1,2-ジブロモエタン
の構造について、参考書にはAのように書かれていたのですがBではだめでしょうか?
CとHをくっつけて書く場合とくっつけないで書く場合の違いはハッキリと決められているのでしょうか?
補足です!
ポリエチレンやアセトアルデヒドなど、炭化水素が付加反応などで作られる物質は参考書に書いてあるものを暗記するしかないのですか?
ベストアンサー
Bの書き方で特に問題ありません。減点されることもありません。
しかし、Aの方が簡単で素早く書くことが可能ですし、Aで慣れることをお勧めします。
実際の二次試験の構造推定では、たとえば のようにめちゃくちゃ原子数の多い構造式を書かなければならないこともあり、その場合Bの書き方は現実的ではありません。
また、逆に二重結合や三重結合は省略することはありません。 結合も普通は省略することはありません。
カルボキシ基を と書くか と書くかは問題文のとおりにすればよいと思いますが、後者であれば減点されることはありません。
有機化学は暗記しなければいけない基礎知識の量も多く、それら知識を応用して解かなければいけない問題が多いので、総合的に難易度が高くなっています。
まずは反応経路などを暗記することから始めていきましょう。
暗記するしかないかと聞かれると、もちろん原理から理解することも可能かもしれませんが、それらをすべて理解することは難しく、暗記したほうが速いように思います。
教科書や参考書の文章を読み込むと、反応の原理が分かりやすく書かれてあることもありますので、そうするのがおすすめです。
高校化学の参考書で最も詳しいものは、私が知る限り『化学の新研究』です。興味があればご検討ください。
追記です。
立体異性体(光学異性体、鏡像異性体)が存在する構造式で立体構造を求められる場合は、不斉炭素原子と単結合している4つの原子団のうち、その炭素原子と同一平面上にある2つを普通に書き、残りの2つは紙面より手前か奥かで違う線で書くことがあります。
このパターンも問題演習を積めば必ず出てくるので、問題文の指示に従って解答しましょう。
質問者からのお礼コメント
すごく詳しく書いてくださりわかりやすかったです!今度本屋さんによったら参考書を見てみます。
どうもありがとうございました!