解決済み
大日本帝国憲法と帝国憲法の違いを教えてほしいです。中学生の社会のテストに出るような違いが知りたいです。
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大日本帝国憲法と日本国憲法には大きく4つの違いがあります。
① 主権
大日本帝国憲法は天皇主権。憲法の改正は天皇の発議により議会が議決します。
日本国憲法は国民主権。憲法の改正は国会の発議により国民投票が行われます。
② 国民の権利義務の保証
大日本帝国憲法では、臣民(国民)に兵役の義務と納税の義務が定められた。人権は天皇の恩恵で法律の範囲内においてのみ保証された。
日本国憲法では、国民の義務として勤労と納税、教育を受けさせる義務が定められた。基本的人権は「いかなる国家権力によっても侵されない永久の権利」であり、(公共の福祉に反しない限り)最大限に尊重されるべき権利とされる。
③ 憲法の種類
大日本帝国憲法は天皇により制定された「欽定憲法」
日本国憲法は国民が主体となり制定した「民定憲法」
④ 天皇の地位
大日本帝国憲法では、天皇は神聖不可侵な存在。立法など国政を行う権限、軍隊の統率権は全部天皇が持っており、議会にはからずとも行使できた。
日本国憲法での天皇は日本国および日本国民全体の象徴にとどまり、政治上の実権は持っていない。また天皇の地位の根拠は、主権者である日本国民の総意に基づくものであるとされる。
質問者からのお礼コメント
自分一人ではわからなかったので助かります💦