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ここでは、日本語の「いつ」に相当する韓国語のフレーズと、それぞれの表現が持つニュアンスについて例文と共に解説します。

「いつ」の韓国語表現

  1. 언제 (オンジェ): 「いつ」の最も一般的な表現で、具体的な日付や時期を問うときに使います。
  2. 언젠가 (オンジェンガ):「いつか」の意味で、特定の時期を指さず未来のある時点を指す時に使います。
  3. 언제나 (オンジェナ): 「いつでも」の意味で、時間を問わず何時も何時でもという意味合いで使われます。
  4. 언제까지나 (オンジェッギジナ): 「いつまでも」の意味で、未来永劫、ずっとという時間の長さを強調するときに使用します。
  5. 언제든지 (オンジェドゥンジ): 「いつでも」の意味で、具体的な時間帯を問わずに使える表現です。
  6. 언제였나 (オンジェヨツナ): 「いつだったか」の意味で、過去の特定の時間を思い出そうとする時に使われます。
  7. 며칠 (ミョイル): «何日»の意味で、日付を問う時に使用します。
  8. 몇시 (ミョッシ): 「何時」の意味で、具体的な時間を問うときに使います。
  9. 어느 날 (オヌ ナル): 「ある日」の意味で、特定されていないある日を指す表現で、文学的表現によく使われます。
  10. 언제고 (オンジェゴ): 「いつでも」の意味で、特に口語表現で使われ、時間を問わずどんなときでもという意味です。

언제

1. 언제 한국에 오실 건가요?

日本語訳:「いつ韓国に来るんですか?」

2. 언제부터 그렇게 생각하셨어요?

日本語訳:「いつからそう思うようになったんですか?」

3. 언제까지 그런 생각을 계속하실 건가요?

日本語訳:「いつまでその考えを続けるんですか?」

韓国語の「언제」は、日本語の「いつ」に相当する語です。「いつ」を問いたいときに使います。日も時間も含め、一般的な状況や具体的な状況を問うことができます。「언제부터」は「いつから」、「언제까지」は「いつまで」を表します。また、未来の事柄について尋ねる場合や、過去の事柄について尋ねる場合など、様々な文脈で使うことができ、非常に便利な表現です。具体的な時間帯を示すだけでなく、時の経過や変化についても表現できます。

언젠가

1. 언젠가 너를 다시 만날 수 있을까요?

日本語訳:「いつかまた君に会えるでしょうか?」

2. 언젠가 당신의 꿈이 이루어질 것입니다.

日本語訳:「いつかあなたの夢は叶うでしょう。」

3. 언젠가 우리는 이 모든 것이 끝났을 때 그날을 기다리고 있어.

日本語訳:「いつか全てが終わった時、その日を待っているんだ。」

「언젠가」は韓国語で「いつか」を意味しますが、その「いつ」が具体的な日時や期間を示すものではありません。それは未来のある一時点であることは確かですが、その具体的な時期は未定で不確定的です。そのため、近い未来か遠い未来かも不明確で、あくまでいつか、いずれ、その時がくるという程度の含みを持たせた表現です。願望や目標を述べる時、あるいは未来のある出来事を予想する時などによく用いられます。

언제나

1. 언제나 당신을 지키고 싶어요.

日本語訳:「いつもあなたを守りたいです。」

2. 언제나 정성스럽게 일하는 당신이 존경스럽습니다.

日本語訳:「いつも真心で働くあなたを尊敬しています。」

3. 언제나 학교에서는 성실하게 공부해야 한다.

日本語訳:「いつでも学校では真面目に勉強しなければならない。」

ここでの「언제나」は日本語の「いつも」や「いつでも」という意味で、常にや一貫してという時間的な一貫性を表す言葉です。特定の繰り返しや連続性を示す場合や、ある行動や状態が継続していることを強調する際にも使われます。また、直訳すると「いつでも」となりますが、明示的な時間を指定せずに常にという意味合いが強いです。ですので「언제나」が前に来る動詞や名詞は、時間の制限なく繰り返し行われるという意味になります。

언제까지나

1. 언제까지나 당신을 사랑할 거예요.

日本語訳:「ずっとあなたを愛していくよ。」

2. 어려움이 와도, 우리는 언제까지나 함께해야 해요.

日本語訳:「困難が来ても、私たちはずっと一緒でなければなりません。」

3. 이 세상 어딘가에서 언제까지나 행복하기를 바랄게요.

日本語訳:「この世界のどこかで、いつまでも幸せであることを願います。」

「언제까지나」の「いつ」の表現には、一般的に未来への期待や希望、永遠の意志や誓いなどを表現する時に使われます。時間的な区切りや期限を設けず、さらには時間の流れを超えて継続するといった意味合いを持っています。また、特定の事象や状態が変わらずに続くといった強調や保証のニュアンスも含んでいます。このため、「언제까지나」は「常に、ずっと、いつまでも」などと訳すことが可能です。

언제든지

1. 언제든지 문의하실 사항이 있다면 저에게 연락주세요.

日本語訳:「何か質問があれば、いつでも私に連絡してください。」

2. 언제든지 도움이 필요하면 말씀해주세요.

日本語訳:「何か助けが必要なら、いつでも言ってください。」

3. 언제든지 질문하실 수 있습니다.

日本語訳:「どんな時でも質問できます。」

「언제든지」は韓国語で「何時でも」「いつでも」という意味です。具体的な時間を指定するのではなく、制約や限定がなく、何時であってもその行為が可能であるとするときに使います。つまり、「いつ」や「何時でも」という意味で不特定の時間を示す表現として使用されます。また、話し手が相手に対して自由に行動をとる許可を与える際にも使われます。そのため話し手の意志や態度を表す表現とも言えます。

언제였나

1. 언제였나 생각이 나질 않아요.

日本語訳:「いつだったか、思い出せません。」

2. 그 날은 언제였나요?

日本語訳:「その日はいつでしたっけ?」

3. 첫 만남이 언제였나요?

日本語訳:「初めての出会いはいつでしたっけ?」

「언제였나」は日本語の「いつだったか」に相当します。韓国語では過去の出来事や体験について具体的な日時を尋ねる際や、思い出せないときに使用します。また、「언제였나」を使って特定の時期や瞬間、日付について推測もしくは確認することもあります。基本的には日本語の「いつだったか」と同様に、過去の出来事についての疑問を表現する際に使われます。

며칠

1. 며칠 동안 고민하다 결정했습니다.

日本語訳:「何日か悩んだ末に決定しました。」

2. 며칠 후에 다시 만나요.

日本語訳:「数日後にまた会いましょう。」

3. 며칠 전에 그 사람을 봤어요.

日本語訳:「数日前にその人を見ました。」

「며칠」は韓国語で「何日か」や「数日間」を意味し、「일(日)」という単語が入っているため、時間の長さ、特に日数を数える際に使用されます。「며칠 전」は「数日前」、「며칠 후」は「数日後」、「며칠 동안」は「数日間」などと訳せて、それぞれ過去、未来、ある期間にわたる時間を示します。「며」は「何」、「칠」は「七」ですが、この場合「며칠」は「何日」ではないか、または「数日」というようにいつかというあいまいな日数を指す表現として用いられます。日本語の「いつ」が「何時」を尋ねるのに対し、韓国語の「며칠」は「何日」を尋ねるニュアンスを持っています。

몇시

1. 지금 몇 시예요?

日本語訳:「今何時ですか?」

2. 저녁 몇 시에 만날까요?

日本語訳:「夜何時に会いましょうか?」

3. 퇴근은 몇 시에 하세요?

日本語訳:「何時に退社しますか?」

韓国語の「몇시」は日本語の「何時」に相当します。「몇」という単語は一体「何」を意味し、「시」は「時間」を示しますので、組み合わせて「몇시」は「何時」を表すことになります。主に、特定の時間を尋ねるために用いられ、日常生活でよく使用される表現です。また、動詞の前や後に置いて文の意味を具体的にし、文脈によってはそれぞれの行動や行事などの時間を指定することもあります。

어느

1. 어느 날 갑자기 그녀가 나타났다.

日本語訳: 「ある日突然彼女が現れた。」

2. 어느 겨울, 너무 춥다.

日本語訳: 「ある冬、とても寒かった。」

3. 어느 집에도 이런 정원은 없다.

日本語訳: 「どの家にもこんな庭はない。」

韓国語の「어느」は主に2つのニュアンスを持っています。「いつ」や「どの」のような意味です。「어느 날」や「어느 겨울」のように使うと「いつ」の間隔的な感覚を持ち、「ある日」「ある冬」のように特定の日や時間を指すのではなく、漠然とした時間範囲を示すことができます。そして「어느 집」のように特定の物や場所を選ぶ際にも使います。「どの家」のような範囲的な意味合いで、特定の物や場所をはっきりと示すのではなく、幾つかの中から一つを指す感覚です。

언제고

1. 언제고 우리 집에 놀러 오세요.

日本語訳:「いつでもうちに遊びに来てください。」

2. 언제고 도움을 필요로 하면 얘기해 주세요.

日本語訳:「何時でも助けが必要なら言ってください。」

3. 언제고 당신을 사랑하겠습니다.

日本語訳:「いつでもあなたを愛します。」

「언제고」は直訳すると「いつでも」や「何時でも」となります。それは時間の制約や限定がなく、特定の時間や瞬間を問わずにある行動や状況が起こり得ることを示す表現です。「언제고」は相手に対して自由に行動するように促すときや、自分の意志や感情が常に変わらないことを強調するときなど、広範囲の状況や文脈で使用されます。日本語の「いつでも」が用いられるような文脈で、基本的には使い方は同じです。

韓国語で「いつ」を表現する際のポイントと注意点

「いつ」に相当する韓国語表現は主に「언제(オンジェ)」です。「언제」は過去、現在、未来すべての時を問うことができ、「いつ来ますか?」を「언제 오세요?」と訳すことが可能です。韓国語では、日本語と同様に疑問詞を文頭に持ってくることは少なく、通常は「~はいつですか?」といった形で文中に疑問詞を入れます。また、他の表現として「언제나(オンジェナ)」があり、「いつでも」の意味を持ちます。「어느때(オヌデ)」は時間帯や時期を問うのに使われることもあります。例文として、「いつでも支えます」は「언제나 도와드릴게요」、「いつ学校へ行きますか?」は「언제 학교에 가요?」となります。

「いつ」の韓国語表現まとめ

韓国語で「いつ」を表現するには、主に「언제」を使います。例えば、「いつ来ますか?」は「언제 오세요?」となります。時間を特定したい場合は、特定の時間を表す言葉を伴って、「몇 시에」(何時に)、「언제나」(いつも)、「언젠가」(いつか)などを使うこともあります。また、過去形の疑問文を作る際は「언제」の前に「는」をつけ、例えば「いつ行ったの?」は「언제 갔어요?」となります。