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ここでは、日本語の「そうです」に相当する韓国語のフレーズと、それぞれの表現が持つニュアンスについて例文と共に解説します。

「そうです」の韓国語表現

  1. 맞아요 (マジャヨ): 文字通り「そうです」を表す基本的な表現で、一般的に使われます。
  2. 그래요 (クレヨ): ニュアンスとしては「そうだね」という轻松的な同意の意。
  3. 네 (ネ): より简单でフォーマルな「はい」を表す表現です。
  4. 응 (ウン): 友達同士や親しい人に対して用いられるよりカジュアルな「はい」の表現。
  5. 정확해요 (ジョンファキョ): 「それは正確です」、「正しく(~です)」の意。
  6. 그럼요 (クロムヨ): 「それは当然です」や「もちろんです」のような、確信を伴う同意の表現。
  7. 아마 그럴 거예요 (アマ クロル ゴエヨ): 「たぶんそうだと思います」、「恐らくそうです」と状況や事実について推測する際に使う表現。
  8. 그렇게 생각해요 (クロッケ サンガンヘヨ): 「私はそう思います」、「私の意見ではそうです」など、自分の意見を表す際に用いられます。
  9. 동의해요 (ドンウィヘヨ): 「私は同意します」、「私もそう思います」といった同意や賛成を示す表現。
  10. 사실이에요 (サシリエヨ): 「それは事実です」と真実を強調する際に用いられる表現です。

맞아요

1. 맞아요, 저도 그렇게 생각해요.

日本語訳:「そうです、私もそう思います。」

2. 네, 맞아요. 그 분이 제 아버지예요.

日本語訳:「はい、そうです。その人が私の父親です。」

3. 맞아요, 어제 비가 왔어요.

日本語訳:「そうです、昨日は雨が降ったんです。」

「맞아요」は韓国語で使われる表現で、「そうです」や「正しいです」の意味を持つことが多いです。言葉や事実、意見などを肯定的に認める際に使用します。日本語の「そうですね」や「そのとおりです」に相当します。ただし、完全に同意というよりは、相手の意見や状況を認める、または理解したというニュアンスが強いです。同じ韓国語でも、相手に対する敬意や立場を示すために微妙に違う言葉を使うこともあるので注意が必要です。

그래요

1. 학생: 선생님, 이 문제를 이렇게 푸는 거 맞아요?

선생님: 그래요. 정확하게 풀었어요.

日本語訳: 学生:先生、この問題はこのように解くのが正しいんですか?

老師:そうです。正確に解きました。

2. 친구: 우리 내일 오후에 쇼핑하러 갈래요?

나: 그래요. 좋은 생각이에요.

日本語訳: 友達:私たちは明日の午後にショッピングに行きますか?

私:はい、それは良い考えです。

3. 엄마: 이번 주말에 모두가 모여서 저녁을 먹는 게 어때?

나: 그래요. 좋은 생각이에요.

日本語訳: 母:この週末にみなさんが集まって夕食を食べるのはどうですか?

私:そうですね、いい考えです。

「그래요」は文字通りには「そうだ」を意味しますが、韓国語ではコンテクストにより様々な微妙なニュアンスを持つ表現です。「賛成」、「理解」、「受け入れ」などの意味に使われ、文脈に応じて適応されます。また、力強い主張を表現する便利なフレーズでもあります。そのため、「그래요」は日本語の「そうですね」または「そうだ」に近いですが、より広い範囲の意味を持つことができます。

1. 네, 제가 하겠습니다.

日本語訳:「はい、私がやります。」

2. 아, 네! 이해했습니다.

日本語訳:「あ、はい!理解しました。」

3. 식사는 했나요? 네, 이미 했습니다.

日本語訳:「ご飯は食べましたか? はい、もう食べました。」

韓国語の「네」という言葉は、日本語の「はい」と同様に肯定的な返事として一般的に使われます。ただし、相手の発言や質問に対する肯定的な反応を示すだけでなく、「そうです」という意味も含まれます。また、韓国では敬語表現として「네」と頭を下げることがよく見られます。「네」のニュアンスは発言者が話し手の意図を理解し、それに同意することを示しています。だから、韓国語では「네」とだけ答えることが許容され、状況によってはそれが最も適切な答えとされているのです。

1. 응, 너가 맞아.

日本語訳:「うん、君が正しいよ。」

2. 응, 나도 좋아해.

日本語訳:「うん、僕も好きだよ。」

3. 응, 알았어. 꼭 할게.

日本語訳:「うん、わかったよ。絶対にするね。」

「응」は韓国語の口語表現で、話者が相手の発言や質問に対して肯定的に応答するときに用いられます。英語の「yes」や日本語の「うん」「そうだよ」などと同様の意味を持ち、肯定・認同・承認・同意などの意思表示を表します。ただし、「응」は日本語の「うん」のようなカジュアルな表現で、フォーマルな場面では通常使われません。「응」は話者が相手の意見や要求に対して受け入れる姿勢を示すため、コミュニケーションの円滑化や関係性の強化に役立つ表現です。

정확해요

1. 다음에 또 만나요. 그때까지 건강하세요.

日本語訳:「また次に会いましょう。その時までお元気で。」

2. 정확해요, 그것이 맞아요.

日本語訳:「正確です、それが正しいです。」

3. 이 문장이 정확해요?

日本語訳:「この文章は正確ですか?」

韓国語の「정확해요」は、日本語で「正確です」または「そうです」と訳すことができます。しかし、そのニュアンスは、ただ単に「そうです」という肯定表現よりも、何かが正確である、またはその通りであるという強い意味を持ちます。したがって、事実や真実を、誤りの可能性がないと断言するときや、正確さや精度を強調するシチュエーションで使われます。また、人に何かを説明するときや、誤解を解くときなど、情報の正確性を確認するときにも使われます。

그럼요

1. 진짜 그럼요? 나는 몰랐어요.

日本語訳:「本当にそうなんですか?私は知らなかったです。」

2. 그럼요, 맞아요. 저도 같은 생각이에요.

日本語訳:「そうですよ、正解です。私も同じ思いです。」

3. 네, 그럼요. 이번에 받은 선물은 진짜 좋아요.

日本語訳:「はい、そうですよ。今回もらったプレゼントは、本当に好きです。」

그럼요は「そうです」という意味を持つ表現で、相手の言った事柄や提案、意見、信念などを肯定するときに使います。また、相手が疑問を投げかけてきたときにも「그럼요」を使うと、「それは確かにそうだ」という意味を強調することができます。会話のフローをスムーズにするためのフレーズでもあります。ただし、相手に対する敬意を示す場面や、公式な場ではあまり使われません。ニュアンス的には「うん、それが事実だよ」や「そうだよ、それが本当だよ」といった感じです。

아마

1. 아마 내일 비가 올 것 같아요.

日本語訳:「たぶん明日は雨が降るでしょう。」

2. 그녀는 아마도 지금 집에 온 거에요.

日本語訳:「彼女はおそらく今家に帰っているでしょう。」

3. 아마 이러한 일이 다시 일어나지 않을 것입니다.

日本語訳:「おそらく、このようなことは二度と起こらないでしょう。」

「아마」は、「たぶん」や「おそらく」などの意味を持つ韓国語の副詞です。具体的な証拠や根拠がないまま、自分の直感や経験、それまでの情報から予測や推測をする際に使います。「아마」を使うと、発言の確信度が低くなり、話し手がある事態を確定的に断定するのではなく、あくまで推測や予想の範囲でしかないことを示すことができます。そのため、話し手が相手に対して遠慮したり、柔らかい表現をする際にも使われます。また、「아마」を文の最初に置くと、「たぶん」「おそらく」の意味が強まります。

그렇게

1. 야, 조금만 기다려도 그렇게 화를 내지 말아.

日本語訳:「よお、ちょっと待つだけでそんなに怒らないでよ。」

2. 아무리 생각해도 그렇게 말한 것이 맞다.

日本語訳:「どう考えても、そう言ったことが正しい。」

3. 그렇게 하면 선생님이 화낼 거야.

日本語訳:「そうすると、先生が怒るよ。」

「그렇게」は主に「そのように」または「そう」と訳されますが、そのニュアンスは文脈によって異なります。「그렇게」は直訳すれば「そのように」ですが、意味としては「聞いた通りに」、「話した通りに」、「見た通りに」、「考えた通りに」など、相手の発言や行動などを指す代名詞的な表現です。また、韓国語では、否定的な事柄を表現する際にも「그렇게」を使います。しかし日本語の「そう」と違い、「그렇게」は指し示す対象がはっきりしている時に使う言葉です。

동의해요

1. 다른 사람의 의견에 동의해요.

日本語訳:「他の人の意見に同意します。」

2. 당신의 제안에 동의해요.

日本語訳:「あなたの提案に同意します。」

3. 그것이 잘못된 것이라는 사람들의 말에 동의해요.

日本語訳:「それが間違っているという人々の言葉に同意します。」

韓国語の「동의해요」は日本語で「同意します」や「賛成です」などと訳すことができますが、「そうです」というニュアンスを含んでいます。人の意見や提案、考え方などに対して肯定的な反応を示す表現として使われます。「동의해요」は自分がその意見や考え方と一致する、つまり同じ視点や立場を持っていることを表します。しかし、「동의해요」は純粋に事実を認める「そうです」とは異なり、一定の評価や判断が含まれます。つまり、自分の意見や価値観を通じてその事柄を評価、受け入れることを示すため、「そうです」と同時に「賛成です」というニュアンスも含む複雑な表現です。

사실이에요

1. 그런 건 사실이에요. 제가 해야 할 일을 끝까지 이행하지 못했어요.

日本語訳:「それは事実です。私は自分がすべきことを最後まで果たせませんでした。」

2. 저는 사실이에요. 오늘 아침에 일찍 일어났어요.

日本語訳:「実はそうなんです。今朝、私は早く起きました。」

3. 그건 사실이에요. 저는 일본어를 배우고 싶어요.

日本語訳:「それは事実です。私は日本語を学びたいです。」

「사실이에요」は、「事実です」という意味を持つ韓国語のフレーズです。日本語の「そうです」に等しく、主張や意見が事実として正しいことを確認、または認識する際に使用されます。また、自分の経験や意図、感情などをはっきりと述べる際にも使われます。「사실이에요」を文の最初に配置すれば、「実は」という意味になり、「どうやら~らしい」というニュアンスを表すこともできます。以上のように、「사실이에요」は非常に幅広いシチュエーションで使用できる表現です。

韓国語で「そうです」を表現する際のポイントと注意点

「そうです」に相当する韓国語の表現は様々なものがあり、それぞれのニュアンスを理解して使い分けることが大切です。一般的には「그렇습니다」が「そうです」に相当しますが、事実を確認する際に用いる「맞습니다」や、話し手の感情を含めて同意する「그래요」なども存在します。詳しくは以下に見ていきましょう。

1. 「그렇습니다」

「そうです」の直訳で、基本的には事実や客観的な事柄に対して使います。

例:「이것은 당신의 책이에요? 그렇습니다.」

(これはあなたの本ですか? そうです。)

2. 「맞습니다」

「正しい」という意味があるため、事実を認めるときや相手が正しいと確認する際に使います。

例:「오늘은 금요일인가요? 맞습니다.」

(今日は金曜日ですか? そうです。)

3. 「그래요」

話し手が感情を込めて同意するときに使います。親しい間柄で使うことが多い表現です。

例:「오늘 날씨 좋네요. 그래요. 」

(今日の天気が良いですね。 そうですね。)

これらの表現を適切に使い分けることにより、より自然な韓国語表現が可能となります。

「そうです」の韓国語表現まとめ

「そうです」を韓国語で表現すると「그렇습니다」となります。また、口語で話す際は「그래요」や「맞아요」などとも言います。語尾の「요」は敬語表現で、相手に対する尊敬の意を示しています。韓国語は日本語と異なり、話す相手や状況によって表現が変わるので、場面によって使い分けることが重要です。