酸化銅(Ⅰ)の反応式についてです。
なぜ酸化銅(Ⅱ)のときのように反応物がCuではないのですか?1000度以下を経験してるのですでに酸化銅(Ⅱ)になっているからですか?
ベストアンサー
'1000度以下を経験してるのですでに酸化銅(Ⅱ)になっているからですか?'
結果から言うとそのように考えてもらっても差し支えないでしょう。
わたしはここの内容は専門ではないので詳しいことは言えないですが,まずCu→CuOは酸化還元反応です。化学反応式で表すならば,2Cu + O₂ → 2CuO
そしてCuO→Cu₂OはCuOの熱分解によってCu₂Oが生成するらしく,
4CuO → 2Cu₂O + O₂ と表されるらしいです。
まとめると,
2Cu + O₂ → 2CuO
4CuO → 2Cu₂O + O₂
そして'1000度以下を経験してるのですでに酸化銅(Ⅱ)になっているからですか?'というよりかはこれは二価の酸などを考えるといいですよ。
例えばH₂Aという酸はまず H₂A→HA⁻+H⁺ という反応によって H₂A から HA⁻ に変換されます。そして HA⁻→A²⁻+H⁺ という反応により HA⁻ から A²⁻ に変換されます。つまり,H₂A から A²⁻ になるとき,直接変換されるのではなく一旦 HA⁻ を経由していますね。
つまり,銅の熱分解も同様に Cu から直接 Cu₂O になっているのではなく,一旦 CuO を経由しているということです。なのであなたが言う '1000度以下を経験してるのですでに酸化銅(Ⅱ)になっているからですか?' はほぼその通りと考えてよいでしょう。
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名無しユーザー
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質問者からのお礼コメント
熱分解により生成していたのですね!
丁寧に教えて下さりありがとうございました!