ODAに関してです。
「贈与」と「技術協力」は別なのですか?
根拠は2015年度の本試験の解答番号34
の選択肢④の文です。
写真が二枚までしか,使えない都合上
選択肢④の文とその解説を引用します。
※ 選択肢④は誤文です。
選択肢④の文
「日本の政府開発援助(ODA)は,
贈与や借款などの資金協力に
限定されている。」
選択肢④の解説
「日本の政府開発援助(ODA)には,
贈与や借款などの資金協力のほか,
青年海外協力隊の派遣などの技術協力も
含まれる。」
下にある写真の資料を参考にすると
「技術協力」は「贈与」の一部に入ると思います。しかし,選択肢④の解説を見ると,区別しているように見えます。
どう解釈するべきか教えていただきたいです。
ベストアンサー
写真の資料のとおり、「技術協力」は「贈与」の一部です。
選択肢④の解説は、「ODAには資金協力のほかに技術協力も含まれる」という意味で、「ODAには贈与のほかに技術協力も含まれる」という意味ではありません。したがって、この解説に誤りはありません。(ただし、誤解を招く表現ではあると思います。)
「多国間援助」も資金協力なので、選択肢④の「贈与や借款などの資金協力」に含まれるという解釈も可能です。
「ODAによる贈与には資金協力だけでなく、青年海外協力隊の派遣などの技術協力も含まれている」のような解説であれば、誤解は防げたと思います。
この問題のポイントは,選択肢④が技術協力に言及していないことだと思います。つまり,「技術協力に言及していないので,選択肢④は誤りである」ということで,解説もその観点から書かれています。
資金協力と多国間援助との関係は曖昧なので,この問題のポイントではないと思います。
質問者からのお礼コメント
大変助かりました。
解釈の仕方がわかってよかったです。