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ここでは、日本語の「焼肉」に相当する韓国語のフレーズと、それぞれの表現が持つニュアンスについて例文と共に解説します。

「焼肉」の韓国語表現

  1. 삼겹살 (サムギョプサル): 特に豚の三枚肉を焼いて食べる韓国の焼肉の一種。
  2. 갈비 (カルビ): 主に牛か豚のリブ部分を指し、しばしば骨付きで焼かれる。
  3. 불고기 (プルコギ): 牛肉を薄切りにして、野菜と共に甘辛いタレで炒めたもの。
  4. 한우 (ハヌ): 韓国産の黒毛和種の牛肉のことで、焼肉として人気。
  5. 고기구이 (ゴギグィ): フライパンやグリルなどで焼いた肉全般を指す。
  6. 양념갈비 (ヤンニョムカルビ): 肉に特別なマリネを施し、しばらく置いてから焼く焼肉。
  7. 소곱창 (ソゴルチャン): 牛の小腸を焼いたもの。特有の食感と独特の香りが人気。
  8. 대창 (デチャン): 豚の大腸を焼いたもの。ジューシーでこってりとした食感が特徴。
  9. 막창 (マッチャン): 牛や豚の肺枕部分。やわらかく脂が多い。

삼겹살

1. 오늘 저녁은 삼겹살에 소주로 하자.

日本語訳:「今夜は、三枚肉と焼酎で行こう。」

2. 비오는 날, 친구들과 삼겹살 파티를 했다.

日本語訳:「雨の日、友達と三枚肉パーティーをした。」

3. 삼겹살을 굽는 냄새가 너무 좋아.

日本語訳:「三枚肉を焼く香りがすごくいい。」

삼겹살は、豚の腹部分にあたる肉で、日本の焼肉とは少し違った味わいがあります。韓国では特に人気のある肉で、野菜と一緒に食べるのが一般的です。具体的には、特別なマリネーションなしに肉を焼き、生野菜やキムチ、さまざまなソースと一緒に巻いて食べます。

ミサンガは、「焼肉」という言葉よりも「生肉」のほうがより適しています。これは、材料の準備と調理方法が自由度が高く、手軽さとスピーディーさが求められるためです。そのため、家族や友達との集まりなど、カジュアルなシーンでよく楽しまれます。

갈비

1. 오늘 저녁은 갈비로 해결하자.

日本語訳:「今日の晩ご飯はカルビで解決しよう。」

2. 숙성이 잘 된 갈비가 정말 맛있었어요.

日本語訳:「よく熟成されたカルビが本当に美味しかったです。」

3. 갈비를 먹고 싶은데 어디가 좋을까요?

日本語訳:「カルビが食べたいんだけど、どこがいいかな?」

「갈비」とは韓国語で肋骨のことを指しますが、韓国料理の文脈では牛もしくは豚の肋骨の肉、特にその間に付着している脂肪と筋肉部分を意味します。それは焼肉として食べられることが一般的で、非常に人気がある料理です。「갈비」は韓国版の焼肉料理で、通常は素材にマリネードや調味料をしっかりと染み込ませてから焼きます。特に、甘辛い醤油ベースのタレを使用したものが多く、焼きたての「갈비」を野菜に包んで食べるのが一般的な食べ方です。そのため、「갈비」を日本語で「焼肉」とする際には、韓国独特のマリネーションや食文化を含んだニュアンスをもって表現されます。

불고기

1. 불고기를 좋아합니다.

日本語訳:「焼肉が好きです。」

2. 그는 불고기를 만드는 방법을 압니다.

日本語訳:「彼は焼肉の作り方を知っています。」

3. 우리는 불고기를 먹으러 갈까요?

日本語訳:「焼肉を食べに行きましょうか?」

韓国の「불고기」は、日本の「焼肉」に近いですが、具体的な調理方法や食べ方には違いがあります。韓国の「불고기」は、牛肉または豚肉を薄くスライスし、醤油ベースの甘辛いタレに漬け込んでから焼くのが一般的です。また、焼き具合を自分の好みに調節しながら食べることが多く、野菜と一緒にラップに包んで食べるのが特徴的です。一方、日本の「焼肉」は、焼き加減を選べ、タレも照り焼きソースや塩など種類が豊富で、韓国のものよりも調味料の甘さが抑えられています。また、具体的にどの部位の肉を食べるかを選べる点も日本の特徴です。

한우

1. 한우를 처음 먹어보니까 다른 소고기와는 차별화된 맛이 있네요.

日本語訳:「初めて焼肉を食べましたが、他の牛肉とは異なる味がしますね。」

2. 우리집에서는 가족모임이 있을 때면 한우를 준비합니다.

日本語訳:「うちでは家族の集まりがあるたびに、焼肉を用意します。」

3. 한우는 한번 먹어 보면 그 맛을 잊지 못할 것입니다.

日本語訳:「焼肉は一度食べてみれば、その味を忘れることができません。」

한우は韓国産黒毛和種の牛肉で、その肉の質と風味は非常に優れています。特に「焼肉」にすることでその味わいを最大限に引き出します。韓国の焼肉料理はマーブル(肉の脂)が美しい肉質が特徴で、その中でも한우は最高の質と評価されています。また、한우はその肉質の柔らかさとジューシーさ、そして独特の風味があります。これらが組み合わさることで、爽やかでうま味深く、かつ満足感のある味わいを生み出します。また、焼肉にすることでその風味が一層引き立ち、焼き加減によっても味わいに多様性が生まれます。独特の甘みと脂の旨味が口いっぱいに広がる한우の焼肉は、韓国料理の中でも一際人気があります。

고기구이

1. 저녁에 고기구이를 해 먹으려고 합니다.

日本語訳:「夜に焼肉をするつもりです。」

2. 고기구이 전문점에서 맛있는 한우를 먹었습니다.

日本語訳:「焼肉の専門店で、美味しい韓国牛を食べました。」

3. 고기구이는 한국에서 인기 있는 음식입니다.

日本語訳:「焼肉は韓国で人気のある料理です。」

韓国の「고기구이」は、文字通りに訳すと「肉の焼き物」となりますが、日本語でいう「焼肉」に相当します。韓国では通常、豚肉や牛肉を中心に使い、キムチなどのおつまみとともに食べます。料理全体を一つの鉄板やグリルで作る共同調理のスタイルが特徴で、家族や友人とのコミュニケーションを深めるのにも適した料理です。「サムギョプサル」(豚の三枚肉を焼いたもの)や「ブルゴギ」(牛肉を甘辛く調理したもの)などがあり、これらを一緒に楽しむ文化があります。また、焼肉のあとにラーメンやビビンバを食べるのも、韓国の焼肉文化ならではです。

양념갈비

1. 오늘 저녁에 양념갈비를 만들거에요.

日本語訳:「今晩、マリネ肉を作るつもりです。」

2. 양념갈비를 구워 먹는 것이 진짜 맛있어요.

日本語訳:「マリネ肉を焼いて食べるのは本当に美味しいですよ。」

3. 양념갈비에 먹기 좋게 배추김치도 준비해봤어요.

日本語訳:「マリネ肉に良く合うキムチも準備してみました。」

韓国の「양념갈비」は、主に牛や豚の肉に味付けをして焼いた料理のことを指します。日本の「焼肉」に似ている面が多いものの、味付けが大きく異なります。韓国の양념갈비は、醤油や砂糖、ニンニク、胡麻油などを利用した韓国独特の味付けが行われるため、日本の焼肉よりも味が濃く、辛みや甘みが強い傾向があります。また、양념갈비は焼く前に味付けをし、肉自体に味をしっかりと浸透させるのが特徴で、焼きあがった肉を野菜などで巻いて食べるのが一般的です。

소곱창

1. 오늘은 소곱창에 소주한잔 어때요?

日本語訳:「今日は、小腸焼きに焼酎一杯どうですか?」

2. 소곱창정식을 주문할게요.

日本語訳:「小腸焼きの定食を注文します。」

3. 맛있는 소곱창집을 알아요?

日本語訳:「美味しい小腸焼きのお店を知っていますか?」

「소곱창」は、主に韓国で愛されている焼肉(ユッケジャン)の一種で、牛の小腸を使います。まず、小腸を適切な大きさに切り、調理する前に十分に洗い清めます。その後、独特の味付けとともに焼き上げます。そのまま食べるのはもちろん、野菜と一緒に巻いて食べることが多いです。さらに、唐辛子やコチュジャン(韓国の唐辛子ペースト)を入れて味を調えることもあります。焼き立ての「소곱창」はジューシーで香ばしく、ビールや焼酎との相性も抜群です。そのため、夜の飲み会のメニューとして人気があります。

대창

1. 대창을 너무 좋아한다면 대창전골을 한번 먹어보세요.

日本語訳:「もしホルモンがとても好きなら、ホルモン鍋を一度食べてみてください。」

2. 대창구이를 먹으면 소주가 생각나는 건 왜일까요?

日本語訳:「ホルモン焼きを食べると焼酎が思い出されるのはなぜでしょうか?」

3. 매운 대창덮밥은 진짜 일품이에요!

日本語訳:「辛いホルモン丼は本当に一級品ですよ!」

「대창」は、韓国語で牛や豚の腸を意味し、日本語で「ホルモン」と呼ばれる部分です。大衆的な飲食の場でよく料理され、通常は「대창구이」と呼ばれる焼肉形式で提供されます。鉄板に載せて焼いた大腸は外側がパリっとし、中がもっちりとした食感が特徴的で、一緒に焼いたニンニクやネギと一緒に食べると、その風味豊かな味わいは食欲をそそります。焼き酒や焼き肉と一緒に飲む酒の肴としても人気があります。また、「대창덮밥」や「대창전골」といった他のアレンジ料理もあり、その臭みを上手く消しながらも独特の食感と風味を生かした料理が楽しめます。

막창

1. 막창을 먹으러 갈래요?

日本語訳:「マッチャンを食べに行きませんか?」

2. 막창은 겉은 바삭하고 속은 부드러워서 맛있어요.

日本語訳:「マッチャンは外側がパリッとして、中が柔らかいので美味しいです。」

3. 막창집에서 술 한 잔 어때요?

日本語訳:「マッチャン屋で一杯どうですか?」

막창は、ホルモン焼き(内蔵焼き)の一つで、韓国では非常に人気があります。韓国語では「막창」は、文字通りには「回腸」を指す言葉で、豚の小腸の最終部分、特に胃に近い部位が主に使われます。

この部位は、全体が脂に覆われていて、焼いた時の豚特有の風味と甘みが特徴的です。また、食感も特異で、適度な噛み応えと、噛むと肉汁がじゅわっと溢れ出るのが特徴です。

韓国の焼肉店では、この막창を豚皮ごと一緒に焼いて提供するのが普通です。焼くと、皮はパリッと焼けて、肉はジューシーに仕上がり、そのコントラストが絶妙です。また、막창には特別なタレをつけて焼くことが多く、そのタレがまた一味違った味わいを楽しませてくれます。

韓国語で「焼肉」を表現する際のポイントと注意点

日本語の「焼肉」は韓国語で「삼겹살(サムギョプサル)」や「갈비(カルビ)」などの表現が相当しますが、具体的な肉の部位やスタイルなどによって使い分ける必要があります。「삼겹살」は日本でいう豚バラ肉を指し、厚くカットされた肉を自分たちで焼くスタイルです。「갈비」は牛や豚のリブ部分を指し、甘いソースで漬け込んだものを通常は焼いて食べます。また、全般的な焼肉を指すときは「구이(グイ)」を使うことが多いです。

「焼肉」の韓国語表現まとめ

焼肉は韓国語で「구이」や「갈비」などと表現されます。どちらも直訳すると「焼く」や「リブ」を意味し、具体的な肉の部位や調理法に応じて使い分けます。例えば、韓国で人気の牛肉の「カルビ」は「갈비」、豚肩ロースの「サムギョプサル」は、「삼겹살」などと言います。また、「肉」は「고기」と言います。また、韓国の焼肉店を指す場合は、「고기집」を使います。