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中学3年なのですが社会主義と共産主義の違いがわかりません。どのような仕組みに変わったのか、それによりなにが良くなったのかあと共産主義の特徴を平等なのか、貧富の差があるのかのというところから簡単に教えてください!たくさんの意見をお待ちしています。

ベストアンサー

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社会主義と共産主義は、ともに経済的な平等を目指す思想体系であり、両者は密接に関連していますが、それぞれが重視する点や実現する方法に違いがあります。


まず、社会主義は、資源や生産手段(工場や農地など)を社会全体で共有し、その利益も社会全体で分かち合おうとする思想です。社会主義は経済的平等を重視し、個人の利益よりも社会全体の利益を優先します。しかし、社会主義では、市場経済を一部保持することがあります。また、政府が経済の調整役となり、生産手段の所有と運用を管理します。


一方、共産主義は、社会主義のさらに先を目指し、すべての財産を社会全体で共有し、個人の私有財産をなくすことを目指します。共産主義では、階級のない社会が理想とされ、全ての人が等しく働き、等しく収益を分け合うことを目指します。


社会主義が共産主義に変わるというよりは、共産主義は社会主義の一種で、その究極的な形をとるものと理解することができます。社会主義が経済的な平等を求めつつも、ある程度の市場経済や私有財産を許容するのに対し、共産主義は全ての財産の共有と階級の撤廃を追求します。


共産主義の特徴としては、「全ての人が等しく働き、等しく収益を分け合う」という理想があります。そのため理論上は貧富の差はなく、全ての人が等しく生活することが目指されます。しかし、実際に共産主義を採用した国々では、政治的なエリートが特権を享受するなど、理想と現実の間にはギャップが生まれることが多々ありました。


また、社会主義から共産主義への移行が「良くなった」という評価は一概には難しいです。それは、それぞれの思想がどの程度うまく機能するかは、具体的な社会環境や経済環境、政策の実施方法、そしてその国の歴史や文化などに大きく依存するからです。社会主義から共産主義への移行がもたらす結果は、その過程や結果を評価する視点によります。


理論的には、共産主義は経済的な平等を最も徹底的に追求する形態であり、社会の全員が等しく生産から得られる利益を享受することを目指します。これにより、理論上は貧富の差がなくなり、社会全体の生活水準が向上するとされています。


しかし、歴史的に見て、共産主義を実施した国々では、経済的な困難や政治的な抑圧、人権の侵害などの問題がしばしば発生してきました。これは、経済の全てを国家が管理することの困難さ、権力集中による権力の乱用、自由市場の制約による効率の低下など、共産主義の理論と実際の運用との間に存在する課題に起因しています。


したがって、社会主義から共産主義への変化が「良くなった」とは一概には言えません。それは各社会や国家が直面する具体的な状況、そしてその思想をどのように適用・実施するかによる部分が大きいです。

そのほかの回答(1件)

社会主義は、会社のカタチを国が取っているようなものです。

共産主義は、社会主義の内の一つの経営モデルです。


目標や理想は、時に甘美な響きを持って人を動かします。

平等とは、共に豊かになる理想はあれど、共に貧しくなった方が易く平等に近づきます。

経営陣(飴と鞭のような)とその他大勢(ここの内で平等)と分けてみると、そこには貧富の差があって当然のシステムになってしまいます。


端的に回答すると、こんなようなイメージです。


全てがこの回答に当てはまるとは思いませんが、理想と現実(結果)、人の心理、経営者の資質、戦争、、などなど。どれも深掘りして突き詰めていくと、何となく繋がっていくと思います。

しかし、戦争が絡んていますので、歴史の勉強では理解出来ないと思います。

補足

共産主義には、「人権」や「自由」はありません。


日本共産党は、「人権」等共産主義にハマらないものを掲げていますが、党名を変えるべきか、ブラフかです。

まぁ、前述が判れば、自民党も似たようなものです。

イデオロギー(思想や主義など内心的なもの)と表名(指標や名目等)は、必ずしも一致はしていません。

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