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「元の濁りの田沼恋しき」の上の句と意味を解説してほしいです。

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「白河の清きに魚も棲みかねて もとの濁りの田沼恋しき」は寛政の改革と田沼の腐敗政治を比較して風刺した狂歌です。


元白河藩主の松平定信は(=【白河】)それまでの田沼意次の利権的な政治を全面否定し、クリーンな政治を目指した。(=【清き】)

【魚】はその白河の政治下に生活している庶民のことで、その生活は清すぎて息苦しい。厳格な財政改革、倫理道徳にも厳しく、生活しづらい。(=【住みかねて】)前老中首座だった田沼意次は商業重視の政策をとって景気刺激を行ったが、結果様々な利権を発生させ腐敗政治を生んだ。(=【もとの濁りの田沼】)腐敗政治であっても自由で景気が良かった田沼時代のほうが良かったのかもなあ。(=【恋しき】)

という意味です。

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