学校の国語では「物質=目に見える・触れるもの」「精神=心や考え」の対比で教わることが多く、日常語的には「物質的なもの」と「精神的なもの」を二項対立させれば通じます。けれど辞書や哲学に進むと用語の範囲が広がり、哲学では「物質(matter)」対「精神(mind/spirit)」という心身問題や、唯物論と観念論という大きな対立軸があります。さらに物理学や化学の文脈では「物質」は物質量や物質の性質(物質 vs エネルギー、物質系 vs 場)という技術的な区別で使われるので、対義語が変わることがあります。結論としては、まず文脈(国語、哲学、物理・化学など)を確認して、日常会話では「物質⇔精神」で問題なく通じるが、学術的議論ではその分野での定義に従って読み替える、という使い分けが実務的です。