①帝国主義諸国間の競争が激化した結果,各国内ではどのような考えが広がったか説明しなさい。
②帝国主義を批判する動きで、社会主義者たちは何を結成し、どのようなことを訴えたか説明しなさい。
ベストアンサー
歴史上の出来事をおっしゃっているのであれば、いつの時代の何の話かを教えていただけたら、回答できる人は多くいると思います。
単に、表面的な出来事を想定して、その条件で回答を。とのことでしたら、裏側の動きを読めないので、正解はないのだと思います。
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そのほかの回答(1件)
① 帝国主義諸国間の競争が激化した結果、各国内では以下のような考えが広がりました。
ナショナリズム: 各国の国民は自国の偉大さや優越性を強く意識するようになりました。このため、他国との競争や対立を正当化し、さらに領土や植民地の獲得を重要視するようになりました。
社会ダーウィニズム: チャールズ・ダーウィンの進化論を社会に当てはめた考え方で、強者が生き残り、弱者が淘汰されるという「生存の競争」の考えが人々の間に広まりました。これは、国家間の競争においても同じで、強い国が弱い国を支配するのは自然なことだとする考え方が強まりました。
経済的側面: 工業化が進む中、新しい市場や資源へのアクセスが必要となり、これを確保するための植民地獲得競争が激化しました。その結果、植民地の獲得や拡大を求める経済的な要因が国内で強調されました。
② 帝国主義を批判する動きとして、社会主義者たちは以下のようなアクションを起こしました。
第二インターナショナルの結成: 1889年に設立された国際的な社会主義者・労働者の組織。これは、各国の労働者や社会主義者が一堂に会し、国際的な連帯を強めるためのものでした。
帝国主義の批判: 社会主義者たちは、帝国主義が資本主義の一形態であり、弱い国や地域を支配することで資本家たちがさらなる利益を追求していると批判しました。彼らは帝国主義が資本主義の危機を緩和する手段としての植民地獲得を強調し、これを反対の立場から批判しました。
戦争反対: 第二インターナショナルは、帝国主義間の対立が戦争を引き起こす可能性が高まる中、戦争を阻止するための活動を行ってきました。特に第一次世界大戦が勃発する前後には、戦争反対のスタンスを強調していました。
以上のように、帝国主義の時代には、各国内でナショナリズムや社会ダーウィニズムなどの思想が広がり、一方で社会主義者たちは帝国主義や戦争を批判する動きを強めていました。