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ここでは、日本語の「本当」に相当する韓国語のフレーズと、それぞれの表現が持つニュアンスについて例文と共に解説します。

「本当」の韓国語表現

  1. 진짜 (チンチャ): 日本語の「本当」に相当し、一般的に最もよく使われます。
  2. 정말 (ジョンマル): 状況や感情を強調して表現する時に用います。
  3. 웬말 (ウェンマル): 敬語表現です。「本当に」の意味があります。
  4. 사실 (サシル): 「事実」「現実」という意味で使われることが多く、恐らく真実を指し示すことを表します。
  5. 찐 (チン): インターネットスラングで、「本当に」や「本物の」といった意味で使われます。
  6. 실제로 (シルジェロ): "本当に"または"実際に"という意味で、主に事実を確認したり、意見を述べたりするときに使われます。
  7. 솔직히 (ソルジッキ): 「正直に言って」や「本当に」という意味で、自分の本心を表すときによく使われます。
  8. 진심으로 (チンシメロ): 「心から」「本心で」の意味で、自分の真似た感情を伝える際に使用されます。
  9. 당연히 (ダンヨンヒ): 「当然のことながら」や「もちろん」の意味で、自明な事実を確認する際に使われます。

진짜

1. 진짜 그렇게 생각해요?

日本語訳:「本当にそう思いますか?」

2. 이게 진짜인가요?

日本語訳:「これが本当ですか?」

3. 진짜 잘 했어요.

日本語訳:「本当によくやったよ。」

「진짜」は、「本当」や「実際」、「本当に」などの意味を持つ韓国語の語彙です。「진짜」を使うときは主に、驚きや疑問、または相手の意見や行為を認めて強調したいときに使用されます。また、「진짜로」は「本当に」、「まさか」などといった強調のニュアンスもあります。日常会話中で非常に頻繁に使われる言葉なので、異なる状況と文脈によってそのニュアンスを適切に理解し、使い分けることが重要です。

정말

1. 정말 고마워요.

日本語訳:「本当にありがとうございます。」

2. 정말 잘했어요.

日本語訳:「本当によくやったね。」

3. 그 일 정말 힘들었어요.

日本語訳:「その仕事、本当に大変でした。」

「정말」は、日本語の「本当に」や「実際に」と同様、文の前に置かれ、事実や現実に対する肯定や同意を強調します。単に「진짜」よりも文語体や書き言葉によく使われる表現です。また、「정말」は「ほんとうに」、「まことに」、「まさに」などのニュアンスを持ちます。喜び、感謝、驚きなどの感情を強調するときや、事実を強調するとき、失望感や怒りなどの感情を表現するときによく使われます。

웬말

1. 웬말이세요, 찬희가 실수한 것이 맞아요.

日本語訳:「何を言っているんですか、チャンヒーが間違ったのは事実ですよ。」

2. 웬말인지, 나 자신이 제일 잘 알아요.

日本語訳:「何を言っているか、私が一番よく知っています。」

3. 웬말로 끝내지 말고, 사실대로 말해봐요.

日本語訳:「適当なことを言わず、本当のことを言ってみてください。」

「웬말」は、「なぜそんなことを言うのか」「何を言っているのか」といった意味で、話す相手に対する疑問や、驚き、時には苛立ちを表現するために使われます。文脈によっては、「それは本当にそうなのか?」という疑問のニュアンスを含むこともあります。この表現は、特に相手が言ったことが自分の考えや認識と異なる場合、あるいは予期しない事態を表す時によく使われます。具体的な感情や態度は、言葉のトーンや文脈によって大きく変わることがあります。

사실

1. 사실 그를 아주 좋아해요.

日本語訳: 「実は彼がとても好きです。」

2. 사실 얘기하면, 요즈음 일이 힘들어요.

日本語訳: 「実を言うと、最近仕事が辛いです。」

3. 그는 사실이 아니라고 주장했다.

日本語訳: 「彼はそれが真実ではないと主張した。」

「사실」は韓国語で「実は」「実を言うと」や「真実」という意味を持つ単語です。また、日本語の「本当」に相当するニュアンスもあります。通常、事実を強調する際や、一般的には知られていない情報を共有したいとき、あるいは意見や信念を伝える時に使われます。逆に、何かが事実ではない、つまり偽りであると示す時にも用いられます。したがって、「사실」は真実性や客観性を強調する表現として使われます。

1. 찐친구하고 영화를 봤어.

日本語訳: 「本当の友達と映画を見ました。」

2. 그는 찐사업가다.

日本語訳: 「彼は本当の実業家だ。」

3. 찐해피 엔딩이 좋아.

日本語訳: 「本当のハッピーエンディングが好きだ。」

韓国語の「찐」は日本語で「本当の」や「真の」といった意味を持つ言葉です。対象や事象が優れた状態や質を有していること、また本質的にある特定の特徴や性質を備えていることを強調し表現します。そして、その対象や事象が本物であり、偽物や見せかけではないことを表すためにも使われます。「찐」は口語や若者言葉としてよく使われ、ポジティブな評価や感想を伝える際によく使われます。

실제로

1. 실제로 그가 자기가 한 일을 후회하고 있는지 확인해 보았다.

日本語訳:「実際に彼が自分のしたことを後悔しているか確認してみた。」

2. 그녀는 실제로 그런 일을 경험한 적이 있다.

日本語訳:「彼女は実際にそのようなことを経験したことがある。」

3. 실제로 그것이 사실인지 아닌지를 분별하는 것은 어렵다.

日本語訳:「実際にそれが事実なのかどうかを区別することは難しい。」

「실제로」は韓国語で「実際に」や「本当に」という意味を表し、「実際にそうであるか確認した」といった具体的な事実を検証する際または「本当にそのような経験をした」といった実際の経験を述べる際に使われます。日本語の「本当に」や「実際に」と同じように、事実の裏付けや実際の経験を強調するニュアンスが含まれています。

솔직히

1. 솔직히 그에게 진심으로 사랑을 느꼈습니다.

日本語訳:「正直彼に対し、真剣に愛を感じました。」

2. 솔직히 그들의 결정에는 실망했습니다.

日本語訳:「率直に言って、彼らの決定には失望しました。」

3. 솔직히 그 문제를 해결할 좋은 생각이 떠오르지 않습니다.

日本語訳:「本当にその問題を解決する良いアイデアが思いつきません。」

「솔직히」は直訳すると「正直に」となりますが、日本語の「本当に」のニュアンスとも一部重なります。それは、話し手が自身の真実の感情や意見を素直に表現することを強調する表現の一つです。「本当に」は事実や現実を強調しますが、「솔직히」はより個人の内面、感情、視点を強調します。そのため、「솔직히 말해서」を用いて、「正直に言うと」または「本当に言うと」の意味で使われます。

진심으로

1. 진심으로 고마워요.

日本語訳:「本当にありがとう。」

2. 진심으로 사랑해.

日本語訳:「本当にあなたを愛してるよ。」

3. 진심으로 미안하다.

日本語訳:「本当にごめんなさい。」

「진심으로」は、「本当に」や「心から」などと訳されます。直訳すると「真心で」という意味になります。「진심」は「真心」、つまり本心や真実の心を指し、「으로」は方向や方法を示す格助詞です。「진심으로」は不確かさや虚しさ、表面的なものではなく本当の感情や思い、真実を指し、人々の心の奥底から湧き上がる真実の感情や誠実さ、誠実な行動などを表現する際に使われます。

당연히

1. 나는 당연히 그의 결정을 존중할 것이다.

日本語訳:「私はもちろん彼の決断を尊重します。」

2. 당연히 그녀가 우리 팀에 도움이 될 것이다.

日本語訳:「彼女が私たちのチームに助けになるのは当たり前だ。」

3. 니가 전화했을 때, 당연히 내가 받을 것이다.

日本語訳:「君が電話した時、もちろん私が出るよ。」

한국語の「당연히」は日本語でも「当然」「もちろん」などと同様、何かが勝手に決まっている、無条件である、誰も否定することができないといった状況を表します。それは話者が話している事象や状況に対する自身の信念や確信を表し、相手にその事実を受け入れてもらうための強調表現でもあります。よって、そのニュアンスは日本語の「当然」や「もちろん」などと類似しています。しかし、文脈によっては「必然的に」「間違いなく」などのようなまたは微妙に異なる解釈をもたらすこともあります。

韓国語で「本当」を表現する際のポイントと注意点

韓国語には、日本語の「本当」に対応するフレーズや表現が幾つか存在します。「本当」は韓国語で「진짜」、「정말」、「참」などと訳されます。しかし、これらの表現はすべて状況や会話の文脈によって使い分けられます。そして、一部には微妙な違いやニュアンスが含まれており、その全てを完全に理解し、習得する事は非常に重要です。それぞれを使う状況を明確に理解することで、より自然な韓国語表現が可能になります。各表現の使用例とその説明を以下に示します。

「本当」の韓国語表現まとめ

「本当」を韓国語で表現すると「진짜」となります。話し言葉でよく使用され、疑問にも肯定にも使えます。例えば、「진짜요?」は「本当ですか?」、「진짜예요」は「本当です」となります。また、驚きを表現する際にも「진짜!」と使います。状況によって、驚きや疑問、肯定など様々な感情を表現できます。