株（株式）とは何かについて、中学生に教えてほしいです！学校の先生の話だといまいち理解できませんでした‥

株式は株式会社が発行します。「必要としている膨大な資金を少額に分配したもの」といえるでしょう。

現在、事業主が多額のお金を集める方法には大きく2つ用意されています。１つ目が銀行など金融機関から借りる方法です。信用があれば数十億円と借り入れることができます。しかし、必ずしも借り手に信用があるわけでもなく、必ず借りたお金は返済しなければなりません。

２つ目が株式の発行という方法です。こちらを詳しく解説します。

株式会社は必要とする大きな資金を少額に分けた「株式」にして発行できます。株式を買った人はその会社の株主になることができ、自由に何株でも買うことができます。

株式会社は多額の資金を集めるのに有効な仕組みです。一人ひとりが買う株式の数は少なくても多くの人が株式を買うことで多額の資金を集めることができます。

たとえば数千万円の資金が必要な場合に1株5万円などの少額の株式を発行し、この株式を買ってくれる人も探します。この場合、お金を借りるのではなく、株式を買ってもらうので、そのお金は返す必要はありません。

株主はその会社が儲かった場合、持っている株式の数（出資額）に応じて利潤の一部を受け取れます。これを配当といいます。株式を買う人は多くの配当を見込んで買う場合が多いです。一方で、その会社が事業に失敗して倒産した場合は、買って持っていた株式（出資金）は失ってしまいますがそれ以上の責任を負う必要はありません。倒産した場合は、お金を返してもらうことはできず泣き寝入りとなります。