解決済み

アミノ酸の問題です。この問題の答えは⑤らしいのですが、そもそもどうしてpHを変えた時に流出液に含まれるアミノ酸が変わるのかが良くわかっていません。


解説していただけると嬉しいです。

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ちゃんと解説すると、結構長くなりますが、、


まずそもそもこの陽イオン交換樹脂ってのは、陽イオンがくっついて流れにくくなるので、「あるpH時点で陽イオンかどうか」を考える問題だと理解してください。


それで、pH4で陽イオンなら流れない、陽イオン以外なら流れるんですが、pH4だと酸性アミノ酸の「グルタミン酸」だけが双性イオンで、残りの2つは陽イオンなので、流れません。


pH7だと、中性アミノ酸のグリシンが双性イオンになるので流れて、残りのリシンは陽イオンなので流れません。


最後、pH11だと塩基性アミノ酸のリシンも双性イオン(または陰イオン)になるので、リシンが流れます。


なので、答えは⑤です。


アミノ酸は「等電点」と呼ばれるpHで双性イオンになるのですが、カルボキシキ基の数がアミノ基よりも多いアミノ酸(これを酸性アミノ酸という)は等電点が酸性寄りになり、逆にカルボキシ基がアミノ基よりも少ないアミノ酸(これを塩基性アミノ酸という)は、等電点がアルカリ性寄りになります。


なぜ酸性アミノ酸の等電点のpHが小さいか(塩基性アミノ酸の等電点のpHは大きいか)は、調べてください。簡単です。






質問者からのお礼コメント

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すごくわかりました!!

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