解決済み

y=xが全ての点において連続であることはどうやって示しますか?

y=x^2もそれと同じ方法で示せますか?

単純に疑問です。高校数学では「整式で表される関数や分数関数、無理関数、三角関数、指数関数、対数関数などは連続関数である」というふうだそうです。

ベストアンサー

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高校範囲で考えるなら、

limxx0f(x)=f(x0)\lim_{x\to x_0}f(x)=f(x_0)

が成り立つことです。


厳密には


任意のϵ>0\epsilon\gt0に対して

xx0<δf(x)f(x0)<ϵ|x-x_0|\lt\delta\rightarrow |f(x)-f(x_0)|\lt\epsilon

となるδ>0\delta\gt0が存在するとき、f(x)f(x)x=x0x=x_0で連続である。


です。


証明

f(x)=xf(x)=xとする。任意のϵ>0\epsilon\gt0に対してδ=ϵ\delta=\epsilonとすれば、

任意のx0x_0においてxx0<δ|x-x_0|\lt\deltaのとき

f(x)f(x0)=xx0<δ=ϵ|f(x)-f(x_0)|=|x-x_0|\lt\delta=\epsilon

より、f(x)=xf(x)=xは任意の点で連続。


連続関数の定義なので、もちろんf(x)=x2f(x)=x^2もこれで証明できます。


非連続だと、例えば

f(x)={1 (x<0)+1 (x0)f(x)=\begin{cases}-1\ (x\lt0)\\+1\ (x\geq0)\end{cases}

x=0x=0を除いて連続(x=0x=0で非連続)です。

その他に、ガウス記号とかだと非連続になりますね。

補足

興味があれば、f(x)=x2f(x)=x^2の連続証明やってみてください。

とはいっても、大学数学の最初なのですぐにやることになるんですが。

返信(7件)

高校範囲の場合の追記。


右極限と左極限が一致するとき、その点で連続。


というやり方です。

5分ぐらいx^2の場合考えましたが、わたくし凡人のためちょっとよくわかりませんでした。いろんなパターンをみることで体系的に理解するタイプでして、x^2の場合の証明を教えていだけませんでしょうか。

了解しました。


f(x)=x2f(x)=x^2とする。

任意のϵ>0\epsilon\gt0に対してδ>0\delta\gt0が存在し、xx0<δ|x-x_0|\lt\deltaとする。

このとき、三角不等式から

x<xx0+x0=δ+x0|x|\lt |x-x_0|+|x_0|=\delta+|x_0|

である。


f(x)f(x0)=x2x02=x+x0xx0<(x+x0)xx0<{(δ+x0)+x0}δ=(δ+2x0)δ\begin{align*}|f(x)-f(x_0)|&=|x^2-x_0^2|\\&=|x+x_0||x-x_0|\\&\lt(|x|+|x_0|)|x-x_0|\\&\lt\{(\delta+|x_0|)+|x_0|\}\delta\\&=(\delta+2|x_0|)\delta\end{align*}


続きます。


ここで、

δ=x02+ϵx0\delta=\sqrt{|x_0|^2+\epsilon}-|x_0|

とおくと、

(δ+2x0)δ=(x02+ϵx0+2x0)(x02+ϵx0)=(x02+ϵ+x0)(x02+ϵx0)=(x02+ϵ)2x02=x02+ϵx02=ϵ\begin{align*}(\delta+2|x_0|)\delta&=(\sqrt{|x_0|^2+\epsilon}-|x_0|+2|x_0|)(\sqrt{|x_0|^2+\epsilon}-|x_0|)\\&=(\sqrt{|x_0|^2+\epsilon}+|x_0|)(\sqrt{|x_0|^2+\epsilon}-|x_0|)\\&=(\sqrt{|x_0|^2+\epsilon})^2-|x_0|^2\\&=|x_0|^2+\epsilon-|x_0|^2\\&=\epsilon\end{align*}


任意のx0x_0に対して上記が成り立つので、f(x)=x2f(x)=x^2(,)(-\infty,\infty)で連続。

5行目の=は<ですか?

補足

x^3の場合やってみたんですけど、

置換積分みたいにx3x03|x^3-x_{0}^3|(xx0+x0)3x03|(x-x_{0}+x_{0})^3-x_{0}^3|にして、

これを不等式使ってδで表したんですけど、結果が、δ3+3x0δ2+3x02δδ^3+3|x_{0}| δ^2+3x_{0}^2 δで、これイコールεのδの方程式をどうするべきでしょうか。

知恵袋でカンニングしたら、不等式みたいな感じで、はあって感じになりました。

なんかこんなことやってると高校数学やらないとって思ったんですけど、どうですか?

5行目は==です。式変形の途中で<\lt挟んでるので、最終的にはf(x)f(x0)<ϵ|f(x)-f(x_0)|\lt\epsilonが言えます。


f(x)=x3f(x)=x^3のときはその式変形から、δ<1\delta\lt1とすれば

<δ(1+3x0+3x02)\lt\delta(1+3|x_0|+3|x_0|^2)

なので、δ<ϵ1+3x0+3x02\delta\lt\dfrac{\epsilon}{1+3|x_0|+3|x_0|^2}となるようなδ\deltaをとればf(x)f(x0)<ϵ|f(x)-f(x_0)|\lt\epsilonが言えますね。


連続証明はf(x)f(x0)<ϵ|f(x)-f(x_0)|\lt\epsilonを示すのが目的ですので、不等式を繰り返して上から抑えていく感じになります。


この辺は、息抜きに考えるのはいいかと思いますが、まずは高校数学からですね。受験勉強頑張りましょう。

存在証明はほんとにいろんなやり方あるんですね〜。おもしろそうです。すごいやる気上がりました!

質問者からのお礼コメント

質問者からのお礼コメント

ありがとうございます🙌楽しみです

そのほかの回答(1件)

高校数学では示せないです

連続性の定義を習わないので、何を示せばいいのか分からないです

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