解決済み

①A⊂BとA⊆Bは同じ意味でどちらも


        ∀x∈A, x∈B


という意味で、

A=Bになる場合も含むが、⊆の方は=になる場合があることを明示的に表しているということで合っていますか?


②①を踏まえると、A⊊Bは


     (∀x∈A, x∈B)∧(¬(A=B))


という意味で、AはBに含まれるが、A=Bになることはないということを明示的に表しているということですか?

そうであるならば、AがBに含まれ、A=Bになることもある場合に、A⊊Bと書くのは間違いということでしょうか?

ベストアンサー

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正しい理解です!


それではなぜ役割が同じ記号があるのでしょうか。それは包含関係を表す記号の記法が面倒なことを引き起こしているのです。ちょっと長くなりますが簡単にまとめておきます。


包含関係を考えるとき,基本的に

1.AABB の部分集合である(A=BA=B を許す)

2.AABB の真部分集合である(A=BA = B は許さない)

の2つを考えます。


実はこれらの記法の流儀が2通りあるのです。

パターンa:1番を \subset で表現し,2番を \subsetneq で表現する(高校の教科書はこっちのはずです)

パターンb:1番を \subseteq で表現し,2番を \subset で表現する


よって,流儀によっては \subseteq\subset は異なる意味を持つものとなります。


数学科で数学をした肌感として,パターンbを使っている様子を見たことはないです。しかし今後もしかすると \subset の表記で \subsetneq を意味していることがあり得るかもしれません。そのときはこの回答を思い出していただけると幸いです。

質問者からのお礼コメント

質問者からのお礼コメント

返信遅れてすみません。よくわかりました。ありがとうございました。

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