言語ナビ

ここでは、日本語の「痛い」に相当する韓国語のフレーズと、それぞれの表現が持つニュアンスについて例文と共に解説します。

「痛い」の韓国語表現

  1. 아파요 (アパヨ): 「痛い」の基本的な表現で一般的に使われます。
  2. 아프네요 (アプネヨ): 自分の体が痛いときに使う表現で、「なんだか痛いな」という感想を表現します。
  3. 아프다 (アプダ): 原形で、文脈によっては違和感があるかもしれませんが、痛さを直接的に表現します。
  4. 너무 아파 (ノム アパ): 「とても痛い」の意味で、痛みが強いときに使います。
  5. 몸이 아파요 (モミ アパヨ): "体が痛い"という意味で、全身的な痛みを表すときに使います。
  6. 통증이 있어요 (トンジュンイ イソヨ): "痛みがあります"という表現で医療の場ではよく使われます。
  7. 고통스러워요 (コトンスロワヨ): "苦痛です"や"つらい"といった感情を含む痛みを表現します。
  8. 마음이 아파요 (マウミ アパヨ): "心が痛い"という意味で、精神的な痛みを表現します。

아파요

1. 몸이 아파요.

日本語訳:「体が痛いです。」

2. 너무 아파서 잠을 못 잤어요.

日本語訳:「とても痛くて眠れませんでした。」

3. 머리가 너무 아파요. 약을 먹어야 할 것 같아요.

日本語訳:「頭がとても痛いです。薬を飲むべきだと思います。」

「아파요」は、痛みを表す韓国語表現の一つで、"痛い"を意味します。物理的または精神的な痛みを表すために広く使われています。しかし、そのニュアンスは文脈や会話の状況によります。例えば、頭痛、胃痛、心の痛みなど、具体的な部位が痛いことを伝える場合や、総合的な体調不良を伝える場合にも使われます。そのため、「아파요」を使った表現は相手に「自分が今、何かしらの痛みを感じている」という状況を伝える際に非常に役立つ表現です。つまり、具体的な病状を伝える場合は、体のどの部分が「아파요(痛い)」かを具体的に述べることが重要になります。

아프네요

1. 머리가 아프네요.

日本語訳:「頭が痛いです。」

2. 배가 아프네요. 병원에 가야 할까요?

日本語訳:「お腹が痛いです。病院に行った方がいいでしょうか。」

3. 어제 운동하고 나서 오늘은 몸이 아프네요.

日本語訳:「昨日運動したから今日は体が痛いです。」

「아프네요」は、「痛い」を意味する韓国語の表現で、文脈により肉体的な痛みだけでなく、心理的な痛みを指すこともあります。直訳すると「痛い」となりますが、より具体的には「(自分の体の一部が)痛いです。」という意味になります。「〜네요」の形は話し手がその状態に初めて気付いたときや、その状態が予想外だったときなどに使います。したがって、「아프네요」は主に話し手が予期しない痛みを初めて感じたことを表します。

아프다

1. 머리가 아파요.

日本語訳:「頭が痛いです。」

2. 치아가 아파서 병원에 가야겠어요.

日本語訳:「歯が痛くて、病院に行かなければなりません。」

3. 마음이 아파서 눈물이 나요.

日本語訳:「心が痛んで涙が出ます。」

「아프다」は日本語の「痛い」に相当します。この単語は身体的痛みだけでなく、情緒的な痛みや困難さのニュアンスも含んでいます。たとえば、物理的な痛みを指して「頭が痛い」や「歯が痛い」を表現する場合、直に「痛み」を示しています。一方で、「心が痛む」という表現は直接的な身体的な痛みというよりは、心が痛むほど苦しい心情や悲しい感情をそっと示します。したがって、ある状況や出来事が非常につらいとき、または情緒的に困難または困惑したとき、「아프다」を使用することが可能です。

너무 아파

「너무 아파」は韓国語で、「とても痛い」という意味です。この表現は、身体的または感情的な痛みを非常に強く感じている状況を示す際に使われます。日本語の「痛い」と似ていますが、「너무 아파」はその痛みの程度が非常に強いことを強調しています。肉体的な傷みだけでなく、心理的な苦痛や悲しみを表現するのにも使用されます。

以下に「너무 아파」を使用した3つの例文とその日本語訳を示します。

  1. 발을 삐어서 너무 아파요.
    日本語訳: 足を捻挫して、とても痛いです。
  2. 이별 후에 마음이 너무 아파요.
    日本語訳: 別れた後で心がとても痛いです。
  3. 치통이 심해서 너무 아파요.
    日本語訳: 歯痛がひどくて、とても痛いです。

これらの例文から、「너무 아파」は、身体的または感情的な痛みが非常に強いことを表現する際に使われることがわかります。この表現は、痛みの強さや苦しみを強調する際に適しています。

몸이 아파요

「몸이 아파요」は韓国語で、「体が痛い」という意味です。この表現は、体調不良や身体的な苦痛を訴える際に使われます。日本語の「痛い」と同様に、具体的な部位を指定せずに全体的な体の不調を表現することができます。このフレーズは、身体的な discomfort や痛みを訴える際に使われ、その痛みがどこにあるのかをより具体的に説明する必要がある場合もあります。

以下に「몸이 아파요」を使用した3つの例文とその日本語訳を示します。

  1. 오늘은 몸이 아파서 일을 할 수 없어요.
    日本語訳: 今日は体が痛くて仕事ができません。
  2. 감기에 걸린 것 같아요, 온 몸이 아파요.
    日本語訳: 風邪を引いたみたいです、全身が痛いです。
  3. 운동을 너무 많이 해서 몸이 아파요.
    日本語訳: 運動しすぎて体が痛いです。

これらの例文から、「몸이 아파요」は、体調不良や身体的な苦痛を訴える際に使われる表現であることがわかります。全身の不調や特定の部位の痛みを表現する際に適しています。

통증이

1. 통증이 계속되면 병원에 가세요.

日本語訳: 痛みが続くなら病院に行ってください。

2. 날씨가 변하면 무릎 통증이 심해져요.

日本語訳: 天気が変わると膝の痛みがひどくなります。

3. 이 약을 먹으면 통증이 줄어들어요.

日本語訳: この薬を飲むと痛みが減ります。

통증이は日本語の「痛い」に対応する言葉で、身体が不快な感覚を覚える状況を表現します。「이」は格助詞で、「が」のような働きをします。「통증이 심하다」は痛みが強い、という意味になり、「통증이 없다」は痛みがない、といった風に使います。韓国語では、体の状態や感じる感情などは主語ではなく、主述語の目的語として述べる傾向があります。それに対し、日本語では主語の形で述べることが多いです。これらの違いを理解することで、より自然な翻訳や表現が可能になります。

고통스러워요

1. 머리가 너무 고통스러워요.

日本語訳:「頭がとても痛いです。」

2. 이렇게 고통스러울 줄 몰랐어요.

日本語訳:「こんなに痛いとは思いませんでした。」

3. 그 사람을 잃은 후, 일상은 고통스러워요.

日本語訳:「その人を失ってから、日常が辛いです。」

「고통스러워요」という表現は、日本語の「痛い」または「辛い」に相当しますが、韓国語では主に精神的な苦痛や苦悩を示すのに用いられます。「고통」には「苦痛・苦悩」の意味があり、そのまま「痛み」を表します。物理的な痛みを示す場合もありますが、比喩的に心の痛みや精神的な苦しみを表すことが多いです。「스러워요」は形容詞の語尾で、「~のようだ」「~みたいだ」を意味します。したがって、「고통스러워요」は直訳すると「苦痛のようだ」または「苦しい」になりますが、一般的には「苦しい」「つらい」「痛い」などの意味で使われます。

마음이

1. 마음이 아파요.

日本語訳:「心が痛いです。」

2. 그녀의 이야기를 듣고 마음이 참으로 슬펐습니다.

日本語訳:「彼女の話を聞いて心から悲しかったです。」

3. 너무 걱정해서 마음이 편치 않아요.

日本語訳:「心配で心が落ち着きません。」

「마음이 아파요」や「마음이 편치 않아요」では、「마음이」は直訳すると「心が」を指しますが、日本語と同じように具体的な「心臓が痛い」や「心臓が落ち着かない」という意味ではなく、感情的な痛みや不快感を表します。特に「마음이 아파요」は感情的な苦しみや悲しみ、つらさを表現する表現で、「心が痛い」や「胸が痛い」といった日本語表現に近いと言えます。この表現は感情的な痛みを他人に伝えるためによく使われます。物事が思うように進まなかったとき、誰かを失ったとき、誰かが苦しんでいるのを見たときなど、さまざまな状況で「마음이 아파요」と表現します。

韓国語で「痛い」を表現する際のポイントと注意点

韓国語で「痛い」を表現する場合、「아파(요)」の形を基本といます。しかし、使用する状況や相手によって多少のニュアンスの違いが存在します。通常、友人や年下、または同じ年齢の人に対しては「아파」を用います。一方、目上の人や年上の人、初対面の人に対しては敬語形の「아파요」を使用します。また、形容詞的に使う場合は「아픈」を用います。例えば「頭が痛い」は「머리가 아파(요)」となり、「痛い足」は「아픈 발」です。このように痛みを伝える表現は、相手や状況に適した形を選んで使うことが重要です。

「痛い」の韓国語表現まとめ

「痛い」を韓国語で表現する方法はいくつかありますが、一般的によく使われる表現は「아파요」です。物理的な痛みだけでなく、感情的な痛みも表現します。更に、痛みの程度を表現する際は、「너무 아파요」(とても痛い)、「조금 아파요」(少し痛い)などと言います。指定した箇所が痛い場合は部位を指して「(部位)가 아파요」と言います。