ここでは、日本語の「ごめんなさい」に相当する韓国語のフレーズと、それぞれの表現が持つニュアンスについて例文と共に解説します。
「ごめんなさい」の韓国語表現
- 미안해 (Mi-an-hae) - 非公式な会話でよく使われる基本的な表現で、意訳すると「本当に申し訳なく思う」。
- 죄송합니다 (Joe-song-ham-ni-da) - 公式な設定や初対面の人に対して謝罪の意を表す。
- 미안합니다 (Mi-an-ham-ni-da) - 礼儀正しい言葉で、誠実な謝罪を表す。
- 사과합니다 (Sa-gwa-ham-ni-da) - 文字通り「謝罪します」という意味で、公式の場や誠意ある謝罪の際に使う。
- 용서해 주세요 (Yong-seo-hae-ju-se-yo) - "許してください"の意味で、深刻なミスや非を謝罪する時に使われます。
- 미안해요 (Mi-an-hae-yo) - 単語自体は「미안해」と同じですが、より敬語的に使われる。
- 죄송해요 (Joe-song-hae-yo) - 「죄송합니다」と同じ意味ですが、少しカジュアルなコンテキストで使用される。
- 실례합니다 (Sil-lye-ham-ni-da) - 「失礼します」の意味で、主に人々に迷惑をかける前や後で使う。
- 잠시만요 (Jam-shi-man-yo) - 「ちょっと待ってください」の意味で、人に何らかの不便を求めるときに使う。
- 미처 몰랐습니다 (Mi-cheo-mol-lat-seum-ni-da) - 「全く知りませんでした」という意味で、何かを知らなかったことに対して謝罪する際に使う。
미안해
- 미안해, 내가 잘못했어. (ごめんなさい、私が間違えました。)
- 아무리 생각해도 그건 너무 미안해. (どう考えてもそれはあまりにも申し訳ない。)
- 미안해, 내가 너희들에게 실망을 줬어. (ごめんなさい、私があなたたちに失望を与えてしまった。)
「미안해」は、「ごめんなさい」という意味で、相手に対して申し訳ないという気持ちを表現するときに使います。特に、自分の行動や言葉が相手を傷つけたり、問題を引き起こしたときに使われます。「ごめんなさい」のニュアンスは程度によりますが、軽いミスを謝るときにも、大きな失敗や悪行を謝罪するときにも使用します。一時的な過ち、または深刻な過失に対する謝罪として使用され、謝罪の度合いや、自分の過失に対する本気度は言葉のニュアンスや文脈によって伝えられます。また、言葉だけでなく態度や行動で示す事が大切です。
죄송합니다
- "죄송합니다, 제가 이해하지 못 했습니다." → "申し訳ありません、理解できませんでした。"
- "죄송합니다, 제가 지각했습니다." → "遅れてすみません、私が遅刻しました。"
- "죄송합니다, 제가 잘못 했습니다." → "申し訳ありません、私が間違えました。"
「죄송합니다」は「ごめんなさい」よりもちょっとフォーマルな感じです。「ごめんなさい」はよりカジュアルな状況や親しい色んな関係で使われます。一方、「죄송합니다」は主にビジネス設定、正式な場面、または相手の年齢や地位に対する敬意を示すために使用されます。例えば、遅刻したり、同僚や上司に手間をかけたりしたときなどです。「ごめんなさい」はちょっとした失礼な行為に対する謝罪や、友人とのカジュアルな会話の中で使います。「죄송합니다」はもっと高度な誠意と真剣さを伴った表現です。
미안합니다
1. 미안합니다, 저는 그걸 나쁘게 읽었습니다. -> 「ごめんなさい、私はそれを引き起こしました。」
2. 비행기가 지연되어서 미안합니다. -> 「飛行機が遅れてごめんなさい。」
3. 저의 실수로 인해 미안합니다. -> 「私の間違いでごめんなさい。」
「미안합니다」は韓国語で「ごめんなさい」を意味します。しかし、「ごめんなさい」は日本語として広範な文脈で使われ、親しい友人や家族に対する軽度の謝罪から、深刻な過ちに対する謝罪まで、さまざまな状況に対応します。一方、「미안합니다」は、相手に対する敬意を示す公式な謝罪に多く使われます。そのため、「미안합니다」はビジネスなどの形式ばった状況や、誤った行為や失敗があった場合に、深い遺憾とともに相手に謝罪するニュアンスが強く感じられます。どちらも「申し訳ありません」という謝罪の意味は同じですが、使用するシチュエーションや強調する感情が異なります。
사과합니다
1. 나의 잘못 때문에 사고가 났다는 것을 알게 되어 정말 사과합니다.
日本語訳: 私のミスで事故が起きたと知り、本当に申し訳ありません。
2. 이런 상황이 발생한 것에 대해 굵직한 문제를 일으켜 사과합니다.
日本語訳: このような状況が発生したことで大問題を引き起こし、謝罪します。
3. 불편을 끼쳐 드려서 사과합니다.
日本語訳: ご不便をおかけし、申し訳ありません。
「사과합니다」は韓国語で「謝罪します」や「申し訳ありません」という意味でよく使用されます。韓国語の「사과」は直訳すると「謝過」で、自分の過ちを認めて謝罪するという意味合いが含まれています。一方、「ごめんなさい」はどちらかと言えば日常的な会話での軽い謝罪や気を使って自分の非を認めるような表現に近いです。ですから、「사과합니다」は一般的には、一度起こった事象や行動についての深刻な謝罪のニュアンスが含まれており、「ごめんなさい」よりもう少しフォーマルで、重みのある謝罪を表す言葉です。
용서해
1. 용서해, 잘못했어.
許してくれ、間違えたんだ。
2. 나를 용서해, 더 이상 상처를 주지 않을게.
私を許して、これ以上傷つけないから。
3. 그가 나에게 용서해 달라고 했다.
彼が私に許しを求めてきた。
「용서해」は、日本語での「ごめんなさい」に相当しますが、直訳すると「許して」になります。「용서해」は、誤った行為や言葉をしたとき、またはそれらによって他人を傷つけたときに、その人からの許しを請うときに使います。一方、「ごめんなさい」は、「申し訳ありません」と同様に、謝罪の一環として使われますが、「용서해」と違って、自分の行為や言葉がどれくらい他人に影響を与えたかにかかわらず使われます。したがって、「용서해」は、「ごめんなさい」よりもより深い謝罪を表していると言えるでしょう。
미안해요
1. 미안해요, 제가 그 일을 맡지 못할 것 같아요.
「ごめんなさい、私、その仕事を引き受けられそうにありません。」
2. 그럴 줄 알았다면 미리 말했을텐데, 미안해요.
「そうなると分かっていたら、前もって言ったのに、ごめんなさい。」
3. 미안해요, 저희가 약속시간을 어겼습니다.
「ごめんなさい、私たちが約束の時間を破ってしまいました。」
「미안해요」は日本語の「ごめんなさい」とほぼ同じ意味を持っています。相手に対して謝罪の意を示す表現で、何か間違ったこと、不適切なことをしたときや、約束を守れなかった時、相手を傷つけてしまったときなど謝罪が必要な状況で使います。また、「ごめんなさい」にも「미안해요」にも、相手に対するリスペクトと謙虚さを示すニュアンスも含まれています。ただし、文脈や話し手と聞き手の関係により表現の強弱は変わるので注意が必要です。
죄송해요
例文1:
- "많이 기다리게 해서 죄송해요."
- 「たくさん待たせて、ごめんなさい。」
例文2:
- "틀린 정보를 준 것에 대해 죄송해요."
- 「間違った情報を提供したこと、ごめんなさい。」
例文3:
- "그것을 해주지 못해 죄송해요."
- 「それをしてあげられなくて、ごめんなさい。」
"죄송해요"の表現は「ごめんなさい」という感じで使われ、一般的に失敗や誤解、そして何か他人に不便をかけた場合などに使います。自分の行為が他人に迷惑をかけたことを認め、謝罪の意を表現するので「ごめんなさい」と同じように、相手に対して敬意を表します。ただし、レベルや程度によっては、「すみません」や「申し訳ありません」という表現も使われます。「죄송해요」は少し深刻なミスをした時や、フォーマルな状況でより丁寧に謝りたい時に適しています。
실례합니다
- 실례합니다만, 지금 좀 바쁘신가요? : 申し訳ありませんが、今少し忙しいですか?
- 실례합니다만, 여기 앉아도 될까요? : 失礼しますが、ここに座ってもいいですか?
- 실례합니다만, 잠깐 통화 시간을 가질 수 있을까요? : 申し訳ありませんが、ちょっと話し合いの時間をもらえませんか?
韓国語の「실례합니다」は票敬の意味があり、日本語で「失礼します」と同じようなニュアンスを持っています。しかし、「ごめんなさい」という日本語の表現に置き換えるとすると、この言葉は他人の時間や空間を侵害する可能性のある行為を許可を求めるとき、または謝罪するときに使われます。だから、「실례합니다」は文脈によりますが、「ごめんなさい」というニュアンスを含むことがあります。しかし、「죄송합니다」や「미안합니다」のように直接的な謝罪の意味を持つわけではなく、よりマナーやエチケットの一環として用いられる表現であることを理解していただければと思います。
잠시만요
1. 잠시만요, 이 문서를 확인하겠습니다.
- ちょっとだけ待って、この書類を確認します。
2. 잠시만요, 제가 아직 준비가 안 되었어요.
- ちょっと待ってください、私まだ準備ができていないんです。
3. 잠시만요, 전화 받고 있어요.
- 少々お待ちください、電話を受けているんです。
韓国語の「잠시만요」は直訳すると「ちょっとだけ待ってください」の意味となります。つまり、短い時間だけ待機または耐え忍んでほしいときに使用します。しかし、この表現は必ずしも「ごめんなさい」の意味、つまり謝罪のニュアンスを含んではいません。「잠시만요」は、荷物を整理したり、電話に出たりするなどの少しの時間が必要な状況で使われる言葉です。「ごめんなさい」のニュアンスを持つかどうかは、その使用される状況や文脈によります。したがって、一部の場合では「ごめんなさい、ちょっとだけ待って」のニュアンスを含む場合もありますが、基本的に「잠시만요」は待機を依頼するフレーズであり、謝罪の意味は含まれていません。
미처 몰랐습니다
「미처 몰랐습니다」は韓国語で、「思いがけず知りませんでした」「うっかり気づきませんでした」という意味です。この表現は、何か重要なことを知らなかったり、気づかなかったりしたことに対する謝罪や説明をする際に使われます。日本語の「ごめんなさい」と似ていますが、「미처 몰랐습니다」は特に知らなかったことや気づかなかったことに対する遺憾の意を表します。
以下に「미처 몰랐습니다」を使用した3つの例文とその日本語訳を示します。
- 그 사실을 미처 몰랐습니다. 사과드립니다.
日本語訳: その事実を思いがけず知りませんでした。お詫び申し上げます。 - 당신의 생일이 어제였다는 것을 미처 몰랐습니다. 정말 죄송합니다.
日本語訳: あなたの誕生日が昨日だったとはうっかり気づきませんでした。本当に申し訳ありません。 - 미팅 시간을 미처 몰랐습니다. 지각해서 죄송합니다.
日本語訳: 会議の時間をうっかり知りませんでした。遅れてすみません。
これらの例文から、「미처 몰랐습니다」は、知らなかったことや気づかなかったことに対する謝罪や遺憾の意を表現する際に使われることがわかります。無知や不注意による過ちを認める際に適しています。
韓国語で「ごめんなさい」を表現する際のポイントと注意点
「ごめんなさい」に相当する韓国語表現には主に「미안해요」や「죄송해요」があります。「미안해요」は友人や年齢が近い人に対して使われる、比較的カジュアルな謝罪の表現です。「죄송해요」は社会的立場や年齢が上の人、あるいは初対面の人などに対して使われる、よりフォーマルな謝罪の表現です。適切な表現を選ぶためには、相手との関係性や状況を考慮する必要があります。
例えば、友人に遅刻したことを謝る場合、「미안해, 늦어서」(ごめん、遅くなって)と言います。一方で、上司や敬うべき人に対しては、「죄송합니다, 지각했습니다」(申し訳ありません、遅刻しました)と言うのが適切です。
「ごめんなさい」の韓国語表現まとめ
「ごめんなさい」を韓国語で表現する際には、「미안합니다(ミアンハムニダ)」と言います。これは敬語であり、より丁寧に謝りたい場合に使用します。もっとカジュアルな状況では「미안해(ミアネ)」と言うこともあります。でも、相手への敬意を示すためには「미안합니다」の方が適切です。