NPOとNGOの違いは何ですか？

NPOとNGOはどちらも市民が主体となって営利を目的とせずに課題を解決したり、よりよい社会をつくる活動を行う団体のことを指します。日本では海外の課題に取り組む活動を行う団体をNGO、国内の課題に対して活動する団体をNPOと呼ぶ傾向にあると外務省は述べています。

【NGO】

non-governmental organizationsの略。「非政府組織」と訳される。1945年に国連が成立したが、国連でさまざまな協議を行う際に政府組織と民間組織との区別が必要となり、NGOという略称が使われるようになった。

外務省はNGOについて「貧困、飢餓、環境など、世界的な問題に対して取り組む市民団体であれば、NGOと呼ぶことができる」と述べている。

【NPO】

Non-Profit Organizationの略。「非営利組織」と訳される。営利を目的にしない、市民による組織のことを指す。

日本NPOセンターは「NPOは社会的な使命を達成することを目的にした組織」と述べている。また、「非営利とは、利益を上げてはいけないという意味ではなく、『利益があがっても構成員に分配しないで、団体の活動目的を達成するための費用に充てること』」と説明している。