解決済み

電気回路についての質問です。

RL直列回路の抵抗値RとコイルのインピーダンスZLの合計値|Zadd|の計算方法についてなのですが

Zadd = √(R^2 + jωL^2) = √(R^2 + ZL^2)

という計算方法で値を出そうとしているのですが、ZLの位相を含めて考えると違うらしく

ZLの位相が90度の場合はその式でよいですが,実際に計測したZLの位相は90度では無いはずです.その場合は,ZLを実部と虚部に分けてRLと足し,その結果から大きさと位相を求めなければいけません。

とアドバイスをいただきました。それでもわからないので教えていただけると幸いです。

ベストアンサー

ベストアンサー

抵抗とインダクタのインピーダンスはそれぞれ ZR=R,ZL=jωLZ_R=R,Z_L=j\omega L であり、直列なので合成インピーダンスは Z=R+jωLZ=R+j\omega L となります。


合成インピーダンスの絶対値は Z=R2+(ωL)2|Z|=\sqrt{R^2+(\omega L)^2} で問題ありません。


たしかにインピーダンス Z1,Z2Z_1,Z_2 の位相が π2\dfrac{\pi}{2} と異なるときは、それらを直列でつないだときの合成インピーダンスの絶対値は Z12+Z22\sqrt{Z_1^2+Z_2^2} とは異なります。実部と虚部とでわけて計算しなければなりません。

しかし、単にRL直列回路であれば、インダクタの位相は π2\dfrac{\pi}{2} なので、このように計算しても問題ありません。


RLC直列回路の合成インピーダンスは R2+(ωL1ωC)2\sqrt{R^2+\left(\omega L-\dfrac{1}{\omega C}\right)^2} となりますね。

補足

つまり、最初から絶対値を求めるのではなく、合成インピーダンスを考えて、そこから絶対値を求めればよいということです。

これができるのが複素表示をするメリットでもありますね。

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