解決済み

光路差と経路差の違いについて教えてください。

また、使い分け方を教えてください。

ベストアンサー

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経路差とは、実際に光の波が進む道のりの差のことです。

光路差とは光学距離(光学的距離)の差です。

光学距離とは媒質中を光がとおる距離を真空中の距離に換算したものです。これは、(屈折率)×(ふつうの距離)となります。

空気中の屈折率は1なので空気中での光路差と経路差は等しくなります。

質問者からのお礼コメント

質問者からのお礼コメント

ありがとうございます。よくわかりました。

そのほかの回答(2件)

使い分け方は、「経路差=波長の整数倍のときに強め合う」ということだけ頭に入れておけば大丈夫です。

薄膜干渉の際の強めあう条件は 2d=(m+12)λn2d=(m+\dfrac{1}{2})\dfrac{λ}{n} となります。この導出は以下になります。

薄膜中の経路差は往復分で 2d2d 薄膜の上面では位相が ππ ずれるので (m+12)λ(m+\dfrac{1}{2})λ のときに強め合います。

しかし経路の差がある部分が薄膜中なので薄膜中での波長を考えないといけないので λ=λ/nλ'=λ/n を使用します。

光路差を問われる問題でなければ特に光路差を意識して問題を解き進めなくても解答できる問題が基本です。

この記事を読んでから「位相差」で考えていくとわかりやすいなと思いました。

https://manabitimes.jp/physics/1876