー」が水平もしくは副交感神経側に傾いていることがあるのですね。ありがとうございます。
ところで、その「シーソー」が折れ曲がって、例えば、「心臓に対するシーソー」が下向きに折れ曲がって、交感神経側にも副交感神経側にも働いてしまうことが、健康体であるいは病体で、あるでしょうか。(私の「妄想」かもしれません。)
補足します。
「シーソー」が「傾いている(優位)」とは、(シーソーに乗っている子供の体重で)下がっている側が「優位」であると、イメージしています。
(体重が軽くて)上がっている側が優位、というイメージではありません。
念のための補足です。
例えば,気温が上昇して皮膚や体温の上昇を視床下部が感知すると交感神経が刺激され,汗腺からの発汗促進,血管の拡張を起こすとともに,副交感神経も刺激され,心臓の拍動の抑制をおこなうなど,体温を低下させる反応が起きます。
この例は,汗腺と血管のシーソーでは交感神経が優位で,心臓のシーソーでは副交感神経が優位であることを示しています。
関連書籍に関する情報は特に持っていません。
質問者からのお礼コメント
ありがとうございます。