解決済み

シュレディンガーの猫は未来はどう転ぶか分からないという解釈で大丈夫ですか?

ベストアンサー

ベストアンサー

端的に例えるならば、可能性の世界は同時に存在しています。(パラレルワールド)その内の1つの世界が現実として収束します。

未来は、在るべきカタチが決まれば、一つの線で結ばれるので、運命と読んでいるものに近いのもしれません。


可能性の共存という概念があっての思考実験で、確認する事が難しい例えをわざと作り、皮肉から生まれた論理です。

しかし、それが返って「可能性の共存」を説明するのに適してしまったというお話し。


補足

補足ではなく、訂正かも。

パラレルワールドでは、時間軸が無く同時に共存と収束が起こっているので、分かりにくいですね。


実際にあることとしての例

2時間かけた宿題があります。学校へ行く時、満足に通学していました。学校へ着いた時に宿題のノートを忘れていた事に気付きました。

通学中は、持ってきている自分と忘れている自分は共存しています。忘れていることに気付いた時に、事実に収束されています。もし、持ってきている場合は、持ってきている方へ収束されます。


シュレディンガーの猫は、

可能性の共存と収束された事実を分離して考えることが出来る実験の一つです。

シュレディンガーは、可能性の共存の状態は、確率としてみてくだらない事と結論付けたかったが、返って可能性の共存した状態を分かりやすくしてしまっていたのです。

そのほかの回答(1件)

シュレディンガーの猫の実験は、量子力学の特性を説明するための思考実験です。これは実際に行われた実験ではなく、理論を説明するための物語です。


この思考実験では、猫が箱に閉じ込められ、その箱の中には放射性物質と、その放射性物質から放出される粒子が検出されると毒ガスが放出されて猫を殺してしまう装置があります。そして、放射性物質から粒子が放出されるかどうかは、量子力学によれば確率的なもので、予測不能です。


そして、箱を開けて確認するまでは、その猫は「生きている状態」と「死んでいる状態」の両方を併せ持つとされます。これが「量子重ね合わせ」と呼ばれる現象です。


「未来はどう転ぶか分からない」という解釈は、一部正しいと言えます。それは、箱を開けるまで猫の状態(生きているか、死んでいるか)は不確定で、その結果は観測するまでわからないからです。


ただし、重要なのは、この「未来はどう転ぶか分からない」という不確定性が、量子力学特有の「重ね合わせの状態」から来ているということです。つまり、観測されるまでの間、すべての可能性が同時に存在するという量子力学の特性を、シュレディンガーの猫の実験は表現しているのです。